寅さんの日

昨日の午前中、営業前に車に乗って出ようとしたら、エンジンがかかると自動音声で流れて、「8月27日土曜日、今日は寅さんの日」と、今日は何の記念日なのかを教えてくれた。そうだったよね、映画「男はつらいよ」シリーズの第1作が公開された記念日だ。ふと寅さんことを思い出し、俳優 渥美清さんの顔が頭によぎってくれば、当然、「わたくし生まれも育ちも葛飾柴又です・・・ 」と口上を語って、1曲歌わないと収まらなくなった(笑)。おかげで朝から寅さんマインド。気分の良いスタートになった。

その流れのまま迎えた午後、古くから友がやってきた。そこで、寅さんの記念日について話すと、彼の方が圧倒的に知っていて、「男はつらいよ」は映画の前にテレビドラマで制作され、そのタイトルは、周防大島生まれで昭和歌謡界の巨匠 星野哲郎の歌をヒントにしたので、映画制作する際にお礼に作詞を依頼して不滅のヒット曲が生まれたと教えてくれた。
 おおー!さすが我が知恵袋!クイズ番組のトップ賞でヨーロッパ旅行を獲得できた腕は落ちていない。その知識に脱帽するのみだ。その後も思いっきりバカバカしい話してから、友はYCAMで映画を観るために出かけていったけど、いつもながらモノ知りで楽しい時間がわかち合えた。
閉店後、ふと「男はつらいよ」のワンシーンが頭に浮かぶ。「人間が生きるってことはそれだけじゃ決してない。そうだからこそ、絵を描いて表現する人が必要なんですよ、つまり、芸術家がね。だから、美しい音楽を聴いたり素晴らしい絵を観て、感動するためにだって、僕たちは生きてるんじゃないですか」という寅さんの義理の弟、博(前田吟)のセリフを思い出す。ひさびさに寅さんに会いたくなった。映画を観たくなってきた。