2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

磨く

これは面白いと感じることなら何だっていい!ワクワクできるのなら美術に直接関係なくてもいい!誰もがその人にしかない潜在能力を持っている。自分の中に隠されている未知の才能があるのだ。それが何かの拍子に突然表われて新しい創造への原動力になってい…

フェイス

私は作品よりも創作した人の顔を重視している。なぜなら顔というものは実に正直なもの。愛想もない仏頂面でもまったく問題ない。変にゆるゆるとして明るい笑顔を見せる必要はない。裸の王様と同じような論理で美術に関心のない人を取り込み、数だけで圧倒し…

スタートライン

美術家になるためのスタートライン。人それぞれ違ってくる。マラソンのように同じ位置にあるのではない。その人にとってイマジネーションがひらめく地点。そこから先は不思議に気分が高揚してしまう。感性をワクワク活性化させてスイッチがオンになるのだ。…

発見

今、何かを発見することで、これから先に待っている、新しい創造に繋がっていく。取り巻くあらゆる環境の中に、自分らしく表現することができる、創作のためのヒントは隠されている。ほんのちょっとしたことでも、潜在能力や潜在意識が大きく広がって、それ…

記憶

昔のことを思い出してみる。もちろん私が若い頃の記憶なのだが、何しろ随分前のことだから、曖昧にしか頭に浮かんでこない。それでも記憶の破片を繋ぎ合わせていくと、だんだん輪郭線がハッキリとして、ダイジェストくらいは出来事を思い出す。ただし、昔の…

フェイス、Y氏とともに

ただいまギャラリーでは「美界隈展vol.1 フェイス、Y氏とともに」を開催中!鉛筆による自画像や新聞複写の作品を制作し、驚異的な描写力で知られた故・吉村芳生さんを中心に、プロの画家と若者たちによるグ総勢25名のループ展です。どうぞお越しくださいまし…

大きな夢

夢は大きい方がいい!それが例え大それたものでもいいじゃないか。どこかで聞いたことがある平凡な夢を語るのはやめよう。まだまだ未熟なのはスタートが遅かっただけ。これから先、たっぷりと時間は残されている。ネバーギブアップ!夢とは決してあきらめな…

晴れの日

7年前、地元大学で初めて1コマほど講義する。美術教育の3年生たちに職業としての美術家について語る。当時、それなりに自信があるから引き受けた。しかし、それは自惚れで経験を頼りに勝負した力技の授業。学生にとってわかりづらい内容だと思う。今思い出し…

スタート

3年前に天国へ旅立った画家・吉村芳生さんは、山口県美術展覧会に挑戦し続けて3度の大賞などに輝きました。独創的な鉛筆画は全国の美術館などで発表され、県美展から誕生したスターの1人です。晩年、吉村さんは地元で美術家を目指す若者たちに、先輩の立場か…

ファンタジー

長所は生れながらの人懐っこさ。ただしベタベタと厚かましくない。本当はシャイなんだ。でも、直感で信用できる人と感じたら、子犬のように尻尾を振って飛んでくる。喜怒哀楽が単純明快でわかりやすい。さっぱりとした性格にも出ている。しかし、作品になる…

実験

すぐに実験をしてみたくなるタイプ。素直に思いついたことはやりたくなる。ひらめきを信じて行動しているのだ。おそらくいろんなことを試してはやめての繰り返し。一見、行き当たりばったりで無計画のようにも思えるが、最初から失敗を恐れずに勇敢に挑戦し…

新鮮

先日、親族と小学校の修学旅行以来、40年ぶりに宮島観光へ訪れる。正直、宮島は遥か昔のことだけに薄っすらとした記憶しかなく、また、新しく施設などが整備されているため、初めてと同じレベルになった。さらに言えば、その後、大人になって大河ドラマ・平…

褒められる

さすがに50歳を越えてからは、何か褒められても素直に喜べない。正直、嬉しいと思わなくはないけど、かと言ってできることが当たり前の年齢。だから無条件に褒められてしまうと恥ずかしくなる。また、その言葉を純粋に信じ込んでしまうと、受けそうなことば…

想像力

本来、想像力が豊かな人はプラス思考になるもの。しかし、それが豊か過ぎると意味を深く考えて、疑い深くなって自滅することもある。せっかく浮かんだアイディアを信じられず、これまでのどうでもいい経験に振り回され、美しいひらめきを失速させてしまうの…

知らぬが仏

美術家になろうと決意し、事前に情報を集めて調べてみると、どの分野にも優秀な人材がたくさんいるので、何をやってもうまくいかない気分になっていく。美術の世界はライバルだらけ。夢を持って努力している人は多いのだ。さらに道を極めた先人は無数も存在…

