関ジャム

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日曜の夜に放映された「関ジャム 完全燃SHOW」は、ミュージックビデオの特集だった。ゲストとしてYouTubeでの国内再生数でナンバー1の作品を手掛けた映像作家や違和感を与えるような個性的な配色で残像を感じる絵柄を描くアニメーション作家が、自身の作品制作におけるこだわりや今現在のトレンドについて語っていた。私はようわからんけど、なにもかもが新鮮なものとして楽しめるため、ジッと番組の成り行きを見ていくことにした。

そこで気が付いたのだが、これも本というのか、とりわけ物語性のあるものを読まない人が増えているため、自力で頭の中にイメージを描けない層をターゲットにしているのだろう。また、なんがかんでもいってもアニメの技術レベルは高いから、1曲という短い尺の中にメリハリのある細かいカットを巧みに使い、映画1本分のストーリーを勢いよく展開させて、令和の時代の音楽ファンたちの心を鷲掴みにする。やはり音楽業界のアプローチの打ち方は日進月歩。実に洗練されながら向上してファンを熱狂させて巻き込んでいく。

そういう日頃は目にすこととのない世界を学ぶ時間になった。おっさんが背伸びしたら足をつるだけなので無理はできんが、なんとか最後まで見ることができたから良しということにしよう。もちらん、この夜は言うまでもなく熟睡することができた。しかも、寝落ちをして畳の上で寝てしまった。季節が夏なのだから、かすり傷ですんだけど、これからはいつ寝ても良い体勢で見なくちゃいけないと、ただ反省させられるばかりである。