昨日より3日間、クリエイティブスペース赤れんがでは、幼児から若手美術家まで一堂に介するグループ展「赤れんが、文化創造の基地へ」がスタート。かつて田辺武さんが期間限定で赤れんがの建物を借り受け、アトリエ・ロフトと名付けて、自らの創作活動の拠点として活用するともに、美術文化の交流と発展にご尽力されたことを鏡見て、あの熱い息吹を堪能することを目的に企画した。
だからこそ、ここはアートの震源地としてふさわしい。先人たちが熱い魂が宿っているから血走ってくる。美術家が伸びやかにすくすく育つために必要なのは、合理的なカリキュラムや整備された環境ではない。尊敬すべき先人の頑張っている後ろ姿だ。実際に目にしなくても想像して、やる気が起これば成長していける。追いかけ続けて努力することが大切なのだ。