2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

捨てて拾って

先日、偶然見つけた言葉がある。それは「捨てたほうがいいもの」で、「恥」、「嫉妬」、「見栄」、「比較」、「無駄な人間関係」、「時代にあわない常識」の6つの事柄だった。 なるほど、たしかに戒めなくてはならないことばかり。まず最初の「恥」とは、厚…

トライアンドエラー

「人間はその人の思考の産物にすぎない。 人は思っている通りになる」という名言がある。 この言葉をわかりやすく言えば、自分のしあわせは自分でつくるもの。ああなったらいいや、こうなれたらいいと、ただ願うだけでは何も変わらない。100%願ったとおりに…

自己責任

「いいんだ。岡本太郎の責任でやるんだから」という岡本太郎の名言がある。 とかくこの世はままならぬもの。美術の世界も自分では傑作だと思っていても、その上のクラスの作品なんて山のようにある。いくら頑張っても簡単には望み願う評価は得られない。迷っ…

覚悟

ギャラリーで始まったコサカダイキ君の個展「きょせい【虚勢】」。ケーブルテレビのまちかどNEWSで取材いただき、その際のコサカ君のインタビューがよかったので、以下のように文字におこしてみました。 『(作品展には)虚勢というタイトルがついているので…

美術力

もし、よくわからない美術作品と出合ったら、「そういう感覚や表現があるんだな」と一歩引いて触れてみよう。ちょっとした違和感は新しい発見への試金石。少し視点を変えるだけで面白味がわかってくる。また、大きくずれてしまったら、自分の感覚を見直すチ…

将来の芸術

先週、中原中也記念館で作品展示を見て以来、中也についての書物を少しずつ読んでいる。過去になんども目に触れる機会はあったけど、本家本元の詩の世界についていけなくて、いつの間にやら興味が移り変わっていく。そんなに好きでもないから、これくらいで…

鉄は熱いうちに打て

その昔、若い美術家が個展を行うには、メジャーな公募展に入選するか、美術学校出身で将来性があるか、または、著名な師匠の元で修業を積むなど、客観的な評価を満たすことが必須条件だった。なぜなら若い美術家にとって、個展は経験値を高めるチャンスでは…

鍛える

ブロードウェイのオーディションに臨むダンサーとは、志す人の数に比べて残酷なくらい狭き門を突破するために、充分にトレーニングをして鍛えられた人たちのことだ。いわゆる夢の舞台に立てるチャンスは誰にでも平等にある。その中でアピールポイントを正確…

「知識」と「知恵」

「学校は過去と知識を教えてくれるが、本当に大切なのは未来と知恵である」という名言がある。 「知識」と「知恵」の違いっていったいなんだろう?これをモノ差しで例えるとしたら、知識とはモノ差しに書かれた目盛りのこと。ものごとの基準がハッキリとする…

努力の天才

中二病という言葉がある。これは本当の病いではない。思春期にありがちな小生意気な言動や態度を表す俗語。主に中学2年生頃に発症し、背伸びした言動をはじめ、自分の能力を実際より大きく見積もって、輝く未来を想像して夢見心地になることを言う。ほとんど…

帰郷

四文字熟語の立身出世。その意味は仕事などで成功し、世間に認められ、社会的な地位を得ること。その人が実績を積み、地位を築き、評価を上げて成功することをいう。この言葉は中原中也記念館で購入した本の中で出合う。「(帰省した中也の心境)離れてから…

興味津々

昨日の夕方、前日に観た小3だった中也少年が習字で半紙に書いた文字を、もう一度観てみたくなって再び中原中也記念館へ。ちなみにこの書は「枡 石 斗 升 合 勺 貫 匁 分 厘」の10文字を、5文字&5文字の2行にわけて書かれてあった。表現された文字にはまだま…

月給取の午休み

子供の頃、近くの商店街は平日でも人通りが多くて、いつも活気があって賑やかだった。その核と言うべき老舗百貨店は、おしゃれで華やかな雰囲気に溢れて、たまに連れて行ってもらうだけでワクワクしていた。そんな熱量の高いストリートは、高度経済成長期の…

臥薪嘗胆

「自分の力に合うことだけしろ、その他のことは、おのずと道が開けてくるまで待て」という名言がある。 三十にして立つ。人は30歳くらいになると、自分らしい個性で生きること。独自のミッションをこだわっていかねばならない。だから、他人と比較して自己満…

不思議

「不思議だと思うことから、知性は始まります」という名言がある。 これはいったいなんなのだろうか?この世にはまだまだ簡単に言葉で表現できないことが多い。これまでの考え方では上手く説明つかないこと、万人の知るところでは推し量れないことを不思議と…

