2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

先週、藍染作家 飴村秀子先生の作品を鑑賞。すると作品そばに説明文があるのに気づいて見てみると、なんて素敵なメッセージが書かれてあった。これこそ永遠不変のハングリー精神。どの言葉も熱量が高い。 その中の1つ『禊 (ヨハネ黙示録 22-14 2017年制作)…

無我夢中

その昔から「どうすればいい作家になれますか?」と尋ねてくる人がある。いわゆる「高く評価されたい」「稼げるようにならたい」という気持ちの持ち主。しかし、良い結果ばかりに心が奪われて、必要以上に他人の見解に便乗してしまうと、自分らしい個性がわ…

糾明

一昨日、防府市の文化施設アスピラートで始まったばかりの「飴村秀子の軌跡とそのグループ展」を鑑賞。なお、飴村先生とは呉市生まれた後、嫁ぎ先の防府市で日本工芸界を代表する藍染作家として大活躍。敬愛なクリスチャンでもあり、テーマは聖書の中から引…

老いては子に従え

いつの時代も世の中を明るくしてくれるのは若い力だ。なんてたって新しい発想は進歩の原動力になる。この世のものごとは、常に変化しとどまるところがない。そんな流れに若い連中はちゃんと合わせて、上手くやっていけるけど、年寄りを取ってくれば、そうは…

チャレンジャー!

室町時代に雪舟は遣明船の随行絵師として明(中国)に渡って、現地で禅学や画技を修めて帰国し、大内氏の庇護のもと雲谷庵を拠点に創作活動をして多くの作品を残した。要するに、当時の最先端芸術に海外で触れて来て、独創的な作風を創り出して、日本風水彩…

天職

「世間が必要としているものと、あなたの才能が交わっているところに天職がある」というアリストテレスの名言がある。 この世の中に、自分らしい才能が役だったり、必要とされるものであれば、それは天や神様が与えてくれた職業だと評価されるはず。言い換え…

虚心坦懐

ことわざの「虚心坦懐」とは、ものごとに先入観を持たない、ニュートラルな状態でいること。心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしているさま。故に、心を開いて相手に対して、ありのままを素直に受け入れることのできる心の状態を意味する。 今年…

自由ってなんだい!

英語の freedom と liberty はそれぞれ自由という意味である。ただし、 freedomは「生まれながらの自由」で、libertyは「自ら勝ち取った自由」という違いがある。これをざっくり言えば、「誰でも自由に美術家を目指していい」という freedom と、「自分の自…

しあわせ

「何がしあわせかわからないです。本当にどんなに辛いことでも、それが正しい道を進む中の出来事なら、峠の上りも下りも、みんな本当の幸せに近づく一足づつですから」という宮沢賢治の名言がある。 どんな時も自分の可能性を肯定的に見つめていこう。今チャ…

鍛える

「アスリートは、百ヤードの準備のために一万マイル走ることもあるだろう。量は経験を与えるのである」という名言がある。 美術家も同じようなことが言える。この世に美術家を目指す人は五万といる。そんな腕に覚えがある人たちがひしめく中で生き残るには、…

根っこ

「仕事には本筋の仕事と、本筋でない仕事とがある。本筋の仕事とは根のある仕事、本筋でない仕事とは器用だけの仕事のことだ」という高村光太郎の名言がある。 いわゆる本筋の仕事とは、土に植えられた根のある花と同じだ。なぜなら、どんな種類の花でも、種…

一番大切なこと

小説 星の王子さまに「おとなは数字が好きだから、新しい友だちのことを話しても、おとなは一番大切なことは何も聞かない。『どんな声をしてる?』とか、『どんな遊びが好き?』『蝶のコレクションをしてる?』とか言ったことは決して聞かず、『何歳?』『何…

猛烈な素人

「今日の芸術は、うまくあってはならない、きれいであってはならない、ここちよくあってはならない。私が主張する芸術の三原則だが、職人芸はまさに逆。うまく、ここちよく、きれいにできるものが職人芸であり、そこには芸術の生涯の真の感動がない。この世…

飛耳長目

「飛耳長目(ひじちょうもく)」とは松陰先生が好んでいた言葉。その意味は、自発的に知識や見聞を広げていくこと。自分の目で鋭く深い観察していくことを指す。いわゆるその人の人生において、自ら体験して得てきた情報は、とても価値のあるものになってい…

カリスマ

俗語でいう「カリスマ」とは、人々の心を引きつけたり、影響力を与える特別な魅力や能力の持ち主のこと。いわゆるカリスマ美容師やカリスマモデルなど、その分野の第一人者で大衆を信服させる不思議なオーラを持ち、多くの人から支持される花形を指す。 そん…

草莽崛起

幕末の長州藩士 久坂玄瑞が土佐勤王党の盟主 武市半平太へ宛てた書簡に 「つひに諸侯恃むに足らず、公卿恃むに足らず、草莽の志士を糾合、義挙の外にはとても策これ無きことと、私共同志申し合せ居り候ことに御座候。失敬ながら、尊藩も弊藩も滅亡しても大義…

種を蒔く

「惜しんでわずかに種を蒔く者は、わずかに刈り取ることしかできない。惜しまず豊かに種を蒔く者は、豊かに刈り取ることができる」というイエス・キリストの名言がある。 ギャラリーの使命とは何かと問われたら、創造の種を蒔くことだと答えたいと思う。なぜ…

自己に克つ

「戦場において百万人に勝つよりも、唯だ一つの自己に克つ者こそ、じつに最上の勝利者である。」というお釈迦様の名言がある。 たくさんの人に喜んでもらえる作品を創っていきたい。これは創作へ取り組む人だったら、こういうことは一度は願うだろう。しかし…

きれいな水

昨日のNHK朝ドラ『虎に翼』の番組終盤に、主人公の寅子と裁判官の男との「法律とは何なのか」についてのやり取りが素敵だった。寅子の「私たちはきれいなお水に変な色を混ぜられたり。汚されたりしないように守らなきゃいけない、きれいなお水を正しい場所に…

答え探しの旅

基本的に高校までの勉強には、明確な答えが存在している。こうしてこんなふうに問題を解いたら、答えへたどり着くようになっている。いわゆる暗記したり、教えられたとおりのことをそのまま答案に書けばいいので、公式や単語などをたくさん覚えることを奨励…

未来派

本日より開催する「新やま美サンカ6人展 そう、ここから」は、山口市にゆかりのある若者によるグループ展で、21歳から26歳までの大学生や大学院生、アシスタント、デザイナー、カメラマンと、いずれも美術に関わりながら生きている6名が出展します。 みんな…

プロセス

坂本龍一が残した「遊びは結果を求めませんし、プロセス。僕が音楽を作るのもそんなプロセスが面白いから。子供の砂遊びみたいに、何を作ろうとイメージするのではなく、いじっているうちに形になっていく。それが創作であり、僕にとって創作こそ遊びだと思…