2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

問い

美術はいろんな分野があって、いろんな表現があって、いろんな価値観がある。それは国によって、信仰によって、老若男女それぞれによって美しいは違ってくるためだ。この世の中には多種多様な世界が混在している。すべてことの面白さを知るなんて不可能に近…

唯我独尊

周りに合わせてばかりいるようでは成長しないだろう。みんなと同じようなことをやっていては流されていくだけ。ひとまずは安心できたとしても自分の意思で行動したことにはならない。オリジナル、独創性とはほど遠い状態なのだ。人はそれぞれ自分にしかない…

宿題

昨日、親しい方にご子息の中1英語の教科書を見せてもらった。おおー、丸40年も経ったらサイズも文字の配置も美しくてオシャレだ。さらに内容も日常で使えそうなものばかり。そこでしばしにわか英語塾が開講。本のフレーズを元にあれこれ議論しながら盛り上が…

友あり

昨日、若い新聞記者の友人がGWの振替休暇を使って高知から遊びにやって来た。約1年ぶりかな?だけどそんなにも会っていないとは思えない。すぐに繰り出した私のジョークをきれいに交わしてくれる。即興でセッションしたような柔和な空気が漂う。本当にブラン…

「知識」と「知恵」

「知識」と「知恵」の違いとは何か?これをモノ差しを使って例えるとしたら、知識とはモノ差しのようなもの。世の中に基準となる価値観があることで生きやすくなる。その時々に存在するモノ差しに合わせて行動すればいい。また、知恵とはこのモノ差しの機能…

未来へ

昨日会った高校生。これからの進路を悩んでいた。いろんな選択肢がある。どれにも可能性があって、やれそうだから選びきれない。しかも成長期。日々進歩を続けて成長していく。そのため時間をかければ、新しい可能性が生まれて、あれこれと思いは揺れるばか…

世代間ギャップ

世代間ギャップという言葉がある。ふつうこれは若者と年長者の間に生まれる価値観の違いのこと。特に近年、日進月歩に新しくなる文明の利器におかげで、昭和育ちと平成育ちでは常識やモラル、ライフスタイルなどが異っている。めまぐるしく変化していく社会…

学ぶ

自分の興味のある分野のスペシャリストと仲よくしよう!ある分野に特化している人とは、その道が好きで好きでたまらない純粋な人。そして、誰にも負けたくないハングリー精神を持っていて、どんどん学んで吸収しようとしている。そんな彼らに近づいていくと…

インスピレーション

昨日の夕方、30年来のお付き合いになるAさんが来るや否や、ギャラリーの近くに迷子がいると言われた。たしかにこの辺りでは見かけない顔。そこですぐに警察署へ連絡。間もなくしておまわりさんが到着し、届け出があった子供だと確認される。Aさんが発見して…

まわり道

エンプティカロリーという言葉がある。これをザックリと言ったら高カロリーの食べ物のなのに、生きるために必要な栄養素があまりない食品に対して使われているのだ。今の社会、これと同じように、とても高カロリー(熱くなれる刺激的な話題)でドキドキワク…

未来

先日行われた米国での美術オークション。その中で現代アートの作品を高値で日本の実業家が落札した。その金額は約123億円。かつてバブル経済で売買された作品よりも高額とのこと。まったくの対岸の火事な出来事ではあるが、今ギャラリーではこの話題で盛り上…

ルール

この世の中にはいろいろなルールがある。国全体に関わるグローバルなものから、それぞれの地域にあるローカルなもの。さらに各家庭にある習慣に至るまで様々なルールが存在している。だから誰もが自分と同じ価値観や文化を持っていると考えてはいけない。み…

核心

創作は伝えたいことをわかりやすくし過ぎると安っぽくなってしまう。なぜなら言いたいことがすぐにわかる、あまりにも意図が見え見えの表現では、観る人に想像力がなくてもいいからだ。また、あからさまに下心が見えていて、価値観を押し付けている印象も与…

値段

昨日、「美術作品の値段って、どういう基準なのですか?」と、若い知人に尋ねられる。この答えを細かく言ったら切りはない。いろんな分野がある。さらに売買する場所や方法によって変わるもの。ひと括りにしては言えない。それでもシンプルに言うとしたら、…

コンニチハ!臼杵万理実展

5月19日(金)より「コンニチハ!臼杵万理実展」が岡山県倉敷市にある、つづきの絵本屋ギャラリーで始まります!つづきの絵本屋さんとは、昨年の春にオープンした新しい絵本文化の発信地。店主の都築照代さんは司書、司書教諭、ティーインストラクターとして…

