2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

同じ雑草は一つもない

数日前、まだ選挙で一度も投票したことのないアラサーさんと話す機会があった。そこで「なぜ行かないですか?」と質問すると、「自分が投票しても世の中は変わらないから」と答えてくれた。このことは我が国がいろんなことが整備されているため、問題は自然…

感動

フランスの画家 ミレーの言葉に「他人を感動させようとするなら、まず自分が感動しなければならない。そうでなければ、いかに巧みな作品でも決して生命ではない」がある。 本物の感動を探し求めて動き回らなくてもいい。自分自身の感性を研ぎ澄ませていれば…

自己評価

昨夜はNHK Eテレ『ロッチと子羊 迷えるあなたに哲学を』で、悩める漫才コンビ・まんじゅう大帝国の相談「売れない不安を解消するホネット哲学」を楽しむ。ちなみにこの番組は、ロッチが悩める人々を救うために、そのヒントになる世界の哲学者の考えを山口大…

しあわせ

「しあわせ」とはめぐり合わせから生まれた言葉。いわゆるラッキーなことがあれば、みんなで分かち合うことを美徳とする。自分ひとりで喜ぶことなら自己満足にしかならないし、たった一人の力でやったと思い込むのは自惚れ以外の何ものでもない。人生は自分…

暗黙のルール

岡本太郎の著書に「ルールは一応守らなければならない。しかし、ただ大勢の人たちが守っているから、自分も従っていくという意志のなさではなくて、ルールは守ると同時に、内なる自由、抵抗をつねに持っていく。そのような大らかで激しい心を、人間的な誇り…

島国根性

いわゆる島国根性という言葉がある。それはつまり、周囲を海に囲まれた島国に住むため、地理的にも大陸から離れているし、文化的にも隣国の人たちとごちゃまぜにはならない。その結果、他の国の考え方から外れたり、交わってもまれてないため、視野が狭く閉…

一行三昧

禅語にある一行三昧(いちぎょうざんまい)。一行とは、まっすぐで分別にとらわれない純真な心のこと。また、三昧とは一つのことに精神を集中させて、一心不乱に取り組むさまを言い、一つのことに精神を集中して、無心で取り組むことを指す。それ故に、いつ…

感謝

昨夕は山口県の美術界に多大な貢献を果たされた「奥津 聖先生を偲ぶ会」に参列するために山口市菜香亭へ参上しました。奥津先生は愛知県出身。東大を卒業後に縁あって山口大学人文学部で美学を教えることになる。出席された友人の方のお話しによると、「すぐ…

不思議

日常のありふれた風景を自らの感情を入れず無機質に描かれた作品。どこか違和感を覚えてしまうけど、実は身の回りに転がっている。都市開発や道路整備などで造られたものには、土地に住む人たちが生活するうちに育まれた愛嬌がない。道がくねくねして効率が…

シュヴァル

20年前、月刊たくさんのふしぎで出版された「シュヴァル 夢の宮殿をたてた郵便配達夫」で、山根秀信さんは原画を担当することがあった。この物語は、フランスの片田舎で郵便配達員をしていたシュヴァルは、配達中、いつもいろんなことを空想しながら歩いてい…

後天的な才能

「芸術の修行をする人は、たとえ生まれつきの才能が人並み以上であったとしても、継続して勉強しなければ、完成された域まで到達することはできない」という名言がある。 いわゆる創作活動を始めることはそんなに難しくはない。なぜなら、どんな人でも一つや…

ROUTE102 豆腐を食べて、小径をつくろう...

2007年8月、県美術展と同時開催で県立美術館から中心商店街エリアまで、さまざまなアートに関連するイベントを通して、身近に親しみ楽しむプロジェクト「HEART」が初めて行われた。この時、山根秀信さんはワークショップ「ROUTE102 豆腐を食べて、小径をつく…

継続は力なり

新しく何かへ挑戦していけば、最初から上手くことは少なく、どうしても失敗することが多い。だけど、理想を目指そうという熱意と創意工夫は、だんだんいい結果を引き寄せていく。とは言え、本気でやってやろうという人も、何となくやってみようという人も、…

柔軟さ

「とかくこの世は住みにくい」とは、人それぞれ価値観も違えば、習慣も考え方も異なるため、いっぺんに多くの人が集まったら、ちょっとした行き違いが自然に起きること。皆々が納得できることや共感することは簡単なことではない。だからと言って、自らの主…

昇る

よく人生を例えるのに『らせん階段』が使われる。なぜなら、人生は同じような所をぐるぐる回っているように思えるから。しかし、実は少しずつ上へ向かって進んでいる。他の人から見れば、足踏みをしているように見えるかもしれない。だけど、その正体はマイ…

