2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

りおた illustration cafe

「アンパンマンは、自分の顔をちぎって、人に食べさせる。本人傷つくんだけど、それによって人助ける。そういう捨て身、献身の心なくしては、正義は行えない」というのは、やなせたかしの名言である。 やなせさんは太平洋戦争へ召集され、敗戦したとたん一瞬…

スゴイ!

先週末、再びバラエティー番組「マツコ会議」にゲスト出演したポップバンドの『ヒゲダン』。前回と同様に山陰発というフレーズに引き込まれて視聴する。その中で注目したのは個性的な歌詞についてのトークシーン。 「久々にとんでもない歌を聴いた。いろんな…

未来予想図

「一年の計は麦を植えることにあり、十年の計は樹を植えることにあり、百年の計は人を植えることにあり」とは、「1年後を楽しみたいのなら麦を育てよう。10年後を楽しみたいのなら木を育てよう。100年後を楽しみたいのなら人を育てることだ」という意味だと…

少年のような心で

いわゆる大人って呼ばれる人は、常識とか経験とか、あるいはしっかりとした財産を持っていれば、渡る世間に鬼はなしなんて考えていたりする。さらにスマホなどでさまざまな情報をタイムリーに得ることができるれば、いろんなことの見通しが明るくなって、人…

非凡へ

昨夏のリベンジ企画が再び疫病の前に翻弄される。残念無念と落ち込むより、本当に無力感にさいなまれる。これもみんなで協力し合ってくぐり抜けるしかない。1日も早くパンデミックが鎮静化して、誰もが自由に行き来ができる日を待とう。そう、早く戻って来い…

少年の輝き

私が50歳の頃、当ギャラリーで有望な美術家の個展を行った際に、誰もが尊敬している芸術家の先生がお成りになった。ありがとうございます。すると、展示している作品を目の前にするやいなや、急に不機嫌になって、ものすごい形相で作品を食い入るように観て…

若さ

「古い世代の人たちに世界を変える力はない。世界を変えるのは、いつも『新人』なのだ」という名言がある。 いつの時代もこの世の中をひっくり返すようなやり方で、これまでになかったことに変えてしまうのは、常識にとらわれずに出てくる斬新な感覚の持ち主…

大学

『大学』とは、「学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とする」という意味である。 先週、美術家 山口功さんに学生時代のことについてお聞きすると、彼にとって大学…

見えざる手

約35年前、物心がついた頃から部屋の片隅で、思い浮かんだものを描くことが好きだった。ちなみにそのモチーフは人とか動物とか乗りものではない。高い所から街を見下ろした地図のようなものを線で描いていく。来る日も来る日も新しい紙の上に複雑に入り組ん…

コミュニケーション

時々、若い美術作家とのコミュニケーションの取り方について質問されることがある。私はこういう場合には、「ここが長所ではないかと思うものを見つけたら、それをできるだけ幅広い視点から語り合い、相手の良さを引き出していけば、自然と信頼関係が築くこ…

備えあれば患いなし

「私がスポーツ気象に力を入れようと思ったのは、情報の活用が大きな成功を生むという体験をみんなに知ってもらいたかったから。情報を得て的確に予想して行動すれば、喜びや幸せが手に入る。人はもともと、ずっとそうやって生き抜いてきたんですよね、どこ…

無我夢中

「写真始めて2年ほど経った頃、遊美(写真)塾で新しくMac講座が始まった。写真を加工する?イラストが描ける?アートができる?また夢がふくらんで、真っ先に受講しました。74歳の時でした。フォトショップにイラストレーター、英語が多くてよくわかんない…

カタカナ

ここ最近、スポーツ番組を見ていると、チームプレーの連携が上手くいかなかった場面で、完成度を高めるために調整した方がいいという意味で、「アジャスト(adjust)」がよく使われるようになった。特にスポーツニュースで、短い時間で振り返って解説する時…

球ひろい根性

「万年補欠で、3年間ボール拾ってましたと、胸を張って言えるような子どもをつくりたい」という高校野球の名将の言葉がある。 野球用語の「球ひろい」とは、練習グランド周辺に散ったボールを補欠や下級生が集めること。一見は理不尽なことのように思われる…

裏返し

先週末、バラエティー番組「マツコ会議」のゲストは、山陰発ピアノPOPバンド「Official髭男dism」(オフィシャルヒゲダンディズム)。私は音楽には詳しくないけど、『山陰発』というフレーズが目に留まって、そのまま放送を見てしまう。すると、そのトークか…

