2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

失敗に学ぶ

今、話題の人工知能。学習、推論、判断といった人間の知能の持つ機能を備えたコンピューターシステム。もしかしたら近い未来に美術の世界にも進出するかもしれない。先日、この分野で活躍している若者が帰省して遊びに来た時に、美術ではどうなるのかなと尋…

孤独

創作する人は孤独な時間を持たない限り、自分の面白さを発見することはできない。群れの中で安住したいのなら、そんなに好きでもないことにも関わり、自分らしさを抑えて埋没するしかない。いつの間にか誰かの価値観に染まって、甘美な世界に依存して抜け出…

根気よく

未知の世界に自らの意思で飛び込んで、やったことのないことをやることによって、これまで眠っていた潜在能力を引き出される。いろんな才能が目覚めていくのだ。ただし、いくらなんでも無謀な挑戦はできない。今やっていることの延長線上になければ不可能に…

コミュニケーション

私のモットーは人間関係を円滑するために対話すること。しっかりとコミュニケーションを図って、みんなで楽しめる世界を創りたいと考えている。もちろん深く語り合うことで、お互いの違いが見えてくるため、ギクシャクする時だってある。思いもよらない価値…

幸運・好運

幸運と好運。2つとも運に恵まれているという意味。これを私になりに解釈するとしたら、幸運とは人智を超えた運の良いこと。人間の英知では計り知れない現象が起きた際に使うのだ。もう1つの好運とは、自分が思い込んでやり続けているうちに、その積み重ねが…

時を越えて

昭和の頃、美術家になるためには創意工夫の苦しみに耐えること。失敗や屈辱にも負けることもなく、ひたむきに努力し続けたものだけが、その存在に到達できると言われていた。いわゆる理論より根性論が中心の時代。創作に必要な能力は一朝一夕に身に付くもの…

熱意

2013年5月のGWに若い女性たちによる公募型グループ展「KMY48展」を開催。この企画は立案したFさんの意向を尊重し、彼女のできないことをフォローするスタンスで行う。正直、始まる前はどのように着地できるのか、まったく予想できなかった。また、本家(AKB4…

To be continued

昨日は山口大学でのラストの講義。来年からはカリキュラムが変更するため、年に1度のこの時間はなくなります。そこで私になりに2週に渡って、今ベストだと思うことをお話させてもらった。テーマは「美術家になろう!」で、この30年余りの間に社会の価値観と…

2つだけ

美術家になるために何をすればいいのかは、意外とみんなに知られている。なぜなら、その答えは大雑把に分類したら2つだけで、「センス」と「技術」を磨くことに尽きるからだ。美術家という存在を知った人なら誰でも容易に想像できるもの。それをどうすれば身…

情熱

例えば普通の人が同じゴールを目指すなら最短距離を選ぶだろう。如何に効率よく無駄のない経路を通っていきたいと思うはずだ。もっとわかりやすく言ったら同じ稼ぐのなら楽な方がいい。手間暇かけずにスマートな動きで儲けたいと考えるのが一般的だ。しかし…

開眼

先日、遠方からわざわざお越しになった大学院生。その彼女いわく、「本物の作品はネットで見た時とは、かなり印象が違っていて、創作する人の緊張感が肌で感じられた」という感想をもらった。おお―、なんて素晴らしい言葉。専攻は社会学なのに美術の分野でも…

まずはやってみる!

あれこれ考えずに、まずやってみることが大切だ。現状に甘んじることなく、新しいことへチャレンジする。過去の遺産にしがみ付かず、はびこる前例主義を打破し、向上を求めねばならない。そんなパイオニア精神に幸運は訪れるのだ。実際にやってみることで、…

直観力

ネットで簡単に情報が得られる時代。誰もが知りたいことを手軽に手に入られる。ただそれはあまりにもスピーディー。瞬時に目で意味は理解できたとしても、果たして頭の中で記憶するまで伝わっているのだろうか?ものすごい勢いでソフトやメディアは進歩して…

自由

自由と勝手は似て非なるものである。自由とは思うままに好きな世界を具現化すること。その前提条件として必要な技術や表現力が備わっていて、浮かんだイメージを自力で構築できる能力がある状態。本質がよくわからないまま、自分の都合のいいように解釈して…

相互扶助

昨日、山大美術教育で年に1度ほどの講義へ行く。来年度はカリキュラム変更のため、名残惜しいけれど、このたびの8回目をもって最終回になる。そこで初めて2週にわたってお話しする機会をいただいた。実はこの時間があるおかげで、いつもネタ探しのアンテナを…

