2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

おにぎりとうどん

何年か前、図書館で借りたスポーツ選手の食事について書かれた著書に、さまざまな食べものを科学的に解明したところ、試合前に消化がよくて身体の代謝を促進する栄養が豊富に含む食べものの中で、おススメの1つとして掲載されていたがおにぎりとうどんだった…

ロックの魂

私が20代半ばだった頃、ブルースをルーツとしたメッセージ性の強い歌を叫ぶザ・ブルーハーツというパンクロックバンドが流行っていた。時はバブル全盛期。一見は華やかで明るく輝ているイメージであるが、実際は弱肉強食という摂理で構築されいた時代であっ…

レジェンド

少年時代、身近な風景を絵に描くことや飛行船などの模型を制作に没頭していた。自分の手で何かを作ることはとても楽しい。上手く出来上がった時の喜びはひとしお。遊びなんだけど本気になれるから素敵だ。モノをつくっていくことの原点と出会う。いくつもの…

寅さんの日

昨日の午前中、営業前に車に乗って出ようとしたら、エンジンがかかると自動音声で流れて、「8月27日土曜日、今日は寅さんの日」と、今日は何の記念日なのかを教えてくれた。そうだったよね、映画「男はつらいよ」シリーズの第1作が公開された記念日だ。ふと…

怠け者になりなさい

漫画家 水木しげるの著書の1つ「幸福の七ヶ条(幸福論)」。水木氏は波乱万丈の人生を歩み続けて、苦境に立たされた時も、常に前を向くて希望を見失わなかった。人には大らかに、自分には厳しく、いま自分が歩んでいる道を大切にする。いつまでも謙虚に学び…

おもしろきこともなき世をおもしろく

幕末の長州藩の志士である高杉晋作の辞世の句と言えば、「おもしろきこともなき世をおもしろく」。いつの世も良い時もあれば、そうでない時もあったりする。だけど、世の中は一瞬にして変わっていくもの。明日、どうなるかわからないから、夢や希望を持って…

ハングリー精神

時より、幼児の頃から絵を描いたり粘土で造形物を作ったりして、美術に積極的に関わっていけば、いずれ美術家になれるでしょうか?と質問されることがある。これはおそらく美術の英才教育をしていけば、どんどんセンスや技術が向上していけるはず。他人の目…

耳学問

耳学問とは、自分で修得したものでなく、人から聞いて得た知識。聞きかじった知識のこと。いわゆる若い時代は見たり聞いたり行ったりすることで得られる経験は少ない。そこで、自分の志す世界の先駆者や先輩などから役立つ知恵を授かることが必要になる。積…

目の明るさ

「人の精神は目にあり。故に人を観るは目においてす」とは松陰先生のお言葉。人の精神の在り方は目に表れてくる。やる気に満ちている人は、目からエネルギーを燃やしていき、全身の至る所までみなぎらせている。だから、目を見さえすれば、その人がどれだけ…

甲子園の詩

1993年3月、春の選抜高校野球で3代目の大会歌として披露されたのは『今ありて』。この歌を作曲したのは数々のヒット曲を作った谷村新司氏。作詞したのは昭和が生んだ偉大な作詞家で、長年に渡り高校野球を愛し続けた 阿久悠氏。「新しいときのはじめに 新し…

諸君、狂いたまえ!

7年前、NHK太河ドラマ『花燃ゆ』の中で、松陰先生は「諸君、狂いたまえ!」と叫んでいた。その意味は常識や前提にとらわれずに生きるのだ!自分に才能がないとか、失敗したらどうしようとか、負の結果は気にしなくていい。まだまだ自分は力不足だと諦めてし…

ちょっとだけよ

こどもの頃、土曜の夜のお楽しみと言えば、ザ・ドリフターズの公開バラエティ番組「8時だよ全員集合!」。基本的に生放送で、いかりや長介の「オッス!」に始まり、それから個性豊かなメンバーたちによる馬鹿馬鹿しいコントを見るのが大好きだった。その中で…

シン彩祭アート

2005年8月、夏祭りの出しものや縁日ように、心を明るくする鮮やかな色彩をテーマに、7人の美術家が参加して第1回の「彩祭アート」を開催する。当時、急速にインターネットが身近になり、SNSの第一子と言えるブログが普及し、これまでになかったコミュニケー…

随処作主、立処皆真

禅語にある「随処に主と作れば、立処皆な真なり」。この言葉は、いついかなるところでも主となって、自らの主体性を見失いことなく、最善を尽くして主人公でいよう。そうすれば、その人の行動は真実であって間違いではない。どんな状況にも振り回されること…

個性的

岡本太郎の著書に「人間というものは、とかく自分の持っていないものに制約されて、自分のあるがままのものをおろそかにし、卑下することによって不自由になっている。自由になれないからといって、自己嫌悪をおこし、積極的になることをやめるような、弱気…

