2017-01-01から1年間の記事一覧

報恩謝徳

今年もありがとうございました!おかげさまで無事に新しい年を迎えることができます。心より感謝しております!この1年を振り返ると、いろいろな方々と出会って、美術について語り合い、たくさんのコミニュケーションを楽しみ、その都度、多くの学びがあった…

探究心

「人生は一冊の書物に似ている。馬鹿者たちはそれはパラパラとめくっているが、賢い人間はそれを念入りに読む。なぜなら、彼はただ一度しかそれを読むことが出来ないのを知っているから」というのは、ドイツの作家 ジャン・パウルの言葉だ。近年、私たちはス…

感応道交

昨日、山口県にゆかりのある若い美術家と初めて会った。子供の頃からは広島市育ち。大学からは活動拠点を東京に移し、美術専門誌での編著や個展など、精力的に作品発表している。この秋、そんな彼とは一本のメールで繋がった。美術プロジェクトへの協力依頼…

関心力

先日、「どうやったら感性は豊かになりますか?」と、美術家志望の若者に尋ねられた。そこで「自分は何に関心があるのかをいつも意識していたら感じるものは広がりますよ」と答えた。そう、感性を磨くには何も特別なことをする必要はない。日常のあちらこち…

金の卵

近年、私のギャラリーでは金の卵の若い女子が増えている。これは美大などへ進学して、美術を志す女性が多くなったからだ。つまり美大は時代と共に変化し、男女の比率は正反対になって、女子が活動しやすい社会になった。男女がフラットに活動できる、グロー…

一切行苦

今よりもっと良くなりたい!そう願って創意工夫していく。意欲的に努力するから成長できるのだ。ただし、理想が高くし過ぎるとコンプレックスの元。本当の姿を見ないようになって、いつも肩には力が入りっぱなし。周囲に強気に虚勢を張り続けて、ホット一息…

創作意欲

近年、作品を持ち込んでくる若者が増えてきた。そのほとんどはアポなし。突然やってくる。まあ、それでも慌てず冷静に見られる年齢になった。ただし、決して上からは見ることはない。あくまでもその若者の目線に合わせる。自分が若い時を思い出し、悩みや苦…

サンタクロース

サンタクロースとはクリスマスイブに、子供たちにプレゼントを届ける人物のこと。全身赤い服装に真っ白なヒゲを蓄えて、トナカイに乗って登場すると言われている。この起源は諸説いろいろあるが、その真偽を確かめてもあまり意味はない。世の中は確率的に起…

イニシャル

30数年来の友人D君。お互いに言いたいことを言える仲。切っても切れない腐れ縁。そんな彼の趣味と言えば競馬だ。大きなレースがある前日に来ては、血統、調教、コースなどなど、ポイントのすべてを解析して熱く語っていく。特に最近は専門紙も真っ青になるほ…

ローカル色に富む

今の若者たちにはローカル色というものは存在しないのかもしれない。街のあちらこちらに全国チェーンのお店が存在し、また、ネットによって最新の情報も流行の欲しいものも簡単に手に入れられる。そのため土地に代々続く文化に染まることなく、一見は都会に…

質実剛健

ひと昔前、あるサッカー強豪国では、子供たちに細かい技術指導をしない、ということを本で読んだことがある。その理由はとてもシンプル。一流選手のプレーを見よう見まねして、自分なりに身に着けるかどうかが才能なのだ。サッカーは素晴らしいものに触れて…

一隅を照らす

昨夜はお世話になった方の定年退職の送別会へ参加。20数名が集まって長年の功績をたたえた。いつも前向きな発言で周囲を明るくするムードメーカー。変に恰好をつけたり、威張ったりすることもない。メッキではなくて本物の真ちゅうのような魂。一隅を照らす…

目的意識

関心が高いものは例え遠くであっても見えてくる。目的意識があるものは良くしようと努力するため、小さなチャンスにも機敏で逃しはしない。目に見えるもの、耳に聞こえるもの、肌で感じられるものなど、心のアンテナが鋭く反応して受信する。これと同じよう…

思い立ったが吉日

自分は美術の才能があるのかどうか?頭の中でいくら良い想像が浮かだとしても、それを期待通りに具現化する能力は、実際にやってみなければわからない。だから自分にはあるのだと信じて生きていこう!創作は思うようになるまで何度も何度も繰り返して挑戦し…

可愛い子には旅をさせよ

誰だっていつまでも若いわけではない。生きている限りは確実に年齢を重ねていく。ほっといても若い時なら、けがれのない光を放ち続ける。純粋に恐れを知らない若さがあるからだ。キラキラとかピカピカという天然の輝き。若年層のある時期を過ぎてしまえば、…

