門柱の上、村の入り口や施設の玄関などに、
おそろしげな顔をして睨みを効かせている動物に出会います。
空想の動物・シーサーです。
空想と言ってもその原形は古代オリエントの獅子像、ライオンです。
シルクロードを経て、14世紀頃沖縄に伝わりました。
実在のライオンを見たことがない沖縄の作り手が
想像力を働かせて、表情豊かなシーサーという空想の動物を作り上げ、
人々に親しまれてきました。
素材は意思や漆喰、焼き物などが主で木は少ないです。
僕は僕なりに親と子を組み合わせる組み木の原理で
新しい今までにないシーサーの造形を試み、
子どもの手で遊べるおもちゃとして作ってみました。
小黒三郎
11月12日まで当ギャラリーで
小黒三郎組み木の世界展開催中。
