失敗は成功のもと

生とはプラスとマイナスの交錯である。だのに、人はプラスばかりくることを望みたがる。自分がやることなら上手くいって成功すると思い込みやすい。そもそも人間のすることなんか、最初から上手くいくことはまずない。例えば子供の頃に、自転車に乗ることができるまでには、何度も転んでは起き上がり、バランスの取り方を体が覚えて乗れるようになる。

いわゆる試行錯誤。何度も失敗を繰り返しいくうちに、難しいことでもできるようになっていく。要するに、失敗は成功のもと。失敗の中には成功するためのヒントが隠されている。その原因を探っていき、よく点をあらためてことで、成功へ近づくことができる。成功はたくさんの失敗の積み重ねの末の成果であり、失敗を恐れずに果敢に挑んだことが実ったのだ。

だから、失敗が成功の前段階である。そう思えば、失敗することは少しも怖くない。さまざまな試練で出会い、辛く苦しい目にあっても、あとはプラスの機会が待っていると考えてみよう。自分の力でマイナスをプラスに変えることができれば、どんな環境からでもやっていけるようなしぶとさが育まれる。それ故、コロナ渦で鍛えられた若者は期待できるはずだ!