自問自答

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ただ楽しくて好きだからやっているだけ。みんなに面白いと思われなくてもいい。もしかしたらたった1人だけが夢中になっているのかも。それならそれでもいい。他の人と比較してみようとは思っていない。自分自身が喜びを感じる濃密な時間を味わい。心が満たすことができたら、それで終わったりしない。いつまでも美術への夢を育んでいく。創作の基本はまだ学ぶことがあると思い続けること。「自分には何ができるのだろう」と自問自答を繰り返し、自分自身の可能性を切り開く生き方をすることが大切なのだ。
美術家の吉田朱里さんは美術の才能を成熟させるよりも、創作しているという充実感を求めていこうとしている。才能にこだわっていくより、創作するうちに得た気持ちを響かせて、それを面白がってくれる人たちと仲良くなれたらいいと考えている。つまり、自分の世界を創りつつ、作品発表することによって、自分に客観性を突き付けて自分を知り、たとえ打ちのめされても、体感で感じたものを楽しみたいのだ。いつも何かとぶつかりながら、その中にある小さな学びを発見して心を躍らせていたい。自分らしい手応えで刺激を受けることを学びだと信じて活動している。