2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

不易流行

「伝統とは形を継承することを言わず、その魂を、その精神を継承することを言う」という名言がある。 この意味はその時代において新しく先端的なものは柔軟に取り入れ、それによっていつまでも変化しない本質的なものを受け継ぐことを指す。決して、古い習慣…

早く失敗をしろ

「失敗したら、どうしよう?と考える前に自分に自信を持つことから始めてみよう。失敗は失敗で得られるものがあるから、悪いことではない。むしろ頻繁に失敗した方が得られるものが多いのだ」という名言がある。 いわゆるシリコンバレーでは、Fail fast (早…

フィーリング

「客の好むものを売るな。客の為になるものを売れ」という名言がある。 自分の個性や主義主張を曲げてでも、お客の好みに調子を合わせれば、例え売れることはあっても、それ以上のことは何も生まれない。だからこそ、お客自身が思い浮かばないような価値観を…

鍛錬

「できないことをやるのが練習。慣れてしまったらトレーニングとは言わない。だって、もうできてるんだから」という五輪金メダリスト 室伏広治の言葉がある。 そう言われてみれば、鍛錬と訓練は似て非なるもの。鍛錬とはその世界の本質を理解し、厳しい修養…

いま

「愚人は過去を語り、狂人は未来を語る。しかし、賢人は現在を語る」という名言がある。 たまには過去の楽しい思い出に浸って、甘い気持ちに酔いしれてもいい。また、時には未来の理想をあれこれイメージして、それに向かってやる気を出すのもいい。だけど、…

規格外

「あなたのインスピレーションやイマジネーションを抑えてはならない。模範の奴隷になるな」というゴッホの言葉がある。 また、「手なれたものには飛躍がない。常に猛烈なシロウトとして、危険をおかし、直感に賭けてこそ、ひらめきが生まれるのだ」という岡…

嘘から出た実

「芸術が真実でないことは、誰もが知っている。芸術とは、真実を悟らせてくれる嘘である。芸術家は、嘘の中にある真実を人に納得させるだけの技量を身につけなければならない」というピカソの言葉がある。 私が子供の頃、親戚のお寺の本で見た地獄絵がとても…

感動

「他人を感動させようとするなら、まず自分が感動せねばならない。そうでなければ、いかに巧みな作品でも決して生命ではない」というミレーの言葉がある。 いわゆる芸術は純粋な感動によって生み出されるべきもの。まずは作者自身に感動がなかったら、いかに…

締め切り

「締切りなしの作業なら思い切り楽しい仕事になるだろうが、おそらくまったく 進行しないに違いない」という名言がある。 美術作品の制作する時に、誰でもできそうなことをたくさんやり遂げて、独創性に挑戦せずに敬遠したのでは、創作をしたことにならない…

ニュース

「ニュースのないのは、よいニュースだ」ということわざがある。 まったくそのとおり!今年は連日ニュースだらけ。それも深刻なものが多くて、ホッとできるものが少ない。どこか紙ヤスリでこすられるギスギスした空気が漂ったまま。心地良く酔わせてくれるよ…

プラス思考で

「人の見方はそれぞれ違うから批判なんか気にしない。最初から問題用紙が違うから解答も違うに決まってる」というダウンタウン・松本人志の言葉がある。 さすが上手いことを言う。自分が意図しないことを言われた時に、いちいち目くじらを立てても仕方がない…

独自性

「ある者にぴったりの靴は、他の者にとってはきつい。人生において、すべての人間に適したレシピなどない」という名言がある。 人生は人それぞれ違っていて当たり前。生まれ育った環境や条件、性格、価値観など、その人だけにしかないものばかり。他人と比較…

老若

「50歳の時点で、20歳のときと同じように世界を見ている人間は、人生の30年を無駄にしたということだ」という言葉がある。 とにもかくにも若さに価値観を持っている人は多い。それはいつまででも若ければ、さまざまなことに心がときめいて、新しい魅力を発見…

貢献

「どんな人間でも、多少なりとも身に長所があれば、それを世の中に役立てたいと思うのは、人情であろう」という名言がある。 人は誰でも何もしないように見えても、実は社会の一員として貢献している。例えば旅行が趣味の人だったら、公共交通機関をはじめ、…

独創性

「いつでも自分らしく、自分を表現し、自分を信頼しろ。成功者の個性をどこからか見つけ出してきて、それをコピーするような真似はするな」という言葉がある。 この世で一番わからないものと言えば、それは自分自身のことだったりする。そもそも自分は何をや…

