2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

意義

昨日まで開催していた「臼杵万理実 はやしいくみ 作品展」は、予想を上回る人出にめぐまれて、大盛況のうちに幕を閉じることができました。彼女たちをあたたかく応援してくださった皆様に厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 なお、このたび…

天賦の才

「いかなる星にも光あり、いかなる花にも香りあり」という名言がある。 これはどういうものにも、それぞれだけが持つ資質があって、無限の価値が存在する。その価値を発見し、深く掘り下げて、より価値のあるものにするために、一生懸命に努力していくこと。…

心を真似る

「真似をするときには、その形ではなく、その心を真似するのがよい」という名言がある。 たしかに、ただいま作品展を開催している臼杵万理実さんと、はやしいくみさんは出会ってから7年半、それぞれが持つユニークな個性を尊重し合い、また、互いのモチベー…

曲がり角

小説 赤毛のアンに「私がクイーンを出るときには、自分の未来はまっすぐに伸びた道のように思えたのよ。いつも先まで、ずっと見通せる気がしたの。ところがいまは曲がり角に来たのよ。曲がり角をまがった先になにがあるかは、わからない。でも、きっと一番よ…

雑事はなし

彫刻家 ロダンが残した言葉に「経験を賢く活かせるならば、何事も時間の浪費にはならない」がある。 たとえば、思い通りにならずに悔しかったこと、失敗をして遠回りしてしまったことなど、目の前の出来事に無駄なんてものはない。なぜなら、その人がこれか…

育んでいく

「人生はすべて次の二つから成り立っている。できるけれどもしない。したいけれどもできない」という名言がある。この2つのことを美術家を目指す人で例えると次のような感じになるだろう。ビギナーなのだから、創作の幅を広げるために、基本的なことを学ぶべ…

夢はでっかく 根はふかく

「夢はでっかく 根はふかく」という詩人 相田みつをの名言がある。いわゆる大きな木の下には、根っこが地中深くに伸びているため、重みに耐えて凛と立っていられる。これと同じように大きな夢を実現したいのなら、目に見えない根っこを深く伸ばすこと。大き…

化学反応

「二つの人格の出会いは、二つの化学物質の接触のようなものだ。 もしなんらかの反応が起きれば、両方が変質するのだ」という名言がある。 美術というものは生涯にわたって追い求めていける深みのある世界。いくら真面目に学んだとしても、常に新しい表現も…

自然体

「成功するためには、自然体でいるのが一番です。オリジナルというのは、どんな優れたコピーよりも、よくできているのです」という名言がある。 いわゆる自然体とは、よく見せようとして無理することなく、普段どおりの姿でいること。やみくもに流行を追いか…

好きこそものの上手なれ

ことわざの「好きこそものの上手なれ」。自分が好きなことだったら自然に打ち込んでいけるもの。いつの間にか必要なことを進んで得ようとしたり、さまざまなことに創意工夫していくため、好きなことで才能を発揮できる可能性は高くなる。 ただし、好きが生半…

失敗は成功の母

「将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない」という名言がある。 そもそも…

魅了

サルバドール・ダリが唱えた「画家になりたい者への10原則」。その第1条、「画家たるものは、貧乏より金持ちであるほうがよい。自分の筆からどうやって金や宝石を生み出すのか学ぶのである」に感心してしまった。 さすが奇抜な世界で人々を酔わせる天才画家…

習うより慣れよ

ことわざの「習うより慣れよ」とは、あらたまって人から教えてもらうより、実際に経験を積んだり、練習を重ねたりして、体で覚えていくほうが、しっかりと身につくという意味だ。 これはまさに美術のためにあると言っていい言葉だ。知識として美術を教わるよ…

唯我独尊

大ヒット曲、世界に一つだけの花に「ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」という歌詞がある。この一節を私なりに以下のように解釈してみた。 人は誰でも自分にしかないものがあるため、まわりの人と比べると異質なものと感じたりし…

タイムマネージメント

「もし成功を願うならば、それ相当の犠牲を払わなくてはなりません」という名言がある。 そう言えば、何年か前に人気者になったお笑いタレントが成功するまでの過程をついて語るテレビ番組があった。その中で印象に残ったのは、お笑い養成所を卒業後、生活費…