信じる

創作する人は鑑賞者の言葉を信じよう!どんな感想も彼らの自由。時によっては面白くないこともあるけど、それは新しい創作への発奮材料。世の中、都合の良い言葉だけを選ぶようでは進歩しない。もしかしたら裸の王様の子供みたいに、純粋無垢な目で見ている…

ユーモア

ユーモアとは場の雰囲気を和ませて明るくするエッセンス。鼻先を気持ち良くくすぐるような、さりげなく茶目っ気があって、柔らかな感覚で心をストレッチしてくれる。つまり一瞬にして世の中の常識から抜け出し、片意地を張っていたことが馬鹿馬鹿しくなって…

切磋琢磨

先週、若い頃からお付き合いのある学芸員さんより、私がその昔に公共施設で主宰したアートイベントで、お話ししていただいた講演会についてのお尋ねがあった。おおー、なんて懐かしい話だ。それは20年前に県内の若手美術家によるグループ展を企画。個性的で…

直感

直感でそう思うのなら迷わず飛び込んでいこう!リサーチなんて一般人の常識は美術家には通用しない。理屈を越えて野生的であるからこそ、本当に存在する意味が生まれてくる。あきらめることなく、1つのことにチャレンジし続けたら、ある時、急に目の前にチャ…

変化する

人生を豊かに楽しもうと思うのなら、わざわざ遠くに出かける必要はない。日常のちょっとした光景の中に、しみじみと味わえる世界があるからだ。どんなものにも美しさがあって、気持ちを込めて見つめたら、小さな幸せが存在することに気が付くだろう。そう、…

素直に

現代は何でもネット検索で簡単に調べられる便利な時代。コツコツと学ばなくても、外付けの知識(コンピュータ)で補ったら、それなりになんとか形になるもの。しかしながら人というのは何かうまい手段があると、ついついそれに乗っかってしまい、いつの間に…

編集

創作というものは目の前にある光景を、在りのまま描いているわけではない。例えばリアルに細密描写された鉛筆画であっても、実際には見えない空気まで捉え返しているのだ。その時に受けた印象を目ではなく心で感じ、頭の中で編集してから創り出す。「もっと…

雑事はない

今、巷で話題になっている人工知能。人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータで再現した技術のこと。この先の未来では人間の能力を越えると言われているけど、美術の分野においてはまったく心配はない。なぜなら美術は理屈や数字で表せない感覚の世界…

ありのまま伝えよう

美術はハッキリ言い表せない世界であるため、観終った後に無理に言葉にしなくてもいい。また、作品の魅力は様々な面があって、その面白いは人それぞれ違ってくる。感性という形のないものは、弱かったり強かったりするけれど、どんな時も何かを感じているの…

独創性

美術の世界は少し変わったくらいの個性が必要なのだ。なぜなら人と違う感覚があるからこそ、それが新しい可能性になって創作することができる。誰もが好きだと思うものが良いと考える、ごくごく普通の価値観では創造は生み出せない。そういう人は一般社会で…

若さ

私は天然の若さのピークは18歳だと思っている。なぜなら心技体のすべてに生命力が漲り、未熟だからこそ許される純粋さという特権があるからだ。漠然とした自信と自惚れを交差させながら、どこまでも自由でいられると信じている。また、ちょっとしたことが切…

直感

人はいつの間にか自分の考え方、物事を見つめる視点が正しいと思い込んで、視野が狭くなりやすいもの。それまでの常識や情報の蓄積が固定観念になって身動きが取れなくなるのだ。これを打ち破るにはビビッとひらめく直感が必要だ。直感は生まれつきの部分も…

原点

上手くいかなかった時はスタートラインに戻って、どうして失敗してしまったのか考えてみよう。反省する人はすべての出来事を栄養にして、どんどん良くなって成長することができる。そのためには上辺だけじゃない、とことん自分のやったことを思い出し、これ…

アートダイドコロ展

11月3日(木・祝)より食卓からまれた生イマジネーション「アートダイドコロ展」を開催いたします。この作品展は生命の源になる食を営む台所にある様々なものをモチーフにして、口の中で舌鼓して味わうのではなく、目で触れて想像しながら味わい、心で楽しん…

打ち克つ

自分の気持ちに勝とう。あれこれやりたいことに流されないで、純粋に好きなことを追い求めてみよう。今はこれをやるのだと決めて、ひとつの夢に向かって突き進んでいくのだ。例え上手くいかなかったとしても、熱くなれる夢を追いかけた日々は尊いもの。一生…