2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

思いと習慣

今月も親しい若者が近いうちに結婚しますと報告にやって来た。なんとこれで4ヶ月連続の5組目だ。昨年初めから私の周囲で続く結婚ブーム(バブル)の勢いは止まらない。もしかしたら本当に景気が良いのかもしれない。そう思える面もあるが、みんな共通して繊…

歩々是道場

「歩々是道場(ほほこれどうじょう)」とは禅の言葉。どんな場所でも心掛け次第で自分を高める道場になるという意味。人生で経験するすべてのことは成長するためにある。道場で地道に努力することと同じで、修行だと挑むことで向上できるのだ。意識を高くし…

無知の知

美術の世界はわかっているようでわからないものだ。その歴史はめちゃくちゃ古くからあるし、先端的な表現は常に時代と共に進化していく。永遠の謎と不思議な感覚があるから面白いのだ。これくらい美術を知っていれば大丈夫なんてことはない。美術をよくわか…

意志あるところに道は開ける

「意志あるところに道は開ける」という名言がある。例えどんなに困難な道であっても、それをやり遂げる意志さえあれば、道は必ず開けていけるのだ。その逆にどんなに大きなチャンスに恵まれても、それを成し遂げる勇気と実行力がなかったら、新しい道を切り…

十進九退

例えば願っていることに10回ほど挑戦して、1回だけしか上手くいかなかない場合、ほとんどの人は駄目だった9回をひきずられて、もう一度トライする勇気がなくなる。冷静に見れば1回ほど成功しているのに、9回の失敗に心を奪われて諦める人が多い。やっぱりそ…

昨年の大晦日、鐘がゴーンと鳴った後に、今年も始まったと思っていたら、足早に時は流れて1月も終盤戦だ。お正月の目出度いムードに酔いしれて、成人式の若者の姿に今を感じ、センター試験の受験生に気合をもらい、そして、強い寒波に鍛えられている内に過ぎ…

帰郷

子供の頃、おもちゃの聴診器で自分の心臓の音を確かめたことがある。それはトーントンと打つ音を聴きたかっただけ。医学や科学などの見地に立った立派な行動ではない。まったくの思い付きで無邪気な行動だった。昨日、そんな記憶が甦った。中原中也記念館で…

学校美術展覧会

昨日の午後、県立美術館で開幕した「学校美術展覧会」へ行く。これまでも時間のある限り鑑賞しているが、この世代の美術は実に奥深くて面白いと思うことが多い。例えば園児から小3のコーナー。今も昔も変わらないエネルギッシュなゾーン。成長力という追い風…

大胆不敵に挑戦する

20代の若者は理想を追い求めて生きる時代。自分ならこれはやれるはずだと思い込み、果敢に挑んでいくことで情熱も湧いてくる。憧れている存在と同じようになれるのだと純粋に信じられる。これは自惚れなのか楽観的なのかは定かではないが、若さゆえに誰にで…

春よ来い!

郷土の偉人である香月泰男画伯。天国へ旅立たれてから四半紀近くになるが、その作品は今の時代になっても圧倒的な迫力がある。それは太平洋戦争へ召集されてから、明日をも知れない状況の中で画家であることを誇りに思い、シベリア抑留などの数々の危機を乗…

チームプレー

昨日、20代の若い画家からパソコンへ画像が取り込めなくて困っていると電話がかかる。ヨッシャ、それならとエースと言うべき友人に連絡すると、なんとインフルエンザでダウン中。これには参った!まるでドラえもんのいない、のび太になってしまった。あっは…

自分らしく

一般の人に成功している美術家のイメージを聞くと、世間に名が知られて大きな家にアトリエがある、豊かでお金のある姿を思い浮かべるかもしれない。しかし、美術家にとって真の意味での成功とは、美術に熱中できる価値観を見つけて、実現するために創作し続…

多種多彩

美術家になるためには、あえてみんなと違うことをやろう!これまでの表現にないだとか、誰もそんな風には創作しないなど、ネガティブな言葉に負けて個性を捨てたりしないこと。もし、誰もがあえて違うことに挑戦しなかったら、宗教画や肖像画の世界しか存在…

挑戦し続ける

美術家という職業は完成型がないからこそ、人生を懸けて挑戦する楽しみがある。創作とは終わりなき戦い!1つの作品が素晴らしと評価されても、生きている以上は必ず次回作の輩出を要求される。それが美術家の宿命であって、新しい創作を生み出すことで、自分…

創造性

頭の中で構想していることを実際にやってみよう。どんなに素晴らしいイマジネーションも、実際に制作すると上手くいかないことはしばしばある。なぜなら頭の中に浮かんだのは完成した作品であって、具体的に作品を作るための手順や材料ではない。現状のセン…