ひろげていく

名言にある「調べ高ければ、聴くもの稀なり」。この言葉は専門家による専門分野についての話しは、一般の人にすれば専門用語が多過ぎて理解しにくいもの。そこで、相手に自分のやっていることを理解してもらうために、言葉をかみ砕いて伝える努力をすること…

触れる

「たくさんのことを生半可に知っているよりは、何も知らないほうがよい」という名言がある。たしかに中途半端な知識があると、ものごとの本質を見誤ってしまう。また、かじった程度のことだったら、つまらない先入観になって、才能を伸ばす要素の妨げになる…

酔っ払い

「若者は自分には十分な分別があると思っているが、それは酔っぱらいが自分は酔っていないと思うのと同じである」という名言がある。 そう言われてみれば、私は20代の時の方が今よりも遙かに美術について自信を持っていた。なぜかというと 、あちこちの美術…

利他主義

アリストテレスの「世間が必要としているものと、あなたの才能が交わっているところに、天職がある」という名言がある。 おおー、なんてわかりやすい言葉だ。この世に自分らしい才能が役立ち、求められるものだったら、それは天や神が与えた職業だと言われる…

くもりなき一つの月

一休禅師の名言に「くもりなき一つの月をもちながら、浮き世の雲に迷ひぬるかな」がある。この言葉は、人は誰でも曇りのない明るい月を心に持ちながら、浮き世のさまざまことに惑わされて、いつしか輝きがなくなるという意味だ。 私はこれまで美術家を目指す…

はじめは

ピカソの言葉に「いかなる創造活動も、はじめは破壊活動だ」がある。やはり新しいものを創り出していくためには、これまでの常識や価値観などの壁を壊すことから始まる。美術活動の経験が長ければ長いほど、さまざまな知識と情報が頭に染みついているからだ…

岡本太郎の著書に「音感がいいとか悪いとか、そんなことはどうでもいい。大体、画才があるやつにロクな絵描きはいないんだから。センスなんかに頼るから駄目なんだ」がある。 この言葉は素晴らしい美術家になるためには、それなりにセンスがよくなければなら…

コロンブスの卵

探検家 コロンブスの言葉に「0から1を創るのは難しい。1から2を作ることは易しい」がある。 たしかに美術の世界でも、今までになかった表現を創ることや、新しい世界観を具現化することは容易ではない。何か流行っているものを模倣したり、表層的なものをア…

熟成

「どんなに勉強し、勤勉であっても、上手くいかないこともある。これは機がまだ熟していないからであるから、ますます自らを鼓舞して耐えなければならない」という名言がある。 この言葉は、自分なりにとことん努力しているのにも関わらず、なかなか良い結果…

新聞

朝日新聞の連載『折々のことば』。先日、掲載された「黒と白の鍵盤でできているアコーディオンとおなじに、言葉は黒(文字)と白(紙)でできている」という一節に引き込まれた。さらにその解説文の「さまざまな色彩、微妙なニュアンスにみちみちた音の世界…

勇気

「今の日本の若い人に一番足りないのは勇気だ。『そういうことを言ったら損する』ってことばかり考えている」という白洲次郎の名言がある。 たしかに若い時はついつい遠慮しながら発言することがある。「こうすればいい」と思うことでも、まだまだ経験値が足…

信じる者

「私自身について言うなら、よいアイデアの生まれるのは儲からなくてなんとかしようと苦しんでいる時である。だから私は、儲かることをあまり喜んでいない」という名言がある。 この世の中、上手くいく人は苦しくなっても負けず、もうひと踏ん張りして解決の…

再発見力

「本当の旅の発見は新しい風景を探すことではなく、新たな視点を持つことなのだ」という名言がある。いわゆる見知らぬ土地へ旅に出れば、もの珍しさもあって新しい発見の連続。また、異なる風習や習慣に戸惑いながらも、日常とのギャップの大きさに刺激され…

若々しく

「学び続ける人は、たとえその人が80才でも若いと言える。逆に学ぶことをやめた人は、20才でも年老いている。人生で最も素晴らしいことは心をいつまでも若く保つということだ」という名言がある。 そう言われてみれば、美術界はキラキラしている高齢の人が多…

使っている鍬は光る

レオナルド・ダヴィンチの言葉に「鉄が使用せずして錆び、水がくさり、また寒中に凍るように、才能も用いずしては損なわれる」がある。さすが美術や建築、科学に数学など、人の持ちうる才能をこれでもかと引き出し、さまざまな分野で多才を極めていった人物。…