2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧
水木しげるの著書に「好きなことをやるのは当たり前。だって、その方が頑張れるもの。でも、それだけじゃダメ。頭を使って、知恵を振り絞らないと。成功するんだという強い意志を持って努力しないと」という名言がある。 とにかく、好きなでやりたいことがあ…
お笑いコンビ、ティモンディの高岸宏行の「やればできる」という言葉がある。 この言葉は「やれば絶対に成功できる」ではない。「やるのならベストを尽くせる挑戦こそやりがいがある」という意味である。新しいことをやり始める時は、必ず上手くいくはずだと…
「縁起」とは仏教用語。この世に存在するものはすべて互いに何らかの関係を持っているとする。私たちはありとあらゆるものとの繋がりの中で生きるため、無駄なものや関係ないものは何一つないという意味である。 いわゆる人生は縁が縁を呼んで思いも寄らない…
ユーモアによって生まれてくる笑いは心地いい。明るくプラスのエネルギーが満ちている。その場の雰囲気を和ませて、まわりの人たちと一緒に笑顔になれる。ただ人を笑わいを取るのではなく、そこには品格や気遣いが必要になる。やさしく鼻先をくすぐるような…
ことわざの「窮鼠猫(きゅうそねこ)を噛む」。この意味は弱いものでも、追いつめられて逃げ場を失うと、居直って例え天敵でも立ち向かい、潜在能力をフルに発揮して反撃することを言う。言い換えれば、どんなことでもピンチにならないと、最大限に能力を出…
美術家を目指す若者には、よく頑張っているとか、一所懸命であれとかいう言葉なんて必要ない。なんてたってなるの難しい職業であるから、気合いを入れて頑張ろうと思わなくても、めちゃくちゃ頑張っているし、とにかく一所懸命にやっていくしかない。 故に、…
瀬戸内海や身近な動物たちを遊び心ある画風で飄々と描いていた画家 松田正平(故人)。座右の銘として好んで使っていた言葉に「犬馬難鬼魅易(ケンバムツカシ キミヤスシ)」がある。これは犬や馬のようにありふれたものを描くのは難しいが、 鬼魅(ばけもの)…
いつも新しい作品を創り続けていくこと。それはとても大変なことで、簡単にできることではない。この事実を踏まえていれば、様々な困難は想定内となる。上手くいかなくても慌てず、違った手段を模索したり、また、行き詰まらないために、いくつもの打つ手を…
何ごとも行動しなければ始まらない。これからどうすればいいのかを頭の中であれこれ考えるだけではなく、とにかく思いついたことを行動して確かめることが大切になる。まだ行動計画が不十分であるとか、もっといろんな人に助言をもらった後でとか、慌てる乞…
ほとんどの人は何かの道を探しながら生きている。もちろん、自分を活かすための最適な道はないかと考えて見つけようとする。その人らしく生きている人が知っていて、自分はまだ知らない道があるに違いないと、様々なことに目を配ってヒントを得ようとしてい…
この世の中には、いろいろな価値観を持っている人たちがいる。もし、みんなが同じ価値観だったなら、些細なことでの誤解や感情の行き違いなど、人間関係のトラブルなんて起きやしない。言い換えれば、他の人が上手く様子を見たとしても、自分も上手くできる…
今の世の中、来る日も来る日も情報が湯水のごとく湧き出し、次から次へとめどなく溢れている。しかも、それらの情報は親切っぽくって、親鳥が子とりのために餌を運んでくるように、何らかのメディアを通じて次々にやってくる。ダラダラした不燃焼な一日でも…
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉がある。これは、稲の穂は実るほどに穂先が低く下がるように、すぐれた人は知識や素養が深まるにつれて、謙虚な姿勢になってくることのたとえ。稲が生長するには稲の資質の良さだけではなく、肥えた土をはじめ、適…
1976年、私が小学6年生だった頃のテレビの歌番組で、森田公一とトップギャランの「青春時代」という歌謡曲が耳に残った。その理由はとても単純。歌いだしの「卒業までの半年で答えを出すというけれど・・・」という歌詞と同じように、偶然半年後に小学校を卒業…