反骨芯

携帯電話で連絡先を登録できるようになって、電話番号を覚えている必要性がなくなった。デジカメが一般的に普及したことによって、目にするものをなんでもかんでも写して、その瞬間を目に焼き付ける集中力がなくなった。いつもスマホやタブレットを持ってい…

ただ、僕が僕であるために

創作して生きている人は世の中のどこにでもある、ありきたりの生き方をしている訳ではない。創作している人っていうのは、結局美術にすべてを賭けている人生。一般の人より上手くて素晴らしいと言われて当然と言えば当然。だけど、それが美術シーンに通じる…

プラス志向

世の中はいつも新しい創造力が生まれることを期待して待っている。そして、美術家を目指す人たちは、その好奇心をくすぐるものに敏感に反応して、自分のワールドを創作していくのだ。誰もが知っている既存の美術になればなるほど、形式やルールなどが幅を利…

推し量る

昨日に引き続き、今年の新語・流行語大賞になった、もう1つの言葉は「忖度(そんたく)」。他人の心を推し量ること。また、推し量って相手に配慮することだ。美術で例えるなら「作家の意図を忖度する」というように、鑑賞者が作品から創作した者への心情や背…

インスタ映え

今年の新語・流行語大賞になった「インスタ映え」。SNSのインスタグラムに写真をアップした際におしゃれに映える、見栄えが良いという意味で用いられる表現だ。ここ数年、ネットネイティブと呼ばれる世代を中心に、モチーフの画面カット技術は格段の進歩を遂…

当たって砕けろ

美術家とは決して簡単になれるものではない。長い歳月をかけて才能を1つずつ積み上げていく職業。美術の世界はとても広い。そのため知らないことは多くあるし、横一線にいるライバルとの競争も生まれてくる。そして、新しい創造へチャレンジすれば、失敗する…

南山之寿

この1年、ギャラリーの出来事を象徴する漢字一文字と言ったら、それは間違いなく「寿」という字になるだろう。例年、私に関わる友人知人たちはそれなりに結婚している。しかし、今年はなんと10組を越えてしまった。これは近年急増している若い世代が、相次い…

百花斉放

人は誰でも十人十色。いろいろな個性を持っている。それぞれに心が燃えるものは違う。そう、自分にしかない個性があるのだ。そう思えるものに出会えたら挑戦したくなる。「これぞ!」と、ピンとくるものなら取り組む姿勢が変わっていく。自分をよく見極めて…

我思う故に我あり

世の中で一番わからないものとは案外と自分のことだったりする。そう、この世には自分とまったく同じ人間は存在しない。みんなイレギュラーな個性を持っているため、成功した人を真似しても成功できないのだ。だから自分の個性を知るためには多くの人と会っ…

酒はホロ酔い、花はつぼみ

先週の土曜日、絵本作家 長谷川義史さんと奥様で同じく絵本作家 あおきひろえさんご夫妻との懇親会に参戦。閉店後に懸けつけたため、スタートは遅れてしまったものの、普段通りノンアルコールでも大丈夫!私らしいパフォーマンスで溶け込み、気の合う方々と…

先ず隗より始めよ

美術家になりたい人は美術館や画廊などで、いろんな美術へ触れることで独創的になっていく。なぜなら美術は多種多様のあらゆる表現手段がある世界。その中で自分らしい個性を発揮するには、理想に近いモデルを見つけること。やるべきことがハッキリとして、…

一子相伝

あの日から4年の月日が経ってしまった。時はあっという間に過ぎていく。無常なもの。しかし、今もそのうちにどこかで会える感覚のまま。まだ、どこか遠くで新しい創作のために、奮闘している姿が目に浮かぶ。そう、美術家は作品が残るから永遠に魂があるのか…

耳を傾ける

美術家になるためには、その道のプロから一般の愛好者まで、様々な鑑賞者たちと出会うことだ。なぜなら違った批評を受けることによって、長所と伸びしろに気付かされて、これからの創作活動が方向性が見えてくる。つまり言葉によって新しい価値観を発見され…

チャレンジ!

ことわざの「若い時の苦労は買ってでもせよ」。若い頃の苦労は自分を鍛え、必ず成長に繋がっていく。苦労を経験せず楽に立ちまわれば、将来自分のためにはならないという意味だ。歳を重ねてしまうと、無駄なことを嫌って活動範囲が狭くなって、次第に凝り固…

自分次第

一生かけて実現したいと思うような大きな夢を持とう!どうせやるなら人生が終わる日まで持続できる、途方もなく大きな夢を描いて挑戦していこう。やりたいことを実現するために努力するのは、好きなことと向き合って生きる幸せな時間なのだ。例え同じような…