2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

好奇心を漲らす

人生に必要な情報というのは、ただ黙って立っていれば、自然にやってくるものではない。思いっきり好奇心を働かせてみよう。まわりから受けた刺激がエネルギーにしていくのだ。一番大切なのは自分らしい価値観で見極めること。マスコミやネットの情報なんか…

金の言葉

昨日、参加した人生の大先輩を偲ぶ会は学びの宝庫だった。スピーチされた方々の愛するべき故人への言葉は、そのひと言が嬉しくてやる気になったことなど、美術を支えるものがやるべきことを教えてもらった。時代も世代も違うけれど、そこには人である以上、…

出会いなんだ!

先日、ある若者から「これはスゴイ美術家と言えるのは、どれくらいのレベルなのですか?」と質問された。そこで「美術はスゴイと思える作品に出会った人は幸運なのだ。もちろん鑑賞する人の経験が積み重なって、そう思える作品と出会えることが理想だ。ただ…

果敢に進む

ことわざの「若い時の苦労は買ってでもせよ」。それは若い時にする苦労は必ず貴重な経験となること。年を取ってから必ず役立つから求めてでもした方が良いという意味だ。実際にわざわざ自由気ままな時間を捨てて、いばらの道をひたすら歩もうとする人がいる…

後天的なもの

自由と自分勝手は似て非なるもの。自由とは思うがままに好きなように具現化できる力。それなりに必要な技術や表現力が備わっている。その瞬間に浮かんだイメージを逃さず、作品にしていく能力があることをいう。本質がよくわからないまま、ただ無邪気にいい…

あおい日々

今やっていることは果たして正しいのかどうか?自分にとってどういう意味があるのだろうか?それがよくわからないまま制作している。美術家を目指す人はきっと漠然と活動することはない。自分らしいスタイルを求めずにはいられないはずだ。だから私も創作す…

絵師

近年、美術館ではマンガを題材にした展覧会が増えている。これは単なるブームに思われるが実際はそうではない。その世界の素晴らしさや面白さを理解し、必要性を語れる人が多くなったからだ。現在進行形で進化し続けるマンガ文化は、人々の心に夢や感動など…

もじる

「もじる」とは.著名な言い回しに似せて表現すること。そっくりそのまま転用するのではない。本質を押さえながら言い回しを換えて構成する。主にパロディーや風刺画などで引用されて、ウィットに富んだ空気を楽しむためにある。ここ最近、このもじるを楽しむ…

気のおけない人

「気のおけない人」とは、なんでも話しができる親しい人のことだ。ここ数日、気のおけない40代の仲間と美術談義をした。彼らとは冗談ともつかない会話でも、こちらの意図を察してくれて、本筋から外れずに話しを続けられる。また、自分のことを客観視できる…

ポジティブ

ものは言いよう考えよう。挑戦しての失敗は成功の母である。これから改良して上手くなっていくのだ。成果が出ていないのではない。いろいろな手法や技術を学んできただけだ。人に愚かだと笑われたっていい。大きな信念の持ち主だからだ。つまり運がいいと信…

ユーモア

今の日本に一番足らないのはユーモアだと思う。自分と意見が違う相手を敵意して、まったく対話する余地すら与えず、自分たちの既得権益を守ろうとする人が増えてしまった。真面目で正義感が強いことは良いけど、いつの間にやら坊主憎けりゃ袈裟まで憎くなっ…

熱意

どこからともなく突然生まれてくるのがインスピレーション。夢を信じて熱意を燃やした心に浮かんでくる。素敵な創作へ走り出すための起爆剤。ここ一番に出現してアクセントをもたらす。人は誰でもマンネリズムに陥りやすいもの。知らず知らずのうちに単調な…

一円相

「一円相」とは禅の世界では悟りの境地を表す言葉。丸い円を描くことは円満な悟りを表すため、欠けるところも余すところもない円を求める。そのためには自分とは何かを知ることだ。あちらこちらに頭をぶつけながら精進あるのみ。自分らしい個性を知るに、い…

足るを知る

美術の世界は兎にも角にも広いもの。学んでも学んでも知らないことだらけ。ソクラテスが唱えた「無知の知」ではないが、知らないことを知っている方が潔くてカッコいい。「私はなんでも知っている」という人や、もしくはネットで調べるから問題ないと考える…

球ひろい

野球用語の「球ひろい」。これは少年野球などの練習中にグラウンド周辺に転がった球を集める係のこと。通例としてレギュラー以外の新入生や下級生が行う。メインの練習に参加する時間が限られるため、理不尽で意味がないと言われかねないが、雑用に負けない…