若者たち

小学校の時、放課後の少年サッカーを熱血指導していた先生が、よく口ずさんでいた歌謡曲と言えば「若者たち」。特に、『君の行く道は果てしなく遠い、だのになぜ、歯をくいしばり、君は行くのか、そんなにしてまで』という歌詞が大好きで、それをそのまま我…

自由と勝手

いわゆる自由と勝手とは似て非なるもの。自由にできる人は、その世界の本質を知っていて、そこで最高パフォーマンスを目指していく。常に創意工夫と試行錯誤し続けて、自分が思うように行動できることを言う。これに対して勝手な人は根本的に違っている。そ…

切磋琢磨

「常識を発達させよ。見聞を広くしなければならぬ。小さな考えでは世に立てぬ」という大村益次郎の言葉がある。 いわゆる常識を発達させるべきこととは、普段やっていることだけにとらわれず、周辺にあるものにも目を配って、幅広く学んでいくことを推奨する…

チャンス

この世の中のチャンスとは、大きく分ければ2種類ほどある。1つ目は偶然に訪れてくるチャンス。いわゆる「棚からぼた餅」。突然、思いがけない幸運が舞い込んでくる。これは気まぐれな追い風のようなもの。その時に背中を強く押す最大瞬間風速で、あっという…

知性的な人

ユーモアがあって知性的な人というのは、日常のなんでもない会話なのに、周囲の人たちの知的好奇心を掻き立てて、そこにいるだけで空気を明るくしてくれる。必要以上に存在感を誇張することはなく、皆々の心をやさしくくすぐる言葉で、元気なパフォーマンス…

地方文化の確立について

坂口安吾の短編作品『地方文化の確立について』の末文に、「地方精神の悪弊、亜流の精神を取り去り、自らの思考を全日本的な宇宙的な高さにおいてもとめることを忘れてはならないと思う。この意味において、私はまず地方文化の確立については、東京の亜流と…

歩々是道場

禅語にある「歩々是道場(ほほこれどうじょう)」とは、読んで字の如くし、どんな環境にいようとも、その人の心掛け次第で道場になるという意味である。いわゆる修行と言えば、どこか人里離れた場所へ出向いて、静かな環境で心を整えて鍛えることだと思われ…

縁の下の力持ち

「レンガっていうのは真上に積んでいったら倒れるわけですよ。高くなってきたら横に積んでいかなきゃいけない。ところが横に積んだ人っていうのは評価されないし、見えないんですよ。上に積んだ人だけがやっぱり見えてくるからね。だからそういう、横に積む…

若い時の苦労…

ことわざの「若い時の苦労は買ってでもせよ」とは、若い時の苦労はその体験が将来役に立つから、自分から買って出ても苦労せよという意味である。しかし、今の時代の若者は高齢化社会のど真ん中を生きているため、公的年金や健康保険料の大きな負担額が背負…

一燈照隅 萬燈照国

昨夜から2日間、3年ぶりに山口七夕ちょうちんまつりが開催される。私はこの場所で生まれ育ったため、お祭りは毎年当たり前にあると思っていた。もちろん、台風などで1日中止になることはあったけど、出口の見えないコロナ感染症での取りやめは、心も身体もア…

時を越えて

昨日の午後、山口市秋穂二島に約35年前に私財を投じて建設されたアカペラホールへ。かつてここの主で、クリエイティブスペース赤れんがの初代館長だった故・村中庸甫さんのエピソードなどを奥様にお聞かせいただくために参上する。当時、山口市に新しく誕生…

果敢に

「この瞬間、瞬間に、若さとか、年よりとか、力があるないとか、才能とか、金とか、あらゆる条件を超えて、その持てるぎりぎりいっぱいの容量で挑み、生きるということだ」という岡本太郎の言葉がある。 人は可能性へ挑戦することで実力が伸びていく生きもの…

Next Stage

2007年8月、県美展にあわせて美術館から商店街までのエリアで、アートを身近に感じて楽しむプロジェクト「HEART2007」が初めて行われた。 当ギャラリーも関連企画 県美展出身者4人展で参加。前年度の大賞受賞した手嶋大輔君(28歳)をはじめ、東京へ拠点を…

熱球

私は子供の頃から真夏になるとワクワクしてしてしまう。その理由はお祭りがあるからではない。海やプールで泳げるからでもなく、アイスやスイカが食べられるからでもない。それは早くから高校野球と出会い、ひたむきに白球追う姿に衝撃を受けてしまった。数…

堕落論

先週より中原中也記念館で始まった「坂口安吾と中原中也――風と空と」。中也と安吾は同人として参加した文芸誌で知り合い、それぞれ音楽に対して深く関心を持ち、互いに実力を高め合いながら交流していく・・・という、かじった程度のことはわかったが、まだまだ…