2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

運命

ふと昔のことを振り返ってみると、なぜあの時にあんな選択をしたのか、不思議に思えてしまう瞬間がある。それもめちゃくちゃ悩んだ末に決心したというより、なんとなく選んでしまって正しかったりする。まったく根拠のないまま直感だけで選んでしまった道。…

30代

私が中学2年生の時に母が始めたギャラリー。その39年間の歴史を振り返ってみると、いろんな法則があることに気が付かされる。中でも美術家になれるかどうかの分岐点は、30代にあることはまず間違いないだろう。ただし、これは実際に美術家として活躍していな…

意味がある

人は生きている限り、年を取っていく生きもの。ずっと同じ日に立ち止まることはできない。だから今日上手くいったとしても明日はわからない。人は複雑な世界の中でバランスを保つために変化していく。1日1日が積み重なりながら、知らず知らずに変わっていく…

獅子奮迅

昨夜は今巷の話題になっている藤井聡太四段の連勝新記録がかかった対局をネットで観戦。見始めた時は不利な展開だったが、そこから一瞬の隙を突いて鮮やかな逆転勝利。さすが噂にたがわぬ天才。それプラス若さの勢いで運を手繰り寄せている。それは名誉のた…

若者たち

1960年代の流行歌「若者たち」。その歌詞、『君の行く道は果てしなく遠い、だのになぜ、歯をくいしばり、君は行くのか、そんなにしてまで』は、昭和生まれの人なら1度は耳にした覚えがあるもの。古い世代の人ならポピュラーな歌だ。そして、時代は平成。社会…

一隅を照らす

運は自分の力だけではどうにもならないもの。それに恵まれる人とは運を周りの人たちと分かち合っている。何もせずに運に恵まれている訳ではない。お互い様の精神が根っこにある。自分さえ良ければいいの発想では孤立するだけ。利益を独り占めにしようと思う…

美術家

美術家とは生まれつき才能のある特別な人を言うのではない。自分自身の才能を上手く引き出すことができた人。思わぬチャンスに巡り会って覚醒された人のことだ。だから、まずは何でもいい!自分に得意なことを1つほど発見して、それを大切に育てていこう。そ…

プロ

その昔、独創的な指し手やキャラクターで、将棋界に数々の伝説を残した升田幸三棋士。その名言に「棋士は無くてもいい商売だ。だからプロはファンにとって、面白い将棋を指す義務がある」という言葉がある。現在、将棋界は藤井聡太四段の大活躍で、一気に活…

ユーモアによって生まれてくる笑い。明るいプラスのエネルギーが満ちている。その場の雰囲気を和ませて、まわりの人と一緒に笑って楽しむ。フラットな関係になれるエッセンスだ。人を見下すような嘲笑や冷笑では、マイナスのエネルギーを生み出すものへ。人…

一期一会

先日、親しい方から若い人と仲良くなるためのポイントを尋ねられた。う~~ん困った、なんて答えようかな?そもそも仲良くなろうなんて意識したことはない。おそらく私は若者に出会う機会が多いだけ。割合で考えたら普通の人と大きな差はない。それなりに知…

若さの特権

若さの特権とは何度も失敗を重ねても、そこからいろいろなことを学んで、前向きに生きられるエネルギーがあること。どんな時代であれ、一度も失敗をすることなく成功した人などいない。みんな試行錯誤を繰り返し、ジグザグしながら進んでいく。そんな挑戦を…

寛容

今の世の中、すぐに白黒をハッキリさせたい人が増えている。自分たちの常識や形式にこだわって、重箱の隅をつつくように精査したがる。たしかに一瞬で合わないと思えることもあるだろう。ただ、いろいろな人と共に社会生活を送っている以上、なるべく多くの…

輪廻

その昔、市内であったグループ展で不思議な作品と出会う。それは真四角のキャンパスに黒鉛筆のみで描かれた線画。遠くから見れば全体はぼんやりとした灰色。そこから少しずつ近づいたら上から下へ縞模様の縦線に見えてくる。さらに目の前まで行くと、縦線は…

エキサイティング

昨夜は山口現代芸術研究所(YICA)の主催で行われた、今年のヴェネツィア・ビエンナーレ日本館に出品作家・岩崎貴宏氏による報告会へ。この展覧会は主に「パフォーマンス」、「スぺクタル」、「政治的なメッセージ」の3つの柱から構成され、世界各国から選ば…

育てる

美術の才能は生まれつきに決まっている!…なんていう人もいるけど、実際は後天的な努力によって養われるもの。先天的な才能に大きな差はない。人生で出会う様々な偶然や必然によって、見えなかったものが見えるようになって、感じなかったものが感じるように…

