2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

イノベーション

岡本太郎の名言に「自分に能力がないなんて決めて、引っ込んでしまっては駄目だ。なければなおいい、今まで世の中で能力とか、才能なんて思われていたものを越えた、決意の凄みを見せてやる、というつもりでやればいいんだよ」がある。 その昔の美術界には「…

聞き上手

「話し上手より聞き上手ということがある。自分が接するありとあらゆる人から、その専門の知識体験を聞き、我がものにすることができれば活学というべきだ」という名言がある。 やっぱり聞き上手は相手の方にも好かれるし、自らの勉強にもなるから良いことし…

ご縁

松陰先生の残した「計画が失敗するほど志が堅くなる。天が我々を試しているのだ。失敗を気にする必要などない」という名言がある。この言葉はいくら万全な計画を練ったところで、そのまま計画どおりに上手く人生なんてほどんどない。実際にやってみて初めて…

人は財産

情熱の画家 ゴッホの名言に「親友は人生の宝だ。彼らは私達自身より、私達のことを知っていることがある。紳士に、正直に向き合えば、彼らは笑いや涙をともにして私達を助け、導いてくれる。彼らの存在は私達は孤独ではないと思い出させてくれる」がある。 …

千客万来

四文字熟語の「千客万来」とは、千人の客が一万の客を呼ぶという、すなわちひっきりなし来客がある店の様子を表す。いわゆる縁起のいい言葉なので、お店の繁盛を祈願して使われることが多い。 ただいま開催中の福田隆眞先生の作品展は、正に千客万来と形容す…

型破り

かつて落語家 立川談志師匠が「型ができてない者が芝居をすると型なしになる。メチャクチャだ。型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。どうだ、わかるか? 難しすぎるか。結論を云えば型をつくるには、稽古しかないんだ」というの…

一期一会より

昨日より始まった「福田隆眞展」は、約35年前に山口大学へ福田先生が着任して以来、数々のご縁を紡がれたことがひと目でわかるくらい、幅広い世代の人々が勇んでお越しくださった。やはりご縁というものほど不思議なものはない。切っ掛けはなんでもないよう…

感情

漫画家 赤塚不二夫の著書に「僕らは手塚治虫に『いいか、漫画から漫画勉強しちゃいけないよ』って。そして『一流の映画を観ろ、一流の音楽を聴け、一流の本を読め、それで自分の世界を作っていけ、そうして描け』って言われたね。だから個性があるんですよ、…

チャレンジャー

岡本太郎の著書に「危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。本当はそっちに進みたいんだ。危険だから生きる意味があるんだ」という言葉がある。 ここ数年、美術家を目指す若者に会って話してみると、堅気の世界と一線を画すことをわかっていない人…

言うは易く、行うは難し

「言うは易く、行うは難し」ということわがある。これは、申し述べることは何でもないけれど、それを実行するとなると難しいものであるという意味する。目標設定することは見やすいけれど、本当に口約を果たすことは簡単ではない。 なぜなら、目標設定してか…

失敗は成功の母

例えば、夢に思い描くことに10回ほど挑戦して、1回しか上手くいかなかった場合は、ほとんどの人は駄目だった9回をひきずられて、再びチャレンジする勇気が湧かなくなる。よくよく見れば1回は成功しているのに、9回も失敗したことの方に心奪われて、やる気が…

有名無名

その昔、美術家を「有名」「無名」で差をつけて言う人たちがいた。いわゆる世間に広く名が知られた作家が偉くて、知られていない作家を低く評価する人たちのことだ。なぜ、このようなことが起きるのかと言えば、当時の美術家が立身出世するには、美術公募展…

若い力

昨夕、都内の美術大学で創作に取り組む大学院生が帰省の合間を縫って会いに来てくれた。そして、のっけから有り余る若さを前面に押し出し、とてもエキサイティングな美術談義を繰り広げることになる。とにかく、何を聞いても具体的なイメージが湧く答えばか…

三方よし

漫画家 やなせたかしの名言に「ちゃんと利益が出て会社が儲かる、それによって僕が喜ぶ、読んだ人も喜ぶ。仕事をする以上、みんながいいほうがいいんです」がある。 今週、とある場所でお会いした方に「そちらのギャラリーは、どんな感じなのですか?」と尋…

変化するもの

自然科学者のダーウィンの言葉に「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは変化できる者である」がある。これは過去のことに執着し過ぎることなく、時代とともに変化するものを受け入れ、いつも柔軟な考え方で生…

