尾崎眞吾さんが金子みすゞの詩から想像して描かれた鉛筆画作品をご覧ください。
學校へゆくみち
金子みすゞ
學校へゆくみち、ながいから、
いつもお話、かんがへる。
みちで誰かに逢わなけりや、
學校へつくまでかんがへる。
だけど誰かと出逢つたら、
朝の挨拶せにやならぬ。
すると私はおもひ出す。
お天気のこと、霜のこと、
田圃(タンボ)がさびしくなつたこと。
だから、私はゆくみちで、
ほかのの誰にも逢はないで、
そのおはなしのすまぬうち、
御門をくぐる方がいい。
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http://www.ozakishingo.com/
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