2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

添え書き

思わず勇気が湧いたのは、ほんの小さなきっかけだった。その昔お世話になった方から届いた年賀状。今までなら気にも留めなかった短い添え書き。読んでしばらくして心がだんだん熱くなってきた。知り合った時から変わらない優しい言葉。有り難い思いやりに感…

笑と咲

書道の世界には書体の変化がわかる辞典がある。漢字の字源を追っていくと、 「笑」と「咲」の字源が同じだということを見つけた。笑うと咲くを同じ漢字で表現したことに 驚きを覚える。笑顔がたくさん増えている状況を見て、花が咲いているようだと感じたの…

傑作選

13年前に山口市在住の画家・山根秀信さんが原画を描いた「シュヴァル 夢の宮殿をたてた郵便配達夫」(月刊たくさんのふしぎ2月号:福音館書店)。このたびたくさんのふしぎ傑作集の8作に選ばれて再版されることになりました。当ギャラリーではこれを記念して…

シナリオ

自分で自分の人生のシナリオを書いてみよう。もちろん思い通りにうまくほど現実は甘くないけど、今日1日頑張れるシナリオなら生きる力になっていく。ちょっとした楽しみを喜び、この瞬間を大切にできるストーリーなら熱演できるはず。そのうちに勢いがついて…

ありがとう

「ありがとう」を漢字で書くと「有難う」。ありがとうという意味からすれば、もっと「感謝」の要素が 入ったパーツを選びそうなものだが、「難」を入れたところがにくい。つまり、そもそも森羅万象、 すべてのことは、有ること(存在すること)が難しい(奇…

美しさ

パッと観て素直に美しいと感じられるものは、様々な要素が混ざり合って生まれるもの。人生ドラマの中で初めて出会ったような純粋な美しさを感じる衝撃。それは他人にしてみたら感動しないことであっても、その人にとって掛け替えのない世界がある。当たり前…

なくて七癖

ことわざの「なくて七癖」ではないが、人は誰でも何か面白い個性を持っている。一歩下がって自分を素直に見渡したら、人それぞれ運命が違うように、一人一人にしかない個性的な生き方が見えてくる。他人と比較するのは、ないものねだりと同じこと。持ってい…

奇跡

奇跡はいつも起こるとは限らない ユダヤの格言 ギリギリセーフで、ピンチをうまく脱出できたら、その危機は忘れやすいもの。 奇跡が途切れる前に行動を改善してこそ、本物の力が身に付いてくる。

変化

いつも世の中は変化しているし、それに伴って美術も変化している。昨日までの常識は今日の非常識まで、極端に早く変化することはないが、ほどんどの新しい創造とは想定外なインスピレーション。だから私は美術のすべてを知っているなんて思い上がってはいけ…

優柔不断

優柔不断というとマイナスな意味で使われるが、よく見てみると「優しくて、柔らかくて、断じない」 となる。なんと素晴らしい人間ではないか。なんでもすぐに物事を決断できる人がいいわけでは ないのだ。相手の気持ちや周りの環境のこと広く考え、すぐに断…

しつこく

何事も1度や2度の失敗でめげずに、簡単に諦めないで取り組むことが大切だ。すぐに成功できることなんて、その価値はたかが知れているもの。短期的にしのげるかもしれないが、いずれはボロが出てくることでしょう。だから失敗しないようにハードルを下げるの…

つつじ 2012年

1月30日(土)より横浜美術館では「村上隆のスーパーフラット・コレクション」が始まり、山口市在住の画家・吉村大星君の作品「つつじ 2012年」が展示されます。どうぞこの会期中にお近くへ行かれましたらお楽しみください。※画像は2014年度山口県美術展覧会…

チャレンジ!

ライオンの尻尾になっても、キツネの頭にはなるな ユダヤの格言 お山の大将でいるより、優れた人がたくさんいる組織で揉まれた方が 自分の能力を伸ばすことができるはずだ。強いチームには人材が揃うが、 その壁を乗り越えてこそ、人としても大きく成長でき…

寒行

昨日は朝から強い冬型の天気。厳しい寒さと積雪のために読んで字の如くの開店休業状態。閑古鳥も冬眠して鳴いてくれません。そこでギャラリー周辺の雪かきをして、やることはやろうと取り掛かってみたものの、雪はしんしんと降り続いて賽の河原状態。こうな…

仲間

友達という言葉もいいが、「仲」と「間」をくっつけた人はどういう気持ちでこの熟語をつくったの だろうか。仲というのはまさに人と人の関係性を表していて、そこにさらに「間」をくっつけた。 仲間と聞くと、ちょうどいい距離感を感じる。間合いがちょうど…

