2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

一生青春

どんな歳になろうと学び続ける人は、明るくて生き生きとしている。いつも新しいもの吸収しようとする意欲が、探究心や好奇心を活性化させ、視野が広がってやる気も湧いてくる。誰でも生きていくために、いろいろな判断や決断する瞬間がある。その時に基準と…

可謬(かびゅう)主義

可謬(かびゅう)主義とは、知識についてのあらゆる主張は、原理的には誤りうるという哲学上の学説。謬(びゅう)とは過ちのことを指す。つまり間違いを可として過ちを認め、気づいて修正する勇気を持つことが必要なのだ。世の中の仕組みにもルールにも完璧…

広大無辺

私の自慢できる長所の1つは、いろんな人たちと会話できることだ。これは子供の頃から祖父母や近所の高齢者をいとわず関わり、また、高校時代に異質なキャラクターの先輩をはじめ、文化圏の違う筋金の入った連中と付き合ったおかげだ。その時代に1つ1つ真面目…

初心忘るべからず

あれよあれよという間に10月も残りわずか。月初はこの季節に不似合いな暑さに襲われ、半ばからは脱兎の如く、急速に秋らしい気配に変わっていった。おかげでどこか浮足立って頭も身体も付いていけない。ああこれが秋なんだと実感できないままだ。それでも不…

我以外皆我師

人の才能は環境によって大きく左右されるもの。もし、よりよく成長したいのなら、自ら切磋琢磨できる環境に身を置いて、やりたいことと真摯に向き合うことだ。美術の分野においては師と呼べる人を見い出し、創作への哲学や身の処し方を学んだ方が早いだろう…

そのままの個性

ギャラリーナカノ 33分前 · 創作というものは実に奥深い。美術家を目指す人なら決して甘く見てはいけない。自分の好きなことだけを極めても一番の欠点は置き去りになったまま。ただ憧れているものに陶酔し、いくら名作をなぞっても発展することはないだろう…

未来への想像

昨日の夕方は時間ができたため、思い切って宇部の野外彫刻展へ行く。古くから著名な彫刻家を多く輩出した歴史のある公募展。私の若い頃は登竜門として輝いていた。今は海外からの応募も増えて、それなりに活気は維持している。しかし、コンピューターなどの…

通じ合う

毎年、若い人たちとの年齢差は広がるばかり。まあ、生きている限りは当たり前なことなのだ。ゼネレーションギャップなんて、30代後半からひしひしと感じ続けている。また、まったく理解できないことによく出くわす。今の20代は人口減少しているのに、我々の…

明るい方へ

本気で絵を描いている時は悩むことはあっても不安なんて感じないもの。創作に夢中になっている時は余計なことは考える暇はない。そして、ちょっとした美術の話題を投げかけたら、よくぞ聞いてくれましたと言わんがばかりに目を輝かして、嬉しそうな顔になっ…

美術談義

昨日、学生さんと美術家として生活できるのかについて語り合った。結論から言ったら世の中はそんなに甘くはない。美術家で生活できる人はほんのひと握りだけ。ミラクルを期待しても、自分の能力以上のことは起こらないもの。鑑賞者やファンを魅了できるよう…

打ち克つ

若さとは活力に満ちている時。心がプラスの状態を保って、果敢に挑戦していく情熱を持つ。例え失敗しても学びだと前向きに考える。自分の良いところを発見するために、何をやっても希望でキラキラしている。その希望は勝手な思い込みでもいい。根拠のない自…

善意に見つめる

楽しいことは目の前にある。わざわざ遠くの名所に行かなくても、見慣れた景色のちょっとした変化を楽しんだらいい。そう、断片から物事を読み取る観察力。これを鋭く磨いていけば、面白いことはいくらでもある。日常が楽しく感じられるようになるのだ。それ…

点と点を線でつなぐ

その昔、日本に在住するフランス人の美術家にお会いした時のこと。さすが日本の美しさに惚れて来ているだけに、親日ぶりを発揮する言葉が止まらなかった。やっぱりかなりの日本通。常日頃、こっちは当たり前だと思っているものの良さを教えてもらう。その中…

住めば都

高校3年間は通いであったが防府市で過ごす。本当にこの街のことをよく知らないのに飛び込んで行った。いくら情報の少ない時代と言えどもほどがある。まったく流儀は違って、入学当初から困惑の連続。ハッキリと物を言う文化にもビビリ、日常茶飯事、カルチャ…

勇気

もし美術家になろうと思うのだったら、積極的な心で創作していこうじゃないか!才能が開花するどうか悩んでも何も変わらないままだ。創作とは他人と競争している訳ではない。比較したところで幸せにはなれない。あくまでも自己との戦いなのだ。自分自身の才…

好きなことをやる!

