「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない」という名言がある。この言葉は単純明快でいい。今の世の中、その時に必要とする情報を調べて得られるため、いつの間にやら、それなりに能力があると思い込みやすい。例えものごとの表面的なことはわかっても、実際に体験がなければ本質的なことはわからない。一見はやさしそうに見えることでも、やったことがないと意外と難しくて、なんとなくできるふりして誤魔化したりする。
だけど、ここ最近は社会全体的にぼんやりしているから、そんな曖昧な態度を取ったとしても、思いのほか辻褄が合って噛み合ったりする。特に巷の話題だったらただの興味本位にしかならず、その時間が過ぎてしまえば、すぐに忘れてしまう。そう、自分に関係のないどうでもいいことに魅了されると、その1日の濃度が極めて薄くなって、あっという間に過ぎるだけだろう。
だからこそ、やはり人生はいろいろなことを体験し、自分の身の丈を知っていくことが大切だ。そうすれば、勢い乗って調子よくいくことがあっても、決して自慢しないし威張ることもない。根っこにできるまで苦労した経験があるため、少々上手くいってもおごることはない。大人ならではの対応ができるようなるのだ。つまり、いくつになっても思いっきり現場で汗を流して頑張ろう。 いろんなことを体験するのは、人生を充実させるための演出だ。その中をあわてず騒がず、ゆったりと日々を味わって、あるがままに生きていきましょう！
