2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

感謝!

今年も当ギャラリーをご愛顧くださいましてありがとうございました!おかげさまで新しい年を迎えることができます。皆々様に心より感謝しております! 来る年も美術の面白さを発信できるように精進して参ります。どうかこれからもお付き合いのほどよろしくお…

おかげさま

あれよあれよという間に今年も大晦日がやってきた。ただ、この日が早く来たと感じられるのは、この1年がおおむね平々凡々に過ごせた証。「無事これ名馬」の格言のように、いくつものことを潜り抜けて、それなりに無事に着地できたからだ。これは自分の努力も…

咀嚼

今の時代、巷には自分にとって必要以上の情報が溢れている。ほんの少しネットを閲覧しただけで、数多くの話題や興味をそそるものと出会える。そんな情報を鵜呑みする派と聞き流す派の2つが幅を利かせる。鵜呑みする派はネットなどで流される情報をそのまま信…

戦友

2001年からしばらくの間、毎年夏休みごとに、中学生対象のワークショップを企画する。これは熱心な先生の協力と明るくキャラクターの講師、そして、有難い助成金にもめぐまれて実現した。当時、私は未来への種まきについて、漠然とした思いに駆られていた。…

チェンジ

人は思い通りにいかないことが続いてくると、やるせなくなって落ち込みやすいもの。また、思わず八つ当たりしたり、ついつい愚痴ったりしてしまう。決して頑張ってない訳じゃない。むしろ真面目にやっているから歯がゆくなる。こんな時はちょっと見方を変え…

振り返る

12月はこの1年間を振り返るためにある。自分なりに取り組んでいたことをできる限り思い出し、理想に対してどれくらい頑張ったのかを見直してみる。予想通りに上手くできたものは何か。思いっきり集中したのは何だったか。期待外れで撃沈したのは何だったろう…

タイムマシーン

先日、書庫の資料を整理していたら思わぬ1枚の書類が出てきた。なんと第1回山口県美術展の出品目録に記載された「観賞のしおり」の文面だけを抜粋したコピーだ。その昔、おそらく県美展を創設した方の一人が母にくださったもの。当時、私は高校生。とても立…

仲間

先日、ひさしぶりに美術の知恵をくださる大先輩がお越しになって、約1時間にわたってあれこれと美術談義に華を咲かせる。やっぱり私が生まれる前や子供の頃のお話しはとても楽しい。本やネットなどでも調べることもできるが、生の声で聴くとスッと頭の中に入…

己に求む

ただ、思いつくまま制作しても、上手く出来上がることはないだろう。自分の作品をどうやったら、よくなっていくのか疑問を持とう。また、やる前から私にはできないと諦めてしまえば何にも始まらない。自分で自分の限界をあらかじめ決めるようなもの。進むも…

大志を抱け!

若者は大きな夢があった方がいい!まだまだこれからなのだから、たくさん夢を持っていた方がいい!とにかく思い切ってやってみよう!上手くいかなかったら、どうしようなんて心配し過ぎないこと。磨けば光る才能があったとしても、マイナス思考で腰が引けて…

美術鑑賞

もし、美術鑑賞を学ぶ理由があるとすれば何でしょうか?と尋ねられたら、「鑑賞することで想像力が磨かれていったら、日常の景色が変わってくるからですよ」と答えようと思っている。例えばいろいろな作品に触れていくと、同じ作家でも年齢によって作風が変…

黄金のカルテット

平成になってから始まった「冬至」、「天皇誕生日」、「クリスマスイブ」、「クリスマス」のラインナップ。この4日間は3つの異なる文化と向き合うことになる。かつて自然科学者のダーウィンさんが「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びる…

こないだ防府市で行われたマラソン大会に、いつも目をかけてもらっている、同じ干支だけど一回り年上の方が参加。いわゆる50代半ばから健康のために走り始めた市民ランナー。しかし、これまでのベスト記録は約3時間30分台と、さすが負けん気の強い人は頑張っ…

摩訶不思議

どの世界もそうなんだけれど、基本を学ばずに生き残るのは難しい。この理由はただ単純である。入口の一番目にあるルールを知らずに、ゲームへ参加したところで、何をすればいいのかがわからないからだ。なんとか第一段階はクリアできても、これから先にステ…

有言実行

「有言実行」とは人前で自分のやりたいことを宣言し、それに向かってベストを尽くして行動すること。決して実際よりカッコいい夢を言ったもん勝ちという意味ではない。自分の意志を明らかにすることによって、やらざる負えない状況に追い込んでいく。自分の…

