しなくてはいけないことがある
うまくいきそうにない
予定はできているのに、なんだか取り掛かれない
身体は元気、心も元気、意思もあるのにはじめの一歩が出ない
ひょっとしたら「どこか病気?」
医者に行きたくない、自分が知っている
今日できることは明日に延ばさない
わかっているけど、自分は凡愚
思うようにならない自分
開放すれば止まらない自分
そして、思うようにならない周り
影法師、意思のない時間が過ぎていく
流れに身を預けよう
そして時間と共に成長しよう
だが何も変わらずに、空には太陽
今日はなんだか弱気な自分
金藤 櫂
この詩は金藤さんが出版されました詩画集「歩く人」に掲載されました「なんだか弱気」で、
優しいストロークで描かれた鉛筆画作品と同様、柔らかな言葉の中に思いやりを感じさせられます。
タイトル 金藤櫂「歩く人」出版記念展・モノトーンからの出発―
会 期 2007年9月13日(木)~17日(月) 11:00~19:00
会 場 ギャラリーナカノ 山口市中央1-5-14
金藤 櫂(かねとう かい)略歴
1954年 山口県宇部市生まれ
1983年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了
2000年 モノトーンからの出発―ミレニアム展(ポリテクカレッジ群馬エントランスホール)
2003年 モノトーンからの出発―供淵ャラリーナカノ)
2005年 モノトーンからの出発―掘癖_市美術館)
2007年 出版「歩く人」(丸善)
現在:福岡県春日市在住、福岡女学院大学人文学部教授