今月、県立美術館では県大、芸短、山大の卒業制作展が開催された。毎年この時期に3週にわたって行われ、私はいつもすべて観に行くように心掛けている。それは若者の一生懸命な創作に面白さを感じるからだ。作品の良し悪しについては個人個人の好みや観方で変…

どんな人でもじっくりと話してみると、その人らしい魅力的な個性があることに気が付く。誰ひとりとして同じ人間はいない。だから当たり前のことかもしれない。ギャラリーにもいろんな人がやってくる。みんな豊かな個性があるのだが、それをうまく表に出せな…

10年ひと昔なんて言葉がある。世の中は移り変わりが激しく、10年も経つともう昔の こととなるという意味だ。今の世の中はもっとスピードが早くなってきたように思う。次から次へ新しい話題が生まれて、流行りものの周期は短くなった。なんでもかんでも消費社…

夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、 実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし 吉田松陰 今日からJ２が開幕して、レノファ山口の戦いが始まります。 山口県民にとっては明治維新の時と同じくらいのインパクトがあって…

先週、或るベテランの美術家の方に「ここに来る前に叱られてしまいましたよ」と笑いながら語りかけられた。それはある場所で偶然に出会った長老の美術家が持っていた画集を見せてもらい、これは面白いと感じたので「素晴らしいですね」と口にしたところ、「…

本日の山口新聞に、ただいま開催中の服飾創作家・三津田啓子さんによる作品展についての記事が掲載されました。どうぞご覧ください。 ■春の装い展 2016年2月25日（木）~ 29日（月）11:00-19:00

「絵になる風景」を探すな。よく見るとどんな自然でも美しい。 ゴッホ ゲームの結果に目を奪われていけない！ 青春を燃やしている瞬間に生まれてくる美しいもの、 若いエネルギーが作る文化を見逃さないようにしよう！

先日、嫁の親父さんから新聞の切り抜きをいただく。日本サッカー界のスターだった釜本邦茂氏が日経新聞「私の履歴書」に連載している記事だ。言うまでもなく、私がサッカー好きだからくれたのだ。その昔は仕事一筋まじめ人間で、全くサッカーに興味はなかっ…

3月9日（水）より日本橋三越本店本館6階美術サロンで、昨年、第34回土門拳賞を受賞した萩市在住の写真家・下瀬信雄さんの個展「下瀬信雄 写真展 結界」が開催されます。会期は3月15日（火）まで。どうぞお近くの方はご覧ください。 ■下瀬信雄 写真展 結界 会…

本日より東大阪市在住の服飾創作家・三津田啓子さんの春の装い展2016が始まりました。会期は29日（月）まで。関西を拠点に着物地などの素材をデザインしたオリジナルの洋服を創作して活動中。お手持ちの着物をオーダーメードでお仕立てもいたします。三津田…

憧れていることに打ち込んで、好きなことを仕事にしてみたい！美術の世界にはそんな熱い願望を抱いた人たちが集まってくる。どんなに現実が厳しくても新しい表現を想像している時は、明るいエネルギーが生まれてくる人たち。美術を第一に生きていけば収入は…

吸うを呼ぶ。つまり吐くを意味している。 心の乱れを整える一番シンプルな方法が呼吸を整えること。 武田双雲 試合前、整列して挨拶する選手たちの呼吸はゲーム内容に繋がっている。 この時の息の使い方が、そのままゲームのものになっていくのだ。 あまりに…

この頃、余分なことを考えなくなった。いや、正確に言ったら体力が低下したから、長時間、悩み続けるほど頭が回らないのだ。これは年を取った者が持つアドバンテージ！自然に自分のペースが守れて生きやすくなった。ただし、この才能に溺れてしまえばハタ迷…

本日のサンデー山口・聞かせての欄に、第8回やまぐち新進アーティスト賞を受賞した美術家・山口功君が登場しています。どうぞご覧ください。なお、このたび山口君は通信教育で約3年かけて、日本心理学会認定心理士の資格を取得しました。美術以外にも目を向…

自分の中で気にかかっていることは、今と過去を結ぶタイムマシンのようなものです。 脳は、現在の経験と過去に起こった様々な出来事を結び付けようとしています。 無意識からのシグナルを拾いあげ、過去をもう一度思い出すことで、 過去の嫌だった思い出を忘…