背中

美術家とはひと言で言ったら存在感が売り物。変に実状以上に大きく見せたり、にわか知識で薄っぺらな言動をして、品位を落としてはならない。想像力を表現する者として自分を安売りしていけないのだ。また、たくさん同じような作品を発表して、人に飽きられ…

敬老

昨日、ホームセンターへ行った時のこと。私は必要なコーナーしか回らないため、いつも滞在時間は限りなく少ない。それなのにいくつものアトラクションと出くわした。まず最初はミュージカル!私の行き先に鼻歌を歌いながら回る老婦人。あまりにもオリジナリ…

慈しむ

昨日の夕方、所用で町内の川掃除に出られないため、自主的にギャラリー付近を清掃する。そこは感心するほど草ぼうぼうの状態。しかし、幸いにも雨の後なので抜きやすく、テンポよく刈り取ることができた。用意したゴミ袋は次々に一杯になる。さすがにくたび…

その日、ここでたまたま出会えたのは、心を響かせたい熱い思いがあったからだ。人は道具を使わないと自分の目で自分の顔を見ることができないように、自分の感性も鏡になる人やものがなければ、よくわからないもの。創造力は人との出会いによって、少しずつ…

観賞

絵を観る人にはいろんなパターンがある。まず第一に趣味で絵を描いている人が鑑賞したら画材や額などに興味を持つ。同じものを準備すれば、同じようにできると思い込んでいる。第二は絵に描かれた世界を、そのまま表面しか観なくて、一方的な見解で結論付け…

仁義

プロ野球は勝って笑うファンもいれば、負けて泣く人もファンもいる世界。栄光に輝く勝者のファンの後ろには、光の当たらない敗者のファンがいるものだ。それくらいファンにとって贔屓チームは絶対的な存在。心に嘘や誤魔化しがが利かない純粋な関係。いくつ…

直観力

やっぱり直感力はいざって時に役立つ優れたもの。目の前に起きた出来事を瞬時に判断してアイディアを産んでくれる。これまで経験したことが元になって、頭の中に突然稲妻のようにひらめく。常識や先入観の壁をぶち壊して浮かんでくるから、その人の動物的な…

老化

私の自慢の1つは記憶力だったが、さすがに50歳を越えてからは、なんだったけ?と物忘れすることが増えてきた。これは老化と言ったら老化になるけど、マイナスなことも忘れているから損はしていない。そう、もやもやしたことがあっても、一晩寝たら覚えていな…

寛容

美術家を目指して創作している人には、自分の姿を映す鏡がたくさんあった方が良い。好みの近い人、合わない人。しらけて観る人、面白がって観る人。いろいろな人に自分の作品がどう感じているのかを知ることによって、自分のスタイルを具体的に創意工夫する…

やっぱり素直な人は幸運を得るものだ。なぜならチャンスは誰もが平等に与えられている。しかし、人それぞれ結果が違っているのは、その時に可能な限り努力しているかどうかの差だ。今少し冒険心を燃やして、今少しイマジネーションを使って、小さなことから…

一隅を照らす

ただ楽しくて好きだからやっているだけ。そのことは誰もが面白くなくてもいい。もしかしたら自分一人が夢中なのかも。それならそれでいいじゃないか。他人との比較ではなく、自分自身が喜びを感じることだ。心が満たされるのなら終わりはない。いつまでも美…

好奇心

誰でも旅へ出かけることを決めたのなら、目的地までの交通手段や旅先の名所旧跡など、いろんな情報を調べるだろう。それは旅を余裕を持って楽しむために必要なこと。事前準備があってこそ充実した時間になっていくのだ。美術の旅も同じである。自分の目指す…

粘る

自分らしい創作をするためには、必ずある程度の時間がかかるもの。 昨日今日やり始めた人が、すぐに素晴らしいと言われることはない。ほとんどの才能は、もう少し粘れば何とかなったものが多く、さっさと諦めたりするから芽生えないまま。一見無駄のように思…

機能

人の機能というものは使っていないと、どんどん衰えていくもの。頭を使わないとボケてくるし、手足を使わなければ関節が駄目になる。生きがいや感性だって同じようなものだ。決まりきった日常の中で、そのうちそのうちと弁解している内に能力は低下していく…

憧れ

世間一般人たちの美術家のイメージとは、いつも鋭いアンテナを光らせて、日常の中に埋没しそうな美を見つけ出し、自由な発想でエネルギッシュに創作している人。平々凡々としたことでも、個性豊かな想像力で表現できる人のことだろう。実際に美術家とは、伝…