その目標設定はどれくらい先にできることなのか?数年内にできそうなことなら、大したことはやり切れないだろう。だからと言って、いたずらに長い年月を費やば良い訳でもない。まずは公序良俗に反すことではなければ、どんどん自分のやり方を試して、好きな…

ぼんやりと

一昨日の夕方、ひさびさに列車に乗って防府へ行く。この日は週末の金曜日。ギリギリまで仕事に追われていた。そのため乗車後は、ぼんやりとするつもりだったが、いつものように人間観察を始めてしまった。人のちょっとした行動を見ては、勝手に妄想すること…

一期一会

ただ好きだから始めたこと。母校サッカー部の応援する理由は、後輩たちの努力する姿に刺激されたからだ。しかし、卒業直後は勝てない時代だった。たくさんの屈辱を共にする。それでもゲームに通い続けたのは、全国大会で勝つチームを目指し、鬼になった監督…

独楽

世の中、たった一人きりで楽しく過ごせることはない。ほんの数日なら何とか頑張れても、すぐに限界が来てしまうものだ。どんなに実力のある人でも、自分一人では楽しいは成り立たない。いろいろな関わりに中にいるからこそ楽しいと感じれるのだ。美術家もた…

日々是好日

私のモットーは「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」。高校時代に学校で習った言葉。その意味は今日1日を肯定的に見るために、やるべきことはすべてやろうだ。実際には簡単ではないけど、そうあるべきだと戒めたい時に思い出す。この言葉は美術でも通じる…

人真似とマンネリ

図書館で偶然出会った まどみちおさんの本。百歳の記念に出版されたものだった。言わずと知れた郷土の大先輩。そして、神の域に達した巨匠。本来なら正座して拝読するのがお点前だろうが、ユーモアたっぷりの語録はリラックスした姿勢が一番だ。それにしても…

チャンス

ギャラリーにいると毎日いろんな人に遭遇できる。お客様や鑑賞者、美術家、友人、知人、その他にも様々な人が訪れていただける。とても有難いこと。感謝、感謝!本来はこの場所から外に出て、歩き回って得られるもの。そんな貴重な出会いや情報とはたびたび…

批評

美術批評とは創作の美点や欠点を具体的にあげて、その価値を高めるためにいろんな角度から考えること。美術家として成長するには必要不可欠で、今の実力をハッキリとさせるためにある。だから果敢に個展やグループ展で作品を発表する。または公募展などで腕…

真性中2病

それなりに年齢を重ねても元気の良い人。未来に何か期待できるものがあるのだろう。それは他人から評価されなくてもいい。自分がワクワクできるのなら続けるべき。公序良俗に反することなく、一般的な許容範囲なら何でもやるべし!そして、もっと若い時から…

感覚的

昨日、親しいお客様から「この作品はどう観たらいいのか?」と尋ねられた。たしかにこれは現代美術と言われる分野の作品。日頃より観慣れていない人なら、どう受け止めたら良いのか迷うだろう。そこで「美術鑑賞の答えに正解・不正解はありません。眼に観え…

数年前、今は天国にいる義兄が通った病院の待合室の本棚に、思想家・中村天風について書かれた著書があった。最初はそれほど興味はなかったが、点滴などの治療中、長い待ち時間をつぶすために手に取って読んでみた。するとすぐにハマってしまった!なんて単…

自分らしさ

自分らしいスタイルで創作していこう。美術家になるためには借りものではいけない。どこかにある借りものなら、必ず誰かが見抜かれてしまう。美術の世界はそんなに甘いものではない。自分らしい表現できるかどうかが問われる世界だ。だから稚拙でもいいじゃ…

新時代

お笑いタレントのダウンタウン。それまでの師弟関係ではなく、吉本興業が開校した養成学校の第1期生。当然、初めから飛び抜けた才能もあったが、先輩から芸を指導されないまま、独自で生み出した新しいお笑いで大活躍する。私は彼らとほぼ同じ年。どこかで通…

美術談義

日曜日、主宰した美術研修会の翌日に若者はやって来た。おそらく講師たちの作品を観るだけのつもりだった。だけど、偶然にも研修会の講師が居合わせた。そこで美術談義ができるように簡単に紹介する。滅多に会えない歩く美術百科事典だぞ。なんでも質問すれ…

一冊の小説

誰でも自分の人生の出来事を書き綴れば、一冊の小説ができ上がるだろう。みんななんだかんだ言っても、自分にしかない人生を歩んでいる。それをそのまま素直に書き起こすだけでいい!無理矢理に奇想天外な脚色をしなくても、それなりに面白いドラマになって…