2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

自発的

昨日、大阪の専門学校で夢に向かって走っている、知人のお嬢さんが夏休みを利用して遊びにやって来た。最後に会ったのはたしか7ヶ月前くらい。ひさしぶりに会ったら、やはり少し大人になっていた。ちなみに彼女はそこそこ良い成績だったが、大学進学すること…

自己との戦い

およそ美術とは自分との戦いなのである。とにかく自分に勝たなければいけない。または負けないために変化していくことだ。こんなことを言うと世知辛いイメージを持たれるかもしれない。しかし、実際に自分へ挑戦するからこそ面白くなるし、日々の創作へのト…

火事場の力

7月は兎にも角にもの自然の猛威に翻弄されっぱなし。台風に始まり、大雨、猛暑、猛暑、猛暑、猛暑、そして、また台風がやってくる。平成最後の夏、国民ほぼ全員がサバイバー。生命維持を第一に知恵を絞り続ける。今ここで何をどう動いたら良いのか?こんな時…

チャンスが訪れる

今週、思わぬ所から想定もしていなかった仕事が舞い込んできた。あまりにも突然で急な話し。しかもすぐに締め切りがやって来る。ただし、お話しをいただいた時点でイメージは浮かんでいだ。あくまでもライバルがいる世界のサポート。これが実るかどうかはよ…

リスペクト

昨日の午前中、20数年来通い続ける馴染みの理髪店へ。忙しさにかまけていたら、ボサボサになってしまった。ちなみにこの店には1年前くらいから修行中の若者がいる。明るくてきびきび動くイケメン君。店主に高校時代はサッカーにやっていたと聴き、ちょっとし…

温故知新

美術作品はどのように受けとめるのかで価値観が大きく変わるもの。個人個人それぞれの見解や見識、いろいろな観察力を使って批評することで、自分のストライクゾーンがわかってくる。そのヒントは先人たちの創作物。どう受けとめて、どう活かすのかが、ター…

心の持ち方

個展の初日、山口市は観測史上最高気温の38.7度を記録。灼熱の太陽が燦々と照りつける中で始まった。これぞ猛暑なのだと主張する下界の喧騒をよそに、ギャラリーの中は不思議な雰囲気に包まれて、いつの間にやら狂熱のことを忘れさせる。それは熱風のきれ間…

未来へ

美術三昧に明け暮れた大学時代。卒業後はお約束というのか、やはり社会の洗礼が待っていた。おそらくこうなると思っていたが、実際は想像以上に厳しい荒波に直面する。まったく思うように舵が取れないまま流される。とにかく焦って、思いっきり濁って、さら…

道楽

昨日、平井さんが初めて作品を購入していただいたお客様が来店。パッと風貌を見ただけで只ものではなさそうな雰囲気。しばし二人の会話を黙って耳を傾けると、当時の平井さんの心境をよく理解して、その作品を買おうと決めたことがわかった。作品の表面には…

絶対量

その道のプロを目指すのなら、まずはスタート地点に立つために、身に付けるべきことがある。それは小説家なら読書量、スポーツ選手なら練習量など、基礎能力を高める絶対量のことだ。だったら美術家になりたい人は、どんなことの絶対量が必要になるのか?き…

日進月歩

10年前、ジプリ映画が大好きな少女と出会った。物静かで、ハニカミ屋さん。どこか遠慮気味な雰囲気。だけど前向きでもあった。1人で考えて、1人で行動できる。自分と向き合っている姿が可愛かった。その後、美大へ進学。卒業するまで接点はなかったが、おか…

醍醐味

近年、あちらこちらの美術作品をリサーチして、そこから逆算して作品作りをする人がいる。これがビジネスなら問題ない。しかし、美術家になりたいのなら、それではいけないだろう。創作する人の基本は伝えたいメッセージ。作品の骨格となる発想や観点のこと…

銀色の道

初めて彼女と出会ったのは15年前。ナイーブな空気を醸し出す中学生。母親と一緒に来店して静かに作品を鑑賞していた。ほとんど何も話さなかったが、不思議な雰囲気が印象に残った。それから数年後のある日、美大受験について相談される。おお~、やっぱりそ…

規律

美術作品のつくり方には、一つの法則があるように思う。細かいルールをなくして、あまりにも自由になりすぎると、かえって戸惑ってしまうもの。ある程度の制約を設けないと創作はやりにくいものである。だから先人の美術を学び、それを破壊しては再生させる…

冷暖自知

諦めるの語源は明らめるである。言い換えれば明らかにすること。すなわち細かいところまではっきりとさせていく。自分を試して実力を知ることで、世の中の道理をわきまえられるのだ。自分の願望が達成できない理由が明らかになり、納得して断念するという達…

なぜ人は旅をするのか?と尋ねられたら、それは知らない場所へ行って、日頃使わない感覚を味わうことで、生命力が豊かになるからだと答えるだろう。実際に訪れたことがない場所へ行ってみる。知らない土地の人たちや文化を肌で感じたら、エキセントリックに…

好きこそものの上手なれ!