コツコツ

人は何も万能な才能を持つ必要はない。何か1つ得意なものを持っていれば、心に余裕が生まれて大らかになれる。それは人と比べて抜きん出たものでなくてもいい。自分の中でしっかりと手応えのあることなら十分だ。大きくなくて小さくても自信のあることは素敵…

にんべん(人)に「言」と書いて、信じる。人が言うことというのは、いつもうつろいやすく気まぐれで、 人の心を振り回す力を持っている言葉の力。その言葉がネガティブであろうと、ボジティブで あろうと、とてつもない力がある。その力を信じるほどに、そ…

やさいの おなか

山口発、子育て家族応援フリーマガジン「mamatoko」(ママトコ)。その45号のこどもと本ジョイントネット21山口代表の山本安彦さんによる絵本紹介コーナーでは「やさいの おなか(作・絵:木内勝文 出版社:福音館書店)」が紹介されています。どうぞご覧く…

冒険

当たり前のことだけど、自分のしたいことがあるのだと言うのなら、そこには自分らしい確かな理由がなくてはならない。なんとなく今流行っているとか、これって面白そうだからとか、そんな人が行くから自分も行く根性では、最初の小さな壁と出会った時に諦め…

等身大

美術家というものは基本的にマイナーな存在だと思っている。スポーツのようにメディアが大きく取り上げる機会は少なく、芸能界のような華々しく脚光を浴びることもほとんどない。それなのに美術家を目指す人が多いのは、自分の創造力へ純粋に挑んでいく世界…

ねこの腹の中 ワンダーランド展

3月9日(水)よりクリエイティブ・スペース赤れんが(山口市)では、宇部市生まれの画家・岡本よしろう君による作品展「赤れんがに手づくり遊園地出現!? 岡本よしろうのねこの腹の中 ワンダーランド展」(主催:NPO法人こどもステーション山口)が開催されま…

おもいやり

漢字では「思い遣り」。「思い」を「遣る」。相手に思いを遣わせると書く。 相手に思いを遣わせるということは、しっかりと相手の中にはいらなければならない。 相手の立場に立ちもせずに、自分勝手な思い込みの場合、単なるおせっかいになることがる。 それ…

過ぎたるは

ことわざの「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とは、物事には程度というものがあって、その程度を過ぎると、かえって不足するのと同じように良くないことを言う。たしかに「食べ過ぎ」や「遊び過ぎ」など、限度を超えると身体にも家計にも良くない。だから人そ…

「人の為」と書いて「偽」。うむ、これは思わず深く考えさせてくれる見事なつくりである。 人の為と言いながら、実は、偽りでエゴだったりするから、人間というものはややこしい。 しかし、人は心のから人の為になることを思う時、心が安定するものだ。 そし…

大寒

明日は二十四節気の1つ大寒。最も寒い時季と言われるように、厳しい寒さを真正面から感じてしまう。ただ、これも修行だと思って耐えることは、心身両面の健康状態に繋がるだけではない。これまで気付かなかった自分が発見できることもある。頭の中で考えて…

情報を発したい人間と受けたい人間のズレや心情の揺らぎが、情報の量として具現化して いっているのだ。情報を伝える時に気をつけたいのが「伝える」と「伝わる」の違いを 理解することだ。伝える側の自己満足に陥ることなく、相手の心にしっかりと届けるこ…

判断

なにごとも自分なりに判断することが大切だ。今、世の中でどんなことが起きているのかを、いつも自分なりのイメージでつかんでおく。それが間違っていても気にすることはない。自分なりに出来事を理解しておくことで、しっかりと地に足を着けて歩んでいける…

以心伝心

ただこの今を生きる、これが幸せであることの根本かも知れません 釈迦 チームとは互いの心が通じ合う関係になるように努力していく。 本質はレギュラーであっても補欠であってもチームを愛する仲間だ。 何も変わらない。この原点に気付いて、切磋琢磨しなが…

暗黙のルール

美術の世界は暗黙のルール。ハッキリとしたルールがないのは、時代とともに流行や価値観などが変化していくからだ。いつも社会は動いている。世の中はあっという間に移り変わるため、柔軟性のあるルールでなければ、その時代にあった新しい美しいや素晴らし…

歩々是道場

禅語にある「歩々是道場(ほほこれどうじょう)」とは、どんな場所でも心がけ次第で自分を高める道場になるという意味。人生で経験する喜びや悲しみなど、すべてのことは向上させるためにある。それは道場で努力を積み重ねていくのと同じで、修行だと前向き…