カンジョウ

「感情」と「勘定」というものは生きていくために必要なもの。「感情」とは、ものごとや対象に対して抱く気持ちのこと。喜んだり悲しんだりするなどの心の動きだ。また、「勘定」とは、 ものの数量や金銭を数えることで、主に売買によって代金を精算する時に…

唯我独尊

かつて、KYという言葉が流行ったことがあった。これはK=「空気」、Y=「読めない」で、空気が読めないという意味で用いられる。その場の雰囲気や状況などを察する能力に対する言葉。この時代、空気の読めない異端児に対して使われて、どこか見下したような表…

生きがい

「生きがい」という言葉を辞書でひいてみると、人生の意味や価値など、人の生を鼓舞し、その人の生を根拠づけるものを広く指すと書かれてある。または、人生の価値や生きていく喜びなどとされているため、これらのことを私なりにまとめて言えば、決して気安…

凌雲の志

美術作品は好き嫌いだけで判断することはよくない。なぜなら感情に任せて選んだり、決めたりしてしまうと根拠のない、いい加減な価値観になりやすいからだ。さらに、そのまま食わず嫌いにしていると、一番大事なことに気付けなかったり、成長へのチャンスを…

狂詩曲

私にとってこの1年を振り返った時に、今年を象徴する漢字は「狂」である。それは異常気象をはじめ、一般社会における出来事など、これまでの常識から外れたことが多く、歯車が壊れてしまった不安感を感じたからだ。どこかで良心を麻痺させないと、世の中は生…

調味料

何かが琴線触れることによって生まれた心の動きはみんな違うもの。人は誰でもその人らしい喜怒哀楽を表す感情を持っている。ズバッと本能的に表に出せる人もいれば、こみあげる思いを胸のうちに秘められる人。学校や職場で個性を抑え過ぎず、適度に素をちり…

真実は1つ!

ことわざの「風が吹けば桶屋が儲かる」。これは意外なところに影響が出ること。またはあてにならない期待をするという例えだ。私が若かった頃、「家督を継ぐ」などの古くからのしきたりが色濃く残っていて、また、美術界もいわゆる男社会であったため、女性…

知恵と情熱

ギャラリーという仕事を長くやっていると、面白い個性や才能を持つ若者が、有難いことに向こうからやってくる。もし、それはどんなタイプなのですか?と尋ねられたら、それは美術が好きであり続けている人。好きなことなので放っておいて自発的にやる。細か…

選択

昨日、30年来の年下の友人がいきなりやって来た。おお~、なんて素敵なサプライズ!ジャスト3年ぶりの再会に、あれこれと話しの花が咲いた。それにしても思い出せば遥か昔のこと。彼は熱いハートはうちに秘めて、クールな雰囲気を醸し出す、少し大人びた高校…

十年一昔

ことわざの「十年一昔」。これは10年も経つと人が考えていることや、身の回りの生活環境などが変わってしまうという意味だ。ただし、近年ではこの間隔が10年よりも遥かに短くなったように思う。あらゆる文明の利器が発達して、これまでより早い速度で、世の…

大器晩成

昨日、正面から美術と向き合っている、親しい美術家と話す機会があった。「自分は何のために創作するのか」、「本当にやりたいこととは何なのか」など、いつもと同じように多岐にわたって悩んでいる。そこで私はその話しを聴くことに徹する。こちらからどう…

五感を使って

表現とはイメージを伝えること。他の人にその人が五感で感じたものを言葉や字体、はたまた美術、音楽などによって、共感してもらうための手段だ。この分野のオーソリティーは言わずと知れた赤ん坊。上手くコミニュケーションを取る術がないため、わかっても…

白鷺と鴨

先月下旬、目の前にある一の坂川で鳥同士が激しく餌の取り合いをしていた。ちなみに鳥の種類は白鷺と鴨だった。そう、サギとカモが一緒いるなんてベタな親父ギャグ。もしこれが人間界だったら、おまわりさんを呼ぶしかないなあ~(笑)。そんなくだらないこ…

徒花

美術家になるには幼少の頃から一直線に美術を学び、かつ、それなりに文化のある生活環境が恵まれたら、30代まではなんとかいけるかもしれないが、人生最大の難所、不惑の40歳を越えることは厳しいだろう。いくら潜在的な素質があると言っても、そのままの実…

野生の勘

昭和という時代は社会に不整備な面が多くて、裏を返して言えば、どこからでも千載一遇のチャンスがあった。まったく理にかなっていなくても、偶然が重なって幻想が正夢になったこともある。いわゆる一生懸命に頑張ったらなんとかなると信じられていた。それ…