信じる力

性善説と性悪説。人は生まれつき無垢で良い人。だからそのまま努力し続けなさいというのが性善説。人は生まれた時はしきたりや作法、習慣などをわきまえていないもの。だから大いに学んで良い人になりなさいというのが性悪説。長年、美術家の才能は性善説(…

進んでいく

誰でもみんな自分が自分のルールブックだ。自分が正しいと思うことを基準にして、自分の時間を自分のために使っている。ただしそれはあくまでも発展途上の時代。まずは自分をちゃんとしたい。小さな芽を育てるためのコミュニティ。限られた世界だから許され…

貫く

創作するということはいろんな人にいろいろと批評される宿命にある。良い面もそうでない面もあれやこれや言われるもの。もし何も言われたくないのなら創作しないことが一番だ。極端な意見になるが、中途半端に誰にも見せないよりも、その方が潔くてケジメが…

集中力

一瞬しか見られなかったものを目に焼き付ける。スポーツのゲームなら流れの中で予感めいたものがあって、その瞬間への心の準備ができるものだが、日常の中にある小さな感動は自分の心の持ち方が良くないと見逃してしまう。向上していこう、面白くなろうとす…

開眼

「目からうろこが落ちる」という言葉がある。これはいわゆる開眼したことを意味する。ある出来事がきっかけになって、今までは見えなかったものが、その瞬間から見えることができる。何が真理であるかがよくわかるようになったことを言う。私は50歳を越えて…

原点

いつも原点に戻って創作とは何かを考えていく。たったそれだけで理想に比べて未熟なことがわかってくる。どれくらい能力が伸びているのかは、目標を設定して進捗状況を知ることでわかるのだ。そして、自分が思う自分の創作への評価と、人から観た時の自分の…

わたしたちのプレ卒

ただいま山口大学教育学部C棟1F廊下では、美術教育選修4回生による「わたしたちのプレ卒」が開催されています。会期は5月26日(金)まで。夜間、土日は閉場。どうぞ学生たちの若いエネルギーをお楽しみください!※山口大学吉田キャンパス 山口市吉田1677-1 h…

把握

成功者は成長者という言葉がある。人は志したことが達成できた時に成功者と言われる。しかし、ほとんどの人はそれから先の人生も続いていく。決してそこがゴールにはならないのだ。時代はいつも変化するもの。地球が回っていくたびに新しい何かが必要になる…

日々是好日

今日は今日でこれがベストだと思える創作をしていこう。自分なりに努力して魅力や意味合いを引き出す。同じことの繰り返しにならないように、何かしら新しい創意工夫を施していく。少しでも作品の好きな部分を見つけ、楽しくなるように取り組むのだ。そこか…

中間

世の中は好きと嫌いの価値観ばかりで成り立ってはいない。白と黒の相反する対照的な発想だけではないのだ。この2つの間に存在する中間地帯。つまり世間一般で言うグレーゾーン。ここが広くて大きくなければ、自分の気に食わぬことは、すべてダメで衝突しやす…

踏み出す

25歳から絵を描くことに本気になった。それまではやりたかったことの1つ。優先順位も高くない。いや、それからも同じくらいのものだった。たしかに本気ではあったのだが、どうしたらいいのかわからなかった。そんな時に新聞記事で知ったグループ展。思い切っ…

ミラクル

ミラクルと呼ばれるものは、ざっくりと言ったら2種類ほどある。1つ目は誰もが起きた瞬間に、それだとわかるくらい鮮やかなもの。主にスポーツの試合で生まれて、目撃した人々をハートを焼き尽くす。もう1つはその瞬間は静かなため、よくわかりにくいもの。要…

なんでも創ってみることで、初めて気が付く面白さがある。それが例え無駄なこと、馬鹿らしいと言われることでも、実際にはやってみないとわからない。ビビッと直感にひらめいたことなら、新鮮な感覚のうちに制作していく。ちょっとした行動であっても、未来…

アジャアジャ

父親は仕事の傍らでバンド活動。母親はピアノ講師。そんな音楽一家に育ち、子供の頃から太鼓やピアノを習う。そして、自由気ままに絵を描いていた。中学時代、父親のバンド仲間から自主制作のCDジャケットをデザインを依頼される。初めての仕事かな?しかし…

本気

創作する理由は人それぞれ。夢を追いかけるためにやる、人生にやりがいを求めて、今よりも腕前を上げたい、はたまたお金や名誉が欲しいなど、様々な理由があるものだ。その動機は自分の意思で選んだものなら何だっていい。ただし人に好かれる後姿になれるこ…