いつも同じような限られた人たちに囲まれていたら、自分の面白さや詰らなさを発見できる可能性は少ないだろう。なぜなら自分の魅力はずっと同じではない。その年その年に生まれてくる個性に気が付いて、それを伸ばしていくからこそ人生は豊かになる。年齢と…

映像そのものでは誰も泣きません。 感動するのは、その後ろに「心」があるからです。 大林宣彦 高校サッカーも同じなんだ！ 勝ったから感動するのじゃなくて、パッと見ただけではわからない、 多くのドラマが隠されているからこそ、心は大きく揺さぶられるの…

20数年前、昨日まで個展をしていた松田淳君と知り合った。その共通点はブルースをルーツとしたメッセージ性の強いロックバンド・ブルーハーツ！豊かな感受性を持つ若者が抱く、世の中の矛盾、反骨の精神を熱い言葉とハートに響く音楽で表現して、未来が輝く…

2月26日（金）午後8時よりBS日テレの番組、ぶらぶら美術・博物館では、現在、横浜美術館で開催中の「村上隆のスーパーフラット・コレクション展 蕭白・一休・魯山人…名品でひもとく天才の脳内世界!?」の特集があります。なお、この放送にはコレクション展に…

自分の弱点をたんたんと他人に言えないうちは、 その人は未だ熟していない人物なのである。 曽野綾子 この境地は若者には無理なこと。っていうのか、年を取った人でも簡単ではない。 だけど、そんな見栄を捨てた時に自由になれるのだ。自由になれることで、 …

美術の世界にはゴールはない。それは新しい創造への挑戦が常に義務付けられているからだ。今の自分にとって、もっとも素晴らしく感じる表現を求めていく。本当に自分の気に入った納得できるイメージにしていくのだ。そうやって理想を追っていくことは、1人で…

念じるというと、未来に対して、こうあってほしいということをイメージする という印象があった。また、「イメージする」とか「願う」というより、 もう少し強い意志のようなものを感じていた。しかし、漢字のつくりを 見ると「心」の上に「今」を乗せている…

若者は未熟な質問や考えを述べてもいいのだ。大人なら誰もその言葉を受け入れてくれるし、むしろ自発的な意見の言えることが、成長を表すことになるのだから、思い切って発言すればいい。創作することもこれと同じだ。個性は1人1人違うもの。みんなの好きに…

3月23日（水）より美術家・吉田朱里さんの個展「カオ to カオ」が宇部井筒屋で開催されます。どうぞお楽しみください。 ■吉田朱里展 カオ to カオ 日時 2016年3月23日（水）~29日（火） 10:00-18:30（最終日は15:00） 宇部井筒屋4階画廊 宇部市常盤町1-6-30

最初のひらめきが良くなければ、いくら努力してもダメだ。 ただ努力だけという人は、エネルギーを無駄にしているにすぎない。 トーマス・エジソン 「こうしたら面白い！」なんて予感がひらめいたら実践したくなるもの。 そして、ああでもない、こうでもない…

本日の山口新聞に「山口大学教育学部美術教育卒業・修了制作展」（山口県立美術館）と、当ギャラリーで開催中の山口大学OBの松田淳君による個展「フシギナカラダ」についての記事があります。どうぞご覧ください。なお、ギャラリー奥側では同じく山大OBによ…

努力して創作しても成功するとは限らない。だけどまずは努力しなくては成功することは皆無である。「だから努力しようよ」と激励しても、今は「古いっすよ、ただの思い込みでしょう」と反論されそうな時代になった。これはシラケているというよりも、昔なが…

勉強するから、何をしたいか分かる。勉強しないから、何をしたいか分からない。 北野たけし サッカーについて勉強しよう！勉強すれば、もっとサッカーが好きになるはずだ。 そして、サッカーが勝つこと以外に素晴らしい目的があることもわかろぞ！！！

本日より山口大学教育学部美術教育卒業・修了制作展が山口県立美術館で始まりました。入場無料。会期は2月21日（日）まで。その学年ごとに醸し出されるユニークな個性を感じる作品展です。どうぞお楽しみください。 ※ 画像は西澤佑さんの作品です。 ■山口大…

初めて話したのは山大生たちのグループ展。遠くから観た時は、鉛筆だけのモノクロの画面に魅力を感じない作品があった。しかし、近づいてよく観ると独特のリズムがあって、何か不思議な個性があることに気が付いた。そこで作者と話しみると、ひらめくままに…