漫画ゲゲゲの鬼太郎でおなじみの水木しげる氏が「何十年にもわたって世界中の幸福な人不幸な人を観察してきた体験から見つけ出した、幸せになるための知恵」として、まとめられた『幸福の七か条』。この七か条はいずれも創作する人にとって参考になることば…
種田山頭火の言葉に「無理をするな、素直であれ。すべてがこの語句に尽きる。この心構えさえ失わなければ、人は人として十分に生きてゆける」がある。 自分らしくあるがままに生きていく。もちろん、それは簡単にできることではない。人と人との間に生きてい…
表現するとは自分のイメージを伝えること。その人が五感で感じたものを知ってもらうために伝達する手段である。例えば赤ん坊は上手くコミニュケーションを取れないため、単純明快な喜怒哀楽のパフォーマンスでわかってもらおうとする。まったく同じように思…
創作活動を豊かに展開していくには、同じようなタイプだけでつるむのではなく、さまざま異なったことをしている人たちと触れ合うことが大切になる。いわゆる同じようなことをしている人ばかりが集まると、どうしてもお互いが意識し合って、遠慮したり、警戒…
岡本太郎の言葉に「あっ、すごい!という感動を起爆剤にする。自分の内部に起こったこの炎のような衝動。そして、よし、おれもという気持ちになれば、完全にエネルギーがスパークすることになる」がある。 観る人の心を作品で揺さぶり動かしていくには、その…
昨年6月、ギャラリーでイラストレーターコサカダイキ君の個展を開催する。これで3回目になるのだが、過去2回とは比べものにならないほど、作品全体の質感や立体感、陰影などの表現力が豊かになっていた。それは技術力がただ向上しただけではない。モチーフを…
昭和の時代、公募美術展で高い評価を得れば、世間一般の人たちに広く知れ渡って、第一線で活動していくことが約束された。著名な美術評論家のお眼鏡にかなった作品が抜擢され、それをマスコミが大々的に取り上げて周知していき、さらに一流百貨店で大規模な…
「三分の人事、七分の天」という言葉がある。これは最善の努力を尽くしたとしても、実際に成果を収めるのは三分くらいだろうと、いい意味で開き直った心構えで生きていくこと。なにごとも前向きに取り組んでいけば、なんでもできるはずだなんて、途方もない…
近年、いろいろな画像をSNSなどによって、手軽に目にすることができるため、視覚的に表現するレベルは高くなる一方である。やはりあちらこちらにお手本になるものが多いと、知らず知らずのうちに参考にしては、インスタ映えと呼ばれるような、いい感じな写真…
人生とはプラスとマイナスの交錯である。だのに、人はプラスばかりくることを望みたがる。自分がやることなら上手くいって成功すると思い込みやすい。そもそも人間のすることなんか、最初から上手くいくことはまずない。例えば子供の頃に、自転車に乗ること…
若者の最大の武器と言えば、恐れを知らないことである。まだまだ勉強不足でいろんなことを知らないのは決して悪いことではない。余計なことを知ってしまうと、それによって悩みや迷いができたり、生きづらいと感じてくるから、知らぬが仏はあながち間違って…
セレンディピティとは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。またはその能力を行使することを指す。ある目的に向かって、研究や実験などで行う最中には、なかなか成果が上がらないことが多い。しかし、その過程でまったく思いもかけなかっ…
私が20代の頃の同世代の人たちは生意気なタイプが多く、礼儀も作法もなってなくて、時には大風呂敷を広げては肩で風を切って歩いていた。ただし、本人からすれば無邪気そのもの。まったく悪意なんてものはない。少しだけ目立とうとしているだけで、ずうずう…
「男は敷居を跨げば七人の敵あり」とは江戸時代のことわざ。当時、男が社会で活動するときは、いつも多くの競争相手や敵がいて、いろいろと苦労があるという例え。今の世なら男ではなく、人にした方がいい。みんなそれなりに難儀なことを抱えている。それと…