自覚

先月、CGクリエイターを目指す学生君と、その道のプロであるA君を引き合わせた。A君は40代。数年前にUターン。自称「業界の最年長」として、今も第一線で活躍している。彼はとても忙しいのだが、合間を縫って銭にもならない若者に会ってくれた。感謝、感謝!…

前向き

今いる現状から前向きにスタートしてみよう!過去のことなど振り返ってみても意味がない。また、現実とは違ったことを空想しても虚しいだけだ。失敗を恐れてしまうと、何も行動できないまま終わってしまう。その気になりさえすれば、いくらでも輝く原石が埋…

シュヴァル

6月17日(土)の午後10時より30分間放送される『美の巨人たち』(テレビ東京系列)で、美術家・山根秀信さんが絵を担当した『シュヴァル 夢の宮殿をたてた郵便配達夫』(たくさんのふしぎ傑作集:福音館書店)の主人公フェルディナン・シュヴァルが取り上げ…

循環

世の中で成功している人は運に恵まれている。自分一人ではできないことでも、周囲の人たちの救いの手によって乗り切ってしまう。自分の努力プラス運に恵まれたからこそ成功できるのだ。ただし、何もせずに運に恵まれた訳ではない。なんでも独り占めにしたい…

一円相

「一円相」とは禅の世界では悟りの境地を表す言葉。丸い円を描くことは円満な悟りの表明。古くから禅僧の間で好んで描かれた。欠けるところも余すところもない円。それになるために、あちらこちらにぶつかりながら精進する。世の中で一番よくわからないのは…

夢中

夢中とは夢の中にいるような心地良さを言う。誰でも自分の好きなことに没頭していると、あっという間に時は経ってしまうもの。その瞬間、現実の重苦しい空気から解放されて、無重力の世界にいるような軽やかさを感じ、フレッシュな刺激を思う存分に堪能する…

地球はまわる

先日、20数年来通っている理髪店へ行ってみたら新しいスタッフが入っていた。パッと見た感じはクールな雰囲気。とても落ち着いている。顔つきもシャープさがあって、雑用を見つけてはきびきびと動き回っていた。よく鍛えられた若者だ。そして、シャンプーと…

第2回 ひろまり絵画教室展

いよいよ明日10日(土)から2日間、臼杵万理実さん親子が主宰する「ひろまり絵画教室」の第2回目の作品発表展示会が山口市菜香亭市民ギャラリーで開催されます。入場無料。どうぞ元気いっぱいな子どもたちの創造性豊かな作品群をお楽しみください! ■第2回 …

以心伝心

昨日、遠方に行った若い美術家の近況が気になって電話してみると、来週、こちらへ友人の結婚式で来るとのことだった。おおー、以心伝心だ。早速、出会う日を約束し、また、創作についても語り合った。とにかく新天地では焦らないこと。ほどほどのペースで頑…

トーク

10代後半の頃から人の話を聴くことが好きになった。それは母が始めたギャラリーにやってくる、一癖も二癖もある個性的な方々のトークが面白かったからだ。ネットのない時代。あちらこちらに溜まり場が存在した。ここもそんな感じで、美術家以外にも様々な職…

三分の理

「盗人にも三分の理」ということわざがある。これは本質とはまったく関係がないことでも、その気になれば無理矢理に理屈を結び付けられるという意味だ。この世に完璧な人なんていない。スーパーマンなんて存在しない。それと同じように完璧な作品なんてもの…

おおきくなるっていうことは

子育て家族応援フリーマガジン「mamatoko」(ママトコ)53号の山本安彦氏による絵本紹介コーナーでは「おおきくなるっていうことは(文 中川ひろたか・絵 村上康成 出版社:童心社 販売価格1404円)」が紹介されています。どうぞご覧ください。ウェブ http:/…

ともに学ぶ

昨日、若い友人が遊びにやって来た。知り合ってから約13年。当時、初々しい高校生は専門学校を経て都会へ就職。しばらく音信不通になったが、やはり縁はどこかで繋がっていた。昨夏の終わりにUターンし、12月に湯田温泉にオープンしたお店でパティシエとして…

マイウェイ!

特別なことを目指していくのではない。その人らしく在るがままに生きていこう。誰もが自分以外の道を歩むことはできないだよ。人は好き勝手にいろいろなことを言ってくるもの。ただひたすら自分を信じて進んでいけばいいのだ。そのためには周りの目など気に…

無敵

無敵という言葉がある。その意味はある分野において非常に強くて敵対するものがないことを言う。しかし、本当の意味での無敵とは不要な敵を作らないこと。単純に言ったら無駄な争いをしないことだ。だからといって八方美人になって、その場しのぎのお友達ご…