2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

変化

48歳の頃、私の人間関係は年上と年下の人数がほぼ五分五分になってきた。それまでは年上の人が多くて、美術の面白さなどを教えてもらっていたが、40代に入ってからは年下の人材が増え始めてきた。これは意図的にした訳ではない。世代交代の新陳代謝が始まっ…

一途

今年の8月は不覚にも夏風邪に始まる。ここ数年、冬場でさえ風邪をひかなかったのに、約1週間ほど咳とクシャミのオンパレード。幸いにも軽症だったが、その原因はやはり待ちに待った母校の甲子園出場。初めて県大会決勝戦を応援した高2の夏から35年。ずっと敗…

破顔

12年前に出会った高校生。少し生意気だったけど、人懐っこくて憎めないキャラクター。なんだか面白そうなので、すぐに仲良くなった。親子くらい年の差は離れているものの、どこかフラットな気分で付き合えた。その後、しばらくはやり取りがあったが、ある時…

余韻

余韻というものは簡単に冷めるものではない。いわゆる「感動した!」なんて言葉があるけど、本当に心から感動したのならば、響き渡るエネルギーはずっと熱いままだ。そう、目の前に起きていることが、果たして現実なのかと疑いたくなるほど、ドラマチックな…

根性!

昨日、若者から「プロの美術家とは、どういう人を言うのですか?」と聴かれたので、すぐに「プロ根性を持っている人ですよ」と答えた。なぜならプロの美術家と呼ばれる人は、自分には素晴らしい能力があると信じて創作している。しかし、どんなに自分が上手…

人生の基本

思い切ってやってみよう!うまくいかなかったら、どうしようなんて心配し過ぎたら自滅してしまう。実力的にはできることであっても、気持ちが後ろ向きだと腰が引けてしまい、持っている力を存分に発揮できない。それよりもやるからには、きっとうまくいくと…

言葉

甘い言葉と優しい言葉は似て非なるもの。甘い言葉は一時的には心地良いけど、お酒と同じで醒めてしまったら現実に戻される。その人にとって改善すべきことはさておき、その場しのぎの安らぎにしかならない言葉だ。それと違って優しい言葉は、どちらかという…

現在戦争画展

8月18日の産経新聞文化欄に、TAV GALLERY(東京・高円寺)で開催中の「現在戦争画展」の記事が掲載され、山口県生まれの美術家・白藤さえ子さんのコメントもあります。どうぞご覧ください。 ■現在戦争画展 2016年8月5日(金)~28日(日) 13:00 - 20:00 休…

自由

美術の自由とは、自らの意思のまま、思い通りに創作することだ。勝手気ままにやりたい放題ということではない。自分の創りたい世界を、自分の意思で決めて行動していく。こんな作品を創りたいと目指すことに始まる。美術として成立できるように多くの表現や…

幸福

先日、ある方から美術家にとっての幸せって何だと思いますか?と尋ねられた。おおー、なかなか面白い質問だ。頭の中をフル稼働させてもらえる。まあ、美術家はそれぞれタイプが違うため、幸せだと感じるものは無数にある。だから遠慮なく自分の意見を言った…

感じて動く

いつもやる気十分で、元気いっぱいで、意欲が満々なんて人はいないだろう。こんな晴れの日ばかりだったら、頭の中は砂漠になってしまいそうだ。モヤモヤする曇りの日があって、ジャージャーする雨の降る日もあって、いろんな天気の中で生きるから人間味は豊…

観方

美術はどういう観方をしようと自由である。あれこれ考えて悩むより、ひらめく直感で勝負するのだ。同じ一つの作品でもいろいろと違った観方をして楽しめばいい。だったらできる限り作品の面白さを発見して、少しでもプラスになるように観ていこう。どんな作…

価値判断

おそらく史上最高に暑い夏。梅雨明けしてから猛暑日の大連発。そのうち涼しくなるだろうは淡い希望のまま。まあ、自分の思い通りにいかないのが人生なのだ。すべての好条件が揃うなんて滅多にない。だったら暑さと向きってみよう!暑さから逃れようと思えば…

目標

夢は叶うと思うからこそ、未来は面白くなってくる。夢を追いかけて生きていけば、例えそれが上手くできなくても、自分の未来を自分の手で創意工夫するきっかけになる。自分は本当に何がやりたいのか?それが本当に好きなものなのか?こうやって自分自答を繰…

人生の主役

過ぎ去った日々の出来事を貴重な体験として受け止める。時々立ち止まっては、あるがままの自分史を受けとめて、反省する機会にしていこう。そう、これまで過ぎたことはこれでいいのだ。大事なことは今から先に何をやるべきかだ。人は過去を変えることができ…

