知恩報恩

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「恩送りが恩返しになる。受けた恩を、その本人に返すことが恩返し。受けた恩を、他の誰かへ送ることが恩送り。どんな人も恩を受け、一人前になってきた。育ててもらったと恩を感じたら、誰かを育てることで、育ててくれた人への恩返しになる。恩送りをしよう。恩送りがつながれば、きっといい縁が広がってゆく」という名言がある。

「恩送り」とは受けた恩を直接恩人に返すのではなく、身の回りの誰かに送るという意味。私はこれまでの人生で諸先輩方がはじめ、年下の若者に至るまで多くの人にお世話になってきた。いろんなことを教えてもらい、やさしく支えてもらって、どうにかこうにか自分らしく歩んでいる。

つまり、恩は普段何気なく暮らしている中で、知らず知らずのうちに授かり、その力によって生かされている。さまざまな人の思いが重なり合って、たくさんの恩を受けながら、巡り巡って成り立っていく。だから、自分にできることで人を喜ばすことをモットーに生きれば、それが恩送りになっていくのだろう。