2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

継続は力なり

その昔から美術家になりたいと思う人は多くいる。それは基本的人権の尊重と同じこと。誰でもが憧れて自由に目指していい。だけど、ある程度の年齢を重ねていったら、センスや技術などに違いがあることに気が付く。どんなに頑張っても評価されない作品。いく…

木を植えた男

この夏、お世話になった方が突然天国へ旅立った。まだまだそんな年齢じゃなかったのに・・・。とても悲しくて寂しくて残念無念だ。いつも自然体で本当に尊敬すべき人だった。自分のことをひけらかさず、誰にでも少年のようにやさしくて、あらゆる文化を今宵…

鑑賞の醍醐味

世間一般で素晴らしいと言われる作品でも、その評価を鵜呑みにしてはいけない。自分らしい目線にこだわって見つめよう。なぜなら美術作品は単純明快なものではない。「なぜそうなってしまったのか」とか、あるいは「本当にその表現でいいのか?」という疑問…

想像力の種

やっぱり人の話は面白い!一度も行ったことがない場所であっても、そこで住んでる友人に丁寧に教えてもらったら、具体的なイメージが持てるようになって、頭の中にクリアな像が浮かんでくる。そう、新しい想像力の種をいただいたのだ。これをひと噛みして味…

言葉

昨夜、放映されたドラマ「時代をつくった男 阿久悠物語」。私は阿久悠氏のファンなので、テレビの前でワクワクしながら見る。ストーリーは幾つかの著書に書かれていたもの。そのため本を読んで描いたイメージが、白黒からカラーに変わっていく。ぼんやりして…

運を学ぶ

運をよくするための最も簡単なコツは、運がついている人と仲よくすること。そう、古から美術大学へ進学したり、著名な美術家に弟子入りするのも、第一線で活躍する師のオーラにあやかるためだ。基本的に運のある人はプラス思考。例えピンチが訪れても人事を…

青春時代

昭和が生んだ偉大な作詞家・阿久悠。子供の頃、その歌はテレビから数知れぬほど流れていた。私が小学6年の時に流行った「青春時代」。ヒット曲の1つだ。当時、意味も知らずに口ずさむ。近年、たまたま目にした阿久悠の著書によると「青春という時代は不確実…

意欲

人は誰でも目先のことだけに捉われて生きやすい。ひとたび思い込んでしまったら、そこから抜け出せなくなるのだ。真っ直ぐな頑張り屋さんが陥りやすい罠だと言えるだろう。SNSにその日の創作をアップしていく。積極的なモチベーションは悪くない。ただし、い…

凡事徹底

50歳を越えてから流石に考え方が変わってきた。このところ特別に「面白い」とか、「美味しい」とか、「楽しい」を求めなくなった。それは平凡に生きることの素晴らしさに気付いたからだ。平凡とは退屈なイメージがあるけど、実は昨日と同じ自分でいることは…

思い込もう!

自分を一流だと思って生きてみよう!一流とは人それぞれの定義はあるだろうが、まずは自分が理想とする一流のモデルを見つけて、その人に近づけるように頑張るのだ。そう、どんな創作へのこだわりがあるのか?どんな発想から表現は生まれるのか?実際に真似…

境地

この夏、ひさびさにたくさんの宿題に追われてしまった。本当にやれどもやれども片付いてくれない。いや、次々に新しい宿題が増えていった。思わぬことに首を突っ込んだり、急に友人知人から頼まれごとができたりと、いつしか暑さも忘れるくらい動き回った。…

好奇心

好奇心とは「なんだろうか?」と疑問に思うことや「知らないから知ってみたい」という前向きな意欲のこと。誰でも何かを知りたいという生理的な欲求を持っている。自分の才能を計るために目安となる世界を求めているのだ。実は好奇心ほど素晴らしいエネルギ…

ひたむきに生きる

美術の才能がないと思うことは、決して悪いことではない。第一に美術に対して謙虚な心でいられる。一歩引いて人の言葉を聞くことができるし、いろんな知恵を知って授かる機会に恵まれる。第二に才能がないと思うからこそ、他人の創作を馬鹿にすることもなく…

汝自身を知れ

自分の実力を知ることは、ある意味、とても残酷なことである。私は若い頃に自分の実力を知るたび、無知なことに気が付いて辛い気持ちになった。あまりにも現実は理想と大きくかけ離れている。自信満々のテストが0点だったくらいショックで、自分の醜悪さに絶…

第10回 腕前探訪 ふるさとの匠たち

9月15日(金)より18日(月・祝)まで、防府市地域交流センター アスピラートでは「第10回 腕前探訪 ふるさとの匠たち」が開催され、萩焼陶芸家の大和佳太君や画家の岡本よしろう君、創作工芸家の郷頭麻衣子さんなどが参加いたします。どうそお楽しみくださ…