百聞は一見にしかず

やっぱり世の中は百聞は一見にしかずなのだ。いわゆる世間一般の常識なんて、果たして本当なのかどうなのかはわからない。実際にその場所へこだわって行って、そこいらの空気を肌で感じながら、風土や民族などをワクワクしながら確かめればいい。 もしかした…

欲とともに

「欲はすべての進化と向上の源泉である。欲を押さえつける必要など少しもない。求めれば求めるほど愉快になり、楽しくなるのが本当の欲である。しかも、人の喜びが自分の楽しみとなるものが最も尊い。この尊い欲の炎をもっともっと燃やすことである」という…

寅さん

映画・男はつらいよシリーズの第12作目は『私の寅さん』。このお話しでは岸恵子さんがマドンナとして登場。女流画家・りつ子役を演じ、寅さんとの初対面のシーンでは「女だてらに絵なんて描く奴にろくな女はいねえ」と、のっけからケンカをした。しかし、そ…

その昔から時々「なぜ、自然の風景を絵で描いて表現するのですか?」という質問をされる。この答えは無限に存在する。人それぞれ自由な見地から言えばいい。その人なりに考え出せば、それがその人の答えになるのだ。そこで私の回答は次のとおり。人は何かを…

マイペース

100点満点の作品制作をしたいと思うことは大切である。最高の結果を目標に立てれば、俄然やる気はみなぎってくる。しかし、そうそう簡単に100点満点に到達することはできない。それ故、だんだん点数が足らないことにコンプレックスを抱き、自己評価が低くな…

夢を持ち続ける

近年、絵やイラストを描く仕事に就きたい人と出会う機会が増えている。これはデジタル機器を使って、以前より手軽に描けるようになったことや、SNSで作画や描き方などの情報が得やすくなったからだ。もし、その人が高学生ぐらいまでなら「夢を持って頑張って…

無駄はない

創作活動には無駄なこともマイナスなこともない。すべての制作に関わる経験が、その人の中に積み重なっていく。美術世界に生きるってことは、実際に観たり、触れたり、つくってたりすること。いろいろことで可能性を試して、個性や自分らしさについて探って…

冒険

いつも草花をやさしい眼差しで見つめている。素直にじっと眺めて観察しては面白がっている。人は集中して夢中になっている時がしあわせで楽しいもの。子どもが遊んでいる時と同じように、声をかけても聞こえないほど、無心になって愛くるしさを堪能している…

心構え

先週、美術作家が創作する時の心構えについて意見を求められた。このことは作家たち各自のポリシーを尊重すべきで、どうのこうの外から言うことではなく、それぞれが自由なスタイルで取り組んだらいい。しかし、それでは質問の回答にならない。そこで、どん…

ときめき

20数年前、画家の佐々木範子さんが第一子が出産してから、しばらく経った頃に、お子さんがベットで寝ている間に、そのそばで1枚の絵を描き始めた。それは美術展に応募するためではなく、誰かに観てもらおうとして描いたわけではない。ただ本能的に描きたかっ…

しあわせ

『しあわせ』とは、お互いが相手や周りのために仕え合うこと。二人以上の力が重なり合うことで、めぐりあわせの良い状態になることを意味する。だから『しあわせ』になりたいと思うのなら、力を合わせて生きることが大切だ。自分ひとりでできることは本当の…

さくらさくらさく さくらちるさくら

「さくらさくらさく さくらちるさくら」とは、漂泊の俳人 種田山頭火の句。いわゆる山頭火がつくる句は、胸の奥から湧く魂の叫びであり、念願としていることでもある。また一句は一皮だと例えて、一句詠むたびに古い一皮を脱ぐとする。一句により身心脱落の…

ムードメーカー

ムードメーカーとは、そこにいるだけで雰囲気を和ませて、明るくしてくれる人のこと。しかも、その美しい所作と振る舞いはさり気なく、やさしい気遣いで行われるため、よくわからないうちに幸せな気分になる。そんな人に私はなりたい!誰しもがそう思うはず…

熱狂

その昔、ご縁で商社マンとお会いする機会があった。ただし、バリバリのエリートではない。どこにでもいそうな平凡な風情。しかしながら、取り扱う商品の説明力は素晴らしくて、ストロングポイントを理解することができた。とても丁寧でわかりやすく、どんど…

ジョーク!

先月、WBC決勝で米国を破って、世界の頂点に立った侍ジャパン。日本列島を歓喜の渦で沸かせて、勝利の美酒に酔いしれさせた。この試合後、大谷翔平選手へのインタビューで「真剣な質問をしたい」と切り出し、「どの惑星から来られたのですか?」という質問が…