Life & Work

「地元の写真コンクールに応募してみた。『こんなの写真じゃない』って言われた。写真なのに・・・。でも先生は『いい写真だ』って言ってくれた。だから東京のコンクールに出してみた。そしたら賞をもらった。初めてもらった。嬉しかった。どんな写真も自分が楽…

外郎

先日、中也記念館を訪れた際に、いつもあれこれと教えていただくお礼に外郎を持参した。なんてたって山口外郎の元祖・福田屋はここの名誉館長のご実家。縁あって、彫刻家の田中米吉先生のご先祖様に受け継がれて現在に至っている。そういう経緯もあってお渡…

エンターティナー

その昔から『この指止まれ』は友だちと遊びたい時の合言葉。一緒になって面白いことをやろうと思っているのなら、『この指止まれ』と明るい声を出して、同志を募って楽しんだらいい。しかも、それが自分の好きなことや得意なことだったら、自然と声のトーン…

好奇心

「芸術における真実とは、いふまでもなく真実らしさである。真実そのまゝの再現でなくて、真実の姿、真実のなかにかくれた、その精神を端的に表現し、核心を抽出することにある」という画家の枠を超えて活躍した小村雪岱の言葉がある。 ある日、慣れ親しんだ…

夢を語る

NHK朝ドラ『おかえりモネ』。昨日の放送では五輪選手選考会を目前にした車いすマラソンランナー鮫島に、ヒロイン百音はもう一度感覚を信じて走ることを提案するが、伸び悩んでいるからこそ、徹底したデータ主義でやりたいと反発されて困惑する。そこで、サポ…

負けしろ

「人生2割がちょうどいい。その心は、できることの幅は勝率ではなく、負けられる幅で決まるから。弱者というのは、この負けしろが少ないという人。基本的に負けられない人です」という名言がある。 この言葉は、強者というのは勝ち続けることができる人のこ…

住めば都

「東京か、パリか、ニューヨークでなくてはという考え方は昔日のものだと思っている。これはあくまで私の年齢で言えることで、若い人はそうでなく、別の考えを持っているかもしれぬが、私は私のことだけを考え行動に移せばよいのである。今からなおさらそん…

籠球

東京五輪中にすくすくと育って、まだ誰も見たことがなかった場所に、美しくきれいな花が咲き誇った。これをシンデレラストーリーと言わずしてなんと言えばいい。私は偶然テレビで予選リーグを見た時に彼女たちの存在に気付いた。とにかく俊敏な動きと頭脳的…

参加すること

「オリンピックで最も重要なことは、勝つことではなく参加することである。同様に人生において最も重要なことは、勝つことではなく奮励努力することである。肝要なのは勝利者になったということではなく健気に戦ったということである」という近代オリンピッ…

装丁

「書物に於ける装幀の趣味は、絵画に於ける額縁や表装と同じく、一つの明白な芸術の続きではないか」という詩人 萩原朔太郎の言葉がある。 ふと気が付けば、中也記念館では「書物の在る処」、県立美術館では「小村雪岱スタイル」と、どちらも大正・昭和初期…

それがお前の限界か!

青春時代は夢があってこそ、かけがえのない若さが輝く。明日に夢見ることで、情熱を燃やしていける。将来への展望や未来への希望は若さを燃やすエネルギー。抱いた夢が内側から自然と湧き上がるものなら、様々なことを犠牲にしてもやる価値が生まれる。例え…

中二病

このたびも中原中也記念館を訪れた時に気になるのは、中也の年譜に書かれてある中学時代の弁論大会で、「将来の芸術」と題して雄弁に語った内容についてだ。そもそも普通の中学生でも、先走る気持ちが抑えきれずに、脈々としたエネルギーの発散先を求めて、…

遊び心

「どんな分野でもいい、何かひとつ、踏み出すことが大切なのです。人はちょっとしたきっかけで変わることができます。これこそが、私が見つけつつある最大の秘密の鍵かもしれません」という名言がある。 自分自身の可能性への挑戦に終わりなんてものはない。…

リベラルアーツ

「わたしを導くものは真実への情熱だけだ。この観点からすべてを考える」という名言がある。 とにかく、世の中の変化の激しい時代の中を生きている。これまでの価値観やものごとのやり方、基本的な方針などは、あっという間に意味をなさなくなっていく。有名…

チーム化する

「早く行きたければ、ひとりで行きなさい。 遠くまで行きたければ、みんなで行きなさい」というアフリカのことわざがある。 この言葉は、早く達成するべき目標にたどり着きたかったら、自分ひとりだけで思うようにやった方がいい。既成の常識にあるものだっ…