アレンジ

私がこの業界に入った頃、同世代の美術家はあまりいなかった。その大多数は年上だった。海千山千の先輩ばかり。70歳以上の大先輩もかなりいた。そんな方々に美術を教えてもらい、夢を大きくしてもらった。また、未熟さ故に失敗もしたし、思慮の足らない行動…

応援

小4の時、大好きなプロ野球チームの選手名をすべて覚えた。しかもフルネームで漢字まで書けた。もちろんすぐにできることではない。何度も繰り返して習得した。夢中になって努力した。自分としてはこの結果に大満足。すごい達成感があったのだが、本来、その…

大きな夢へ

普通に考えたら美術家になるなんて大変なこと。素晴らしい未来がやって来る日まで、乗り越えるべき壁は幾つもある。兎にも角にも甘くない世界だ。しかし、だからこそ美術家に熱くなってしまう。誰でも実現できる小さな夢より、茨らの道になっても大きな夢に…

時を越えて

昭和の頃、「歌は世につれ、世は歌につれ」という歌のナレーションがあった。その意味は、歌は成り行きにつれて変化し、世のあり様も歌の流行に影響される。世の中に存在するすべてのものは、互いに影響し合って変化し続けるということだ。美術の世界もまっ…

感謝!

本日、若いメンバーを中心にしたグループ展「GAO2017」展は皆様のお力のおかげで無事におひらきすることができました。心より感謝いたします。これからもそれぞれが創作活動を精進して頑張っていきますので、何卒よろしくお願い申し上げます!

琴線

ことわざの「琴線(きんせん)に触れる」とは、心の奥に秘められた感じやすい心情を刺激して、感動や共鳴を与えること。ビビッとくる直線的な衝撃ではなく、じんわりと染み込んで心情を刺激し、感動や共鳴を起こすこと。心の奥に眠っている感覚を目覚まして…

類は友を呼ぶ

ことわざの「類は友を呼ぶ」。気の合う者や似通った者同士は、自然に寄り集まって仲間になるという意味だ。やはり同じ夢を語り合える良い縁に恵まれたのなら、より夢が大きくなって発展させていけるだろう。そうなのだ。人と人との出会いは不思議なもの。自…

独創性

自分にとって美術とは何だろうか?その答えを求め続けている人には、新しい好奇心が次から次に生まれてくる。ひとつのことがわかってくると、もっともっと知りたくなって、どんどん美術の世界へ引き込まれていく。そして、何かを発見するたびに嬉しくなって…

極意

何が本当に好きなのか。自分でもよくわからない。どうしようもなく。そこで手当たり次第に試してみたけど、やっぱり上手くいかない感じ。少し冷却期間をおいてみたり、いろいろと変えてみたけど、どうしても納得いかない。その原因は果たして何だろうか?実…

問い

ここ数日、美術家を目指す若者と会うたびに「今あなたはどんな情報が足りてないと思いますか?」と質問している。これは自分に不足していることを、その場のひらめきで語ってもらい、必要なことを掘り下げるために行うのだ。だから回答はやるべき宿題を見つ…

拝借

基本的に若い人と仲良く語り合うには、自分にない価値観を聴き出すことだ。特に今の社会はこれまでになかった価値観が溢れている。自分の経験だけでモノを言ったら、時代遅れの昔話になるだろう。それより彼らの考えを自由に語ってもらい、自分の知らなかっ…

努力する才能

美術は生まれ持った才能がなくても大丈夫。どこにでもある普通レベルであっても、こつこつと自分の表現との出会いを信じ、辛抱強く努力する才能を磨けばいい。途中経過はどんなに苦しくても、ちょっとやそっとのことで挫けない。最後は必ず上手くいくのだと…

必然へ

昨日の夕方、山口大学であったオープンキャンパスに参加した先生と生徒が来店。出展者の7名中6名が山大関係で構成された、このたびの作品展を熱心にご覧いただく。感謝、感謝。そこで私なりに敬意を表して、山大と山口市の美術情報などをお伝えする。また、…

変革

ピンチはチャンスの始まり。真夏に「暑い、暑い」と、うなだれているだけでは、気持ちも弱って体調は崩しやすくなる。決して無理は禁物だけど、暑さによって鍛えられると考えて、心身にほど良い緊張感を持たせてやろう。人は困った問題があればこそ、何とか…

直感

思い立ったが吉日!これは面白いことだとひらめくのなら、今すぐに実行して確かめてみよう。そこには成功不成功なんてものはない。これから未来へ進むための1つの試金石。美術は実際に創作してみなくちゃわからない。なんでも経験になって成長させてくれるは…