目から鱗が落ちる

昨日は目から鱗が落ちるの大連発!ある若い夫婦と話していたら、思いもよらなかった発想や考え方を教えてもらい、それまで固定観念に縛られたことから解放された。やはり今の若者の文化を知るには、若い人にあれこれ質問して意見を求めることが一番早い。お…

日々是好日

40代半ばから生命の尊さを考えることが増えてきました。それは私を可愛がってくれた人たちが天国へ旅立つ数が、それまでに比べて多くなってきたからだ。生きている時間を大切にしなくてはいけない。それまで当たり前だと思っていたことが身に染みて有り難く…

克服

失敗は新しくものを考え出すひとつの転機。失敗をしたおかげで自分に何が足らないのかがわかってくる。上手くいかなかった原因を考えて、真摯に取り組む姿勢から道は開けていく。失敗から逃げずに果敢に挑戦することで、思わぬ幸運も手伝って活路を見い出せ…

縁起

仏教用語の「縁起」とは、この世のものはすべて互いに何らかの関係を持って存在している。ありとあらゆるものとの繋がりの中で存在し、無駄なものや関係ないものは何1つないことを意味する。創造力も同じようなもの。いろんな出来事や出会いによって磨かれて…

開催中

ただいまギャラリーでは「GAO展2016 真夏の日の夢」を開催中!山口県にゆかりのある4人の美術家によるグループ展です。会期は8月21日(日)まで。どうぞお時間がありましたらご覧ください。 ■GAO展2016 真夏の日の夢 2016年8月11日(木・祝)~21日(日) 11…

能のカタチ in 山口

本日、ギャラリーには山口鷺流狂言演者・米本太郎君が来場。9月29日午後7時より洞春寺(山口市)で開催される「能のカタチ in 山口」のお知らせをご持参いただきました。ありがとうございます!この催しがご盛会になりますことを祈っております。 2016年9月2…

夢の途中

ビビッと直感で感じて、やりたくなったことなら、思い切って挑戦していこう!もちろん未来に成功する姿を信じて、それに向かって頑張っていくのだ。夢は何か1つのことに夢中になることから始まる。ワクワクと心躍る夢と出会うことで、人生の視野は広がって明…

場所

ギャラリーは美術に興味のある人が集まる場所。その道に詳しい人がいれば、知識はあまりないけど、ただ好きな人もいる。作品の面白さを楽しむ人がいれば、人間性の魅力に惹かれる人もいる。そこに集まる人には自由な感覚で、優劣なんてものは存在しない。い…

頑張りましょう!

ほんの少し、たったわずかでもいいじゃないか。昨日よりも今日、今日よりも明日へと、小さな小さな努力を積み重ねていこう!それはすぐには成果は上がらないかもしれない。しかし、希望を持つ続けて夢を握りしめて離さなかったら、いつの日にか目を見張るほ…

自戒の念

順風満帆、すいすいと物事が流れる時には、どれほど価値のある言葉を聴いても、なかなか心の奥に響くことはない。いわゆる我が世の春を謳歌している時に、謙虚な気持ちになるのは難しいもの。こんな時は今よりも大きな夢を持てるようにアドバイスする。波に…

昨日、子供の頃から知っている若者と会った。大卒で社会人3年目。彼なりに苦労しているだろうが、そんな素ぶりは微塵も感じさせない。むしろ「この頃、世間は狭いとよく思うのは、縁のある人とは不思議に繋がりますね」と達観していた。嗚呼、嫉妬してしまう…

痕跡

野球部の選手諸君、このたびはお疲れ様でした。勝負は残念な結果に終わりましたが、君たちの熱い痕跡は、甲子園のグランドに上にしっかりと残すことができました。長い年月を要して初めて踏むことのできた第一歩!この足跡はこれからの後輩たちの道標となっ…

我思うゆえに

美術はただ人の教えを待つだけでは成長することはない。人にあれこれ言われたままに制作するのなら、責任感がなくて気楽にやれるかもしれない。しかし、その一方で自分自身の創意工夫の機会を失い、手応えや達成感を得ることは難しくなるもの。やはり自分の…

克服

自分の弱点はあるがままに受け入れてみよう。実際にはできないことを、できているように見せかけるのはよくない。変なプライドは捨てて、ありのままの自分を見つめよう。上手くいかないことを素直に認めて、それを克服するために努力をしていけばいい。すぐ…

コミュニケーション

よく知らない人の作品を素直に鑑賞するのは意外と難しいもの。ややもすると警戒心から辛く見つめてあら探しになりやすい。それだからって、むやみに褒め過ぎるのもよくない。相手の個性を少しは理解して、自分なりに正しい思う意見を言った方がいい。この世…