３つのテーマによるシンポジウムを開催します。
■山口情報芸術センター開館５周年記念 シンポジウム■
情報と文化の交流拠点として2003年11月に開館した山口情報芸術センターは、今年で開館5周年を
迎えます。これを記念し、2008年度は開館5周年事業として、アート、シアター作品の滞在制作、
特別企画展、市民参加型のワークショップ、シンポジウム、活動記録の出版を行います。
これらの事業展開を通じ、これまでのセンターの活動を検証、地域への貢献、国際的な成果を評価し、
アートがもたらす"まち"への可能性を追求していきます。
YCAMから館外へ一歩足を踏み出し、湯田温泉や中心商店街とも連携しながら、山口のさまざまな人・
文化とコラボレーションを行うことで、新たな展開へつなげていきたいと考えています。
山口が持つ魅力的な財産が互いに出会うことで、それぞれの境界を越えた新しい価値と共感を
生み出し、"ひと""まち"を動かすエネルギー "都市のちから"へと発展していく、そんなモデル
ケースになることを期待しています。
■ＹＣＡＭコミッションワークの軌跡と展望 ～山口発、世界を巡るアート作品～
■日時 2008年11月1日(土) 14：00～16：30
ほかのどこでも生まれ得なかった作品を制作・紹介してきたＹＣＡＭ。国内外で巡回展示・上演
された作品の反応や５年間の業績を振り返りながら、地方の文化施設が果たす役割、アートと
情報メディアの今後について考えます。
■メディアアートとニュープロダクション ～プロダクション・コミュニティの出現とその可能性～■
■日時 2008年11月2日(日) 14：00～16：30
インターネット上のフリー百科事典「Ｗｉｋｉｐｅｄｉａウィキペディア」などのように
特定の企業や組織を越えた共作、互いの作品の共有や改変など、情報社会で広がる
新しい創作の方向性を考えます。
※同時通訳有
■発想法を発見する ～アートセンターから発信するもうひとつの教育～■
■日時 2008年11月3日(月･祝) 14：00～16：30
ＹＣＡＭでは、従来の教育にとらわれない新しい形のメディア教育を目指しています。
自然環境・社会環境と並ぶ、新たな第三の環境「メディア環境」の視点から、造形感覚、
時間感覚、独自性と共有の発展感覚を探求します。
■会場 山口情報芸術センタースタジオＡ 山口市中園町7-7
■入場無料