自由奔放

美術への入り口はどこにでもある。その人が面白いと感じる場所から進めばいい。なぜなら個性はみんな違っているもの。それぞれの良さを活かすことが大切。どこから入ってもよくて、思うがまま自由にやっていこう。そして、すべての道は紆余曲折を経て繋がっ…

それに気づく心が美しい

私たちの周囲にはいつも美しいものがあって、とても豊かな世界の中に生きている。だからついつい当たり前にあるのだと思いやすい。そうすると知らず知らずに傲慢な気持ちは増長する。何かに喜ぶ感性は低下して無感動の人に陥るものだ。禅の言葉にある「花も…

筋金入り

正真正銘の筋金が入った人。誰でもできることを誰でもできないくらい究めていく。平凡が非凡になるまで、とことんやれる心意気がある。そして、「オレがやらなきゃ誰がやる!」と思い込んでいる。いわゆる職人気質。こだわりの深い価値観を持っているため、…

ビビッとくる創造性

創作することは楽しいのだと思えたら、それは美術家になるための第一歩だ。初めは上手や下手の技量の差があるけれど、ビビッとくる創造性やひらめきに喜びを感じ、美術に好奇心を持ち続けたのなら、自分らしい創作に向かっているのだ。どんな小さなことでも…

三人寄れば文殊の知恵

ことわざの「三人寄れば文殊の知恵」。その意味は例え凡人だったとしても三人集まって考えれば、素晴らしい知恵になっていくことだ。たった一人でどんなに考えてみても、良い知恵はなかなか浮かばないもの。しかし、三人集まって話し合うことで、素晴らしい…

個性的に生きる

人は誰でも素敵な個性を持っている。その人らしい特徴があって、2つとない感覚で自己アピールできる。だのにその個性を育てようとしない人がいる。みんながやることに心奪われて、自分も真似して喜ぼうしている。大勢の人たちの輪に入っていれば大丈夫。孤独…

自分探し

「自分探し」という言葉がある。こうありたいと願う、理想の自分に出会う旅のことだ。この旅を単純に言えば終わりはない。人は生きている限り、感覚は自然と変化して、世の中の環境も変わっていく。憧れる理想の場所、ゴールの位置は諸行無常。つまりひとた…

類は友を呼ぶ

ことわざの「ことわざの「類は友を呼ぶ」というのは本当だとしか言いようがない。気の合いそうな人や似通った面子は、自然に寄り集まって仲間になるものだ。昨日も事前に打ち合わせたように、ある時間に気が合いそうな連中が集まった。あり得なく確率で見事…

趣味と仕事

美術作品を制作する人を大きく2つに分けるとしたら趣味と仕事になるだろう。この場合の趣味とは純粋に楽しむことを言う。その人の意志によって好きな時間に好きなように制作し、美術の文脈などを気にせずに自由にやっていい。これが仕事になるとそうは問屋が…

本物の若さ

昨日、70代後半の尊敬している方とお会いする。とてもお元気そうだと思ったら、半年くらい前に不注意で足を痛めて、自宅で療養していたと言われた。幸いにも軽傷。しかし、外出できない不便な日々を過ごす。そこで長年の趣味である囲碁に取り組む。約1ヶ月半…

俯瞰する

人は権威に流されやすいもの。大昔、殿様のお墨付きという言葉があったように、その世界の権威や権力を持つ者の意志に、簡単に従ってしまう傾向がある。たしかに見る目のある人が選んだものは、それなりに合理性のある場合が多く、お墨付きがそのまま素晴ら…

寛容さ

美術というのはめちゃくちゃ寛容さがある社会だ。子どもの作品のように、表現手段が技術的に未熟であっても、骨格となる発想や観点が感じられて、その人らしさが伝わったらいい。そもそも美術には絶対的な明確な答えがない。だからある程度の許容範囲であれ…

携帯型通信電子箱

今の時代、老若男女の幅広い世代で、スマホに依存する人が増えてきた。もちろん、すべての人々ではない。しかし、新しい情報やその時に必要な情報を簡単に得られる道具によって、知識などの記憶力やよくわからないものへ推理力など、とにかく本来人間の持っ…

努力は人を裏切ると心得よ

「ゲゲゲの鬼太郎」作者の漫画家 水木 しげる氏。独特な画風と物語の展開で知られる。また、著書の「幸福の七か条」は人生に通じる金の言葉で書き綴られている。その第五条「才能と収入は別。努力は人を裏切ると心得よ」。初めて知った時から美術家のために…

嘘から出たまこと

本日は当ギャラリーの創設記念日。エイプリルフールの日にオープンした。当時、私は中2になったばかり。真面目な人たちが多くて、堅苦しい空気が流れていた。しきたりや作法を重んじる時代。そそうや悪さは誰かが見ているもの。神様や仏様よりも怖い世間様が…