即今 当処 自己

赤塚不二夫の言葉に「自分が最低だと思っていればいいのよ。一番劣ると思っていればいいの。そしたらね、みんなの言っていることがちゃんと頭に入ってくる。自分が偉いと思っていると、他人は何も言ってくれない。そしたらダメなんだよ。てめぇが一番バカになればいいの」がある。
なにごとでも伸びている人には共通点がある。それはいつも学ぶことがあると信じている。自分はまだまだ何かが足らないと謙虚な姿勢でいる。なぜなら、この世の中は諸行無常。その時々において最善の答えは変わっていく。明日が来れば今日とは違う風が吹いている。今日の常識が明日の非常識になることは特別なことではない。
だからこそ、新しい何かを身に付けようとして学ぶことが大切になる。同じものでも時代の見方によって違ってくることを忘れてはいけない。あらゆるものから何かを学び取ろうとする姿勢を持ち続けよう。つまり、無知の知であることを意識していく。これくらい知っていれば大丈夫なんてことはない。知ったかぶりをして生きていけば、足元の小さな石につまずくだろう。それ故に、こんなものだろうと高を括らず、どこまでも愚直に取り組んでいく。今ここで精一杯生きていこうとすれば、どんなことでも学びになるはずだ。