ピンチはチャンスの始まり

松陰先生の書物に「境の順なる者は怠り易く、境の逆なる者は励み易し。怠れば則ち失いひ、励めば則ち得るは、是人の常なり」という名言がある。この言葉は、人は順境にある時は怠けやすく、逆境にある時は励みやすい。それ故に怠けると道を失い、励めば道を…

はみ出す

その昔から「美術家って、我がまま気ままな人が多いですよね」と聞かれることがある。これは他人と創作のことで意見がぶつかっても譲らず、なお自分の思いどおりにしようとするからだ。また、作品制作しようと絵筆をとってみたものの、調子が上がらず途中で…

育む

子どもの良さとは言えば、やはり無心さや純粋さであって、それが素直に発揮されれば、まばゆいばかりの魅力を生み出す。これはできそうもないとか、上手くいかないなんて、微塵も思っていないから、失敗をまったく恐れていない。むしろ、誰かがやってできる…

夢のセールスマン

今の日本のスポーツ競技はテレビだけではなく、インターネットで動画発信することが可能になり、メジャーな大会を筆頭に高校野球や高校総体などのアマチュアのカテゴリーに至るまで、リアルタイムで視聴して楽しむことができるようになった。 また、アートの…

岡本太郎の著書に「あっちを見たりこっちを見たりして、まわりに気を使いながら、カッコよくイージーに生きようとすると、人生を貫く芯がなくなる。そうじゃなく、これをやったら駄目になるんじゃないかということ、まったく自信がなくってもいい、なければ…

勝てるギャンブラー

ギャンブルとは、より価値のあるものを得ることを目的に、自分にとって価値あるものを危険にさらす行為。例えば公営ギャンブルでお金を増やすことを目的に、手持ち資金を使って賭けることで、もし、勝てなかったら手元のお金が目減りするリスクがある。 もち…

あえて遠回り

美術家を志す人は目先の利益にこだわってはいけない。なぜなら、大きな視野を失うと成長のチャンスを逸する。いわゆる美術はその人らしい個性にあった表現で創作していくもの。いろんなことを試しながら、独自性を追究しなければならない。それ故、どうして…

1万時間の努力

その昔に話題になった著書の一節に「成功は1万時間の努力がもたらす」がある。これは、どんな人でも1万時間を超えるくらい1つのことに取り組めば、その分野でプロフェショナルになれるという理論を唱える。おそらくこのことは正しい。なぜなら、いわゆる素…

イマジネーション

地動説を唱えたコペルニクスは「自分が何を知っているのかを知っていることを知り、自分が何を知らないのかを知っていないということを知ること。それこそが真の知識です」という言葉を残している。 これまで人類は科学の力によって、たくさんのことを解明し…

見えざる手

昨日、千秋楽を迎えました「冨永恒光生誕100年記念 三代展」は、連日の猛暑にもかかわらず、冨永先生を偲ばれてお越しになった方々をはじめ、様々な皆様に足をお運びいただき誠にありがとうございます。おかげさまで、たくさんの思い出話しの花が咲き誇って…

伝承

ことわざの「積善の家に余慶あり」とは、道徳にかなった行ないを重ねる家庭は、いつの間にか良い運が集まりやすく、その行為の結果として子孫にも良いことがあるという意味だ。いわゆる先祖代々から伝わっていることは、それ相応の合理的な理由があるため、…

漫画家 やなせたかしの著書に「成功の秘訣というのは、ぼくに言わせれば、70%が運。20%が努力で、10%が天分。ぼくがどれだけ漫画を書いていたとしても、そのよさを発見する人、本にしたいと思う人が出てこなければ駄目なんです」という言葉がある。 基本…

10年ひと昔

ことわざの10年ひと昔とは、世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。10年という年月を区切りとして、それ以前は昔のように思われることを指す。おそらく、今の社会はこの周期がもっと短くなって、古いものから新しいものへ入れ替わっている。次から次へ早…

ベテランの画家は、どこにでもあるような平凡な画材や道具を使って作品を制作をしている。それはやはり長いキャリアで養われた忍耐強さがあるから、上手くできるまで粘り強く取り組んで、こつこつやるうちに素晴らしい効果が出てくる。要するに画材や道具に…

手のひら

「すべてはお釈迦様の手のひらの出来事」のルーツは西遊記。物語の中で孫悟空が「金斗雲であっと言う間に千里も飛べる」と豪語して、お釈迦様に力試しを申し入れたところ、「この右手のひらから飛び出せればそちの勝ち」と言われた。それならと孫悟空は渾身…