はじめのうちに

「長い歳月に磨かれ、熟成してようやく本物になるのは、酒も人間も同じだ」ということわざがある。 チーズもワインも美味しさが出てくるまでには、然るべき時間をかけて熟成させることが肝心。気が急いで無理矢理に仕込んでしまったら、旨味成分を存分に引き…

大風呂敷を広げる

「若い人は感性の大風呂敷を拡げて欲しい。ハンカチじゃだめだ」という名言がある。 美術家への第一歩は大風呂敷を広げることから始まるのだ。ただし、それは現実を無視して自分の作品に大袈裟に語ったり、如何にも知ったようなことを言って、鑑賞者をごまか…

環境

「『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』。人は平等ではあるが学問をするかしないかによって地位が生ずる」という福沢諭吉の名言がある。 美術の素質というものはみんな同じくらいある。俗に言われているほど大きな差はない。それぞれにふさわしい…

ピントとヒント

「写真は『真を写す』と書くでしょう。あれでみんな勘違いしてしまった。本当は『光の絵』ですから、フォトグラフは『光画』と訳したほうが実は正しいのです」という写真家 下瀬信雄氏の言葉がある。 写真家はいつも決定的な場面を写そうとしている。いい被…

抽象的

「小さい子を喜ばそうとして、お子さまランチの旗を使うようなことをすれば、子どもにこびることになります。子どもだって人間。同じ『人間』の部分で仕事をすれば、相手の心に響かないはずはありません。子どもが一生懸命考えて『ああ、これだ!』と分かる…

夢と儚い

「ある人はベッドで眠り、ある人は電車で眠り、路上で眠り、またある人は戦場で眠ります。何を着ていても、どんな姿をしていても、眠る人間は美しく、そして無防備です。夢で逢えたら、夢の中なら、夢でもよいから・・・・・・、人の夢と書いて『儚い』と読みます…

夢とうつつ

「僕の作品には『現実にありそうで、ないもの』と『現実になさそうで、あるもの』が半分ずつくらいの割合で出てきます。環境に合わせて変化を繰り返した鎧兜の本質は『柔軟さ』であり、それは好奇心という培養液の中でも育むことができるのではないか、とい…

鎧を着た旅人

「旅行や交易、戦争や移住・・・・・。空を介して繋がっている無数の国々は、時に摩擦し、乖離(かいり)し、再び混ざり合っては、新しい文化を生み出してきました。世界中でそれは起こってきたし、きっとこれからも起こるに違いありません。思いもしなかった時代…

キャッチボール

「相手の立場になりながら相手にエラーをさせない、プレーのしやすい球をお互いに投げ返していく。これが本当のキャッチボールです」 という名言がある。 私はいつもできるだけわかりやすく話すように心掛けている。いくつかの具体的な事例をあげたり、有名…

たまねぎ

「偶然というものは、私たちが思っている以上に、人生を左右すると思う」という黒柳徹子さんの名言がある。 昨夜、特番の「徹子の部屋45周年スペシャル」の過去のダイジェストに、おそらく30年以上前にプロ野球で現役だった頃の落合博満氏が登場する。ほんの…

探求心

「人々貴き物の己れに存在するを認めんことを要す」という松陰先生のお言葉がある。人はそれぞれ自分のなかに大切なものを持っている。生まれつき備わっているその大切なものを見つけて生きることが、自分自身のしあわせの出発点になるという意味である。 こ…

Singing In The Rain

昨朝、ゴミの収集日だったため、置き場に持って行ったところ、その場所から川を挟んだ向かい側の道路に、ビニール傘をさして歩く若者を発見する。だけど、空は曇天だったものの、まだ雨は降っていない。う~ん、それなのになぜ傘をさして歩くのか?そこであ…

夢の旅人

「旅をしない者は人間の価値を知ることはできない」という名言がある。 人は誰でも未来へ向かって歩む旅人だ。いつも好奇心にそそのかされて、良く知らない世界へ踏み出す。新しい冒険にワクワクするのだ。その道中で出会う仲間たち。まったくの偶然のようで…

三十にして立つ

「デザインの話につなげると、僕はこの伝票の裏を見て形が面白いと感じた。これはね、宅配伝票だけど裏を返してみたら、モダンなアートデザインのように見えたんです。今の人は、とても忙しい毎日を送っているかもしれないね。忙しさの中で、身近なことを見…

心構え

「自らも楽しみ人々にも喜びを与える。 大切な人生をこうした心構えで送りたい」という名言がある。 自分の好きなことをやって、能力を十分に発揮することができ、さらにそのことが他人に評価されたら、充実感のある人生になっていく。反対に好きなことをや…