昨日、初めてお会いしたお客様に「美術家になるための条件とは何ですか」と尋ねれた。そこで「それは美術が好きであり続けること。当たり前に思われるかもしれませんが、これが第一にして最大のポイントでしょう」と答えた。創作が好きだったら自然に打ち込…

目覚めよう!

昨日、次の県美展に初めて挑戦してみたいという人と会った。とても前向きな志しで素晴らしい。人生はこれがやりたいと思った時が、その人にとっての絶好のチャンスだ。今以上の創造力を求めることで、新しい未来への出発点になるだろう。特に難しいことに挑…

和を以て貴しとなす

基本的に美術作品を鑑賞した時の感想は二つの要素から成り立っている。一つは建前だ。その場の空気にあった内容でライトに語り合うこと。作品の良し悪しが詳しくわからない場合は、相手(作者)が言うペースに合わせて、深く議論しない方が無難な会話になる…

すべての道はローマに通じる

誰でも生まれてから20代前半までは、自分探しをするための時間である。自分とは何者なのだろうか?何を得意として何ができないのだろうか。どんなことを特技にして、可能性がある素質を持っているのか。そんな問いかけに真面に答えられる人はめちゃくちゃ幸…

親しき仲にも礼儀あり

20代前半に出会って可愛がってもらったベテランのギャラリスト。その方に「美術家をお友達にしてはいけないよ」と言われたことがある。この意味は親しき仲にも礼儀ありだ。ベタベタしたずぶずぶの関係。なあなあの仲になってたらおしまいだ言われた。それは…

科学反応

「善者に親近すれば、霧露の中に行くが如く。衣を湿さずといえども時時に潤い有り」という言葉がある。これは霧や露の中を歩いていると、いつの間にか衣がしっとりとしてくるように、善人に接していると知らないうちに善い影響を受けるという意味だ。人は誰…

人間力

この世の中、自然の脅威には残念ながら勝てないもの。これほど科学が進歩して、いろいろな防災手段が成熟しても、まだまだ不十分で歯が立たない。この1週間、等身大の人間の弱さを身を持って教えられた。会期中、台風と大雨に見舞われてしまった作品展。それ…

容易に手に入る材料

郷土の巨匠、香月泰男画伯の名言に「毎日の食事のように仕事をしよう。殊更(ことさら)求めずに手近な、容易に手に入る材料で料理して食べよう」がある。これは現代になっても十分に通じる言葉。創作の動機になる中心的な題材を、遠く宇宙の果てまで求めな…

チームプレー

グループ展とはお互いの文化を分かち合うこと。個展と違ってチームプレーになるように心掛ける。ラッキーなことがあったら、みんなでそれを楽しめばいい。まわりの人の幸せを願える人は自分も幸せになれるはず。そして、それぞれの良さを称えて、異なる個性…

頂上(理想)

これから山登りをする人は自分が行きたい山について、およそどれくらいのレベルなのかを調べるだろう。例えどんなに低い山でも行き当たりばったりでは、次第に体力を消耗させて遭難などのリスクが高くなるはずだ。つまり事前準備を怠らないこと。頂上へルー…

本当の学びと

美術家になるための本当の学びとはなんだろうか?私個人の意見として言えるのは、美術の引き出しを増やすことだと思う。つまり壁にぶち当たった時、思わずつまづいた時、苦しくなった時に「ああー、そうだ!ああいう解決法を本に書いてあったな」や「以前、…

Never give up

「時は金なり」とは、時間は貴重なもの。金銭と同じくらい大切で価値がある。だから浪費するものではないという戒めの言葉だ。 ふと、このことわざが浮かんだのは、ロシアW杯でのサッカー日本代表の戦いぶり。初戦、開始3分で先制点と同時に数的有利の好運を…

高山流水

美術家同志のベストな付き合い方とは、お互いに高め合う関係でいること。お互いに主義主張を言い合い、真剣に意見を交し合い、自分のスタイルに気付くチャンスにする。つまり素晴らしい創作のために、いい競争が生まれることを目指し、本気で頑張り合うライ…

学校!

人生を学校だと考えてみよう。経験はすべて学びなるのだ。目の前に起きることによって才能は目覚めていく。どんなことも未来への宿題だと捉えよう。そう考えたらなんでも面白い。どんな時も前向きに生きられる。だったら頑張ろう!常に時代は変化していく。…