近代工芸の名品―花と人形

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東京国立近代美術館工芸館では近代工芸を代表する所蔵作品の中から
図案意匠と形体としてもっとも華やかな“花”を主題にした作品と、
伝統から現代的な表現にいたった人形作品を特集した展覧会が開催されています。

■所蔵作品展 近代工芸の名品―花と人形■

日時 2008年2月26日(火)~5月11日(日) 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日(3月31日、4月28日、5月5日は除く)
会場 東京国立近代美術館工芸館 東京都千代田区北の丸公園1-1
観覧料 一般200円(100円)、大学生70円(40円) ※( )は20名以上の団体料金
    高校生以下(または18歳未満)、65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付添1名無料
    ※無料観覧日 3月2日(日)、4月6日(日)、5月4日(日)

展覧会概要
近代工芸を創造してきた多くの工芸家たちは、豊かな自然が育む花の美しさや形象を描写し造形化
してきました。色絵や蒔絵、友禅といった、立体の器物や着物、あるいは衝立、額面等の平面に
工芸の魅力とともに作者の個性、心情を巧みに表しています。明治期を代表する七代錦光山宗兵衛や
初代宮川香山をはじめ、伝統工芸のうちにクラシックとモダンを融合し現代工芸を刷新させてきた
作家らによる、花を主題として制作した名品約60点を紹介します。

また、近代の人形は、先駆的に創作表現を示した竹久夢二や五味文郎、伝統を基調とした平田郷陽
堀柳女、鹿児島寿蔵、野口光彦らの創作が中心となって発展し、さらに友永詔三や浜いさを、
四谷シモン、大島和代らが現代の造形としての可能性を見出し独自の創造としてきました。
今回は、そうした人形作家の代表的な作品30点と併せて、外国の人形作家の作品や、工芸と
グラフィック・デザインの作品のなかから人の形象を主題とした芸術表現の対比を試みます。

http://www.momat.go.jp/CG/cg.html
東京国立近代美術館工芸館