初志貫徹

一般的にこどもの絵が喜ばれるのは、美しい色彩や技術で整って構成されたものより、ぶきっちょで未熟で下手であっても、まばゆい生命力の輝きが伝わってくるからだ。そこにはカッコよく洗練されたものにないダイナミックな世界観がある。また、既成概念のな…

念じる

人生のチャンスは誰でも平等に訪れるもの。しかし、人それぞれ結果が違っているのは、核となる冒険心があるかどうかだ。その時に可能な限り挑戦するものに幸運は巡ってくる。ただし、手当たり次第に何かをやるのではない。自分の思いを儚い幻想や憧れ、妄想…

浄化する

約30年数前、地域情報誌の表紙を制作していた年上の画家と知り合う。当時、私は20代前半。美術について右も左もわからない若輩者。それなのにフレンドリーな態度で接していただく。フラットな人間関係。初めからよくダラダラと身の上話や夢を語り合った。お…

初志貫徹

美術家は最初から才能があってなれるものではない。ほとんどの場合、美術と出会った時の衝撃で目覚めて、自分の隠れた能力や可能性を見つけるために、あらゆるトレーニング方法を屈指して、人生を懸けて努力するから際立ってくる。その逆に生まれつき才能の…

若者に学んでいく

先日、美術家になるための早期教育はどうしたら良いのでしょうか?と質問された。なんともストレートな言葉だ。そこで本物のライオンの強さを知るには、ライオンの群れの中に入れば肌で感じられるように、本物の美術家たちの中に身を投じれば、自ずと良いも…

思い込んでいく

人は誰でも心の中で考えているとおりの人間になるという言葉がある。たしかにそのとおり!美術になりたいと考えている人は、純粋な思いを持ち続けられたらなれるものだ。裏を返して言ったら金や名誉に目がくらみ、心が邪悪なものに満ちている時は、惰性に流…

真っ直ぐに

ここ最近、20代前半のユニークな若者と出会う機会が増えた。まだまだ未熟な面が際立つけれど、自分なりの個性にこだわって、真っ直ぐ生きようとしている。昔ながらのハングリーさがあって、愛すべき純粋なハートの持ち主たちだ。豊かな情報が才能をもたらす…

自由な発想

これまでやってきた経験に縛られてはいけない。今現在こんな感じで生きられたのだから、この先も同じようなやり方で進めるはずと、頑なに考えていると先細りしてしまう。過去にやって通じていたことが、そのまま未来に通じると思い込むと、新しく挑戦するた…

バイタリティー

昨日、遠くへ行ってしばらく会えなかった若者が突然やって来る。ひさしぶり!本当に会えて良かった。ほんの少し昔に知り合った。打てば響く瑞々しい感性。いつも夢中になって美術鑑賞する姿が印象的だった。その頃の雰囲気は今も変わらないまま。プラス社会…

情けは人のためならず!

昨日、母校サッカー部の初蹴りに参加。その会場は2003年に学校が移転するまで、やんちゃな人たちが通った元校舎跡に、昨秋に新設されたサッカー場。懐かしい場所・・・というより、当時の面影が全くないくらい変わって、良いことも悪いことも消え去った。人一倍…

努力する方向

美術家になりたい人は成功を目指し創作している。ただし、それはやみくもに打ち込めばいいものではない。まずは武器になる自分の個性を見つけること。美術という分野で適正があって、その可能性を徹底的に試していく。美術は努力する方向性が正しければ報わ…

こだわり

いわゆる美術家を目指す人とは、美術への強いこだわりを持っている。自分の才能の可能性を伸ばすために、価値基準にこだわって生きているのだ。ただし、あまりにもこだわりが強すぎると、外の世界から感性は刺激されなくなる。自分の価値基準を頑なに守り続…

イメージ

自分が成功している姿をハッキリとイメージしよう!もちろん何でも微調整を繰り返して独自性のあるものにしていく。こんな風になりたいと具体的なゴールを設定するのだ。後はそこから逆算してやるべきことに取り組んでいけばいい。想像力が乏しくて成功する…

行くべき方向が正しければ道は開く

私は高校サッカーを40数年追い求めている。そのスタートは少年サッカーの時代。近くにあった名門校に憧れ、テレビを通じて夢中になった。当時、高校野球も大好きだったけど、同じくらい面白いと感じた。そして、入学した高校が冬の全国大会に出場。運命だっ…

切磋琢磨

50代になってから国営放送を見る機会が増えてきた。すべてが良いとは思わないが、丁寧な作り方と構成内容で学べるものからユニークなものまで幅広くある。昨夜も総合で放映された「正月時代劇 風雲児たち 蘭学革命篇」。1人でも多くの生命を救う医学を普及さ…