遺伝子

「君の中には必要なすべてがある。太陽もある。星もある。月もある。君の求める光は君自身の内にあるのだ」という名言がある。 この世に平凡に生きている人なんていない。どんな人でも紆余曲折があって、人生を穏やかに歩むことは難しいもの。だけど、さまざ…

投資する

「もし財布の中身を頭につぎ込んだら、誰も盗むことはできない。知識への投資がいつの世でも最高の利子を生む」という名言がある。 私が20代前半の頃、美的感覚は未熟だと自覚していたので、あちこちの美術施設へよく足を運んでいた。やはり自分の観る目を肥…

多様性

「人の長所が多く目につく人は、幸せである」という名言がある。私はこの言葉で言いたいのは、日ごろから人をよく観察すること。どういう長所を持っているのかを、客観的に見られる目が養われていれば、その人らしいものが発見できるようになれる。その反対…

我以外皆我師

漫画家 赤塚不二夫の言葉に「自分が最低だと思えばいいんだよ。自分が一番バカだと思えばいいんだよ。そうすりゃ、みんなの言うことがスーっと頭に入ってくんだよ」がある。 私も同じような境地に達したのは40代半ばを過ぎてから。それまでも聞く耳はいちお…

人間万事塞翁が馬

「成功の秘訣というのは、ぼくに言わせれば、70%が運。20%が努力で、10%が天分。ぼくがどれだけ漫画を書いていたとしても、そのよさを発見する人、本にしたいと思う人が出てこなければ駄目なんです」という漫画家 やなせたかし氏の言葉がある。 本当に何…

友情

「若いときの友人もすばらしいが、老境に入ってからの友人は、なおすばらしい。若い時は何でもそうだが、友人があるのは当たり前だと思っている。老境に入れば、友人をもつことの深い意味が分ってくる」という名言がある。 つい最近、30年来の友人から電話が…

所作

「年をとるにつれて、人が言うことには以前ほど注意を払わなくなった。人の行動をただじっと見ることにしている」という名言がある。 なるほど、共感する言葉だ。なぜなら私も50代になってから、その人の言動より行動を注意深く見ることが多い。特に近ごろの…

型破り

「型ができてない者が芝居をすると型なしになる。メチャクチャだ。型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。どうだ、わかるか? 難しすぎるか。結論を云えば型をつくるには稽古しかないんだ」という落語家 立川談志師匠の名言がある…

理屈じゃないもの

「経験を積むと、理屈より勘を選択する勇気が出てくる」という名言がある。 たしかに、美術の世界でもキャリアの浅い人の方が、ああしたこうしたと理屈を言っては、自分の腕前をアピールしている。自分の作品はこういうコンセプトだと説明し、観る人に方向性…

みにくいアヒルの子

「人自分が醜いアヒルだと思っていたころは、こんなたくさんの幸せがあるなんて思ってもみなかった」という名言がある。 この言葉に触れた時に頭に浮かんだのは、美術家を目指す若者のタイプ。自分は美しい白鳥の子だと思う人と、自分は醜いアヒルの子だと思…

「人が旅をする目的は到着ではない。旅をすることそのものが旅なのだ」という名言がある。 たとえば、数か月後にみんなで一緒に旅をしようと呼びかけてみる。すると、仲間たちは旅へ出るためにお金を貯めたり、その期間は日常に差し支えないように工夫する。…

目的意識

「何でもない現象の中に素晴らしいチャンスが潜んでいる。しかし、それは強烈な目的意識を持った人の目しか移らないもの。目的意識のないうつろな目には、どんな素晴らしいチャンスもみることはありません」という名言がある。 私はこれまで美術家を目指して…

若さ

「若さ・・・価値のわからないお子様たちに無駄遣いさせるにはあまりにも惜しい」という名言がある。 たしかにそう言われてみれば、私も20歳前後はしゃんとせずに、さまざまなことに興味を持っては、あちらこちらフラフラするばかり。何らかのことはしたいと野…

二人は一人に勝る

旧約聖書に「二人は一人に勝る。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起こす」という言葉がある。 やはり何かを成し遂げようと思っているのなら、一人よりは二人の方が実りは大きくなる。…

没頭

「天賦の才能がないといっても悲観すべきではない。才能がないと思うのならば、それを習得すればいいのだ」という名言がある。 たしかに美術の才能も始めは大したことがなくても、その人が本気になって努力していけば、いくらでも発揮していくことができる。…