生誕100年記念 風景に魅せられた画家 東山魁夷

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東山魁夷画伯の祖父のゆかりが深いことから、ご遺族より寄贈を受けて2005年4月に開館した
香川県東山魁夷せとうち美術館では所蔵作品を中心に構成された展覧会が6月6日から開催されます。

■生誕100年記念 風景に魅せられた画家 東山魁夷

会期 2008年6月6日(金)~7月16日(水)
時間 9:00~17:00(5月~8月までの金曜日は19:00まで。入館は各閉館30分前まで)
休館日 月曜日(休日の場合は翌日の火曜日)
会場 香川県東山魁夷せとうち美術館 香川県坂出市沙弥島字南通224-13
入場料 一般300円(240円)
※第1~4期テーマ作品展の入場料金
※(   )は、20名以上の団体料金
※高校生以下は無料(2008年4月より)
※満65歳以上の場合、無料(長寿手帳を提示してください。)

■展覧会概要■

東山魁夷は1908(明41)年、横浜に生まれました。本名を新吉といい、幼い頃から絵本を読んだり絵を
描いたりしながら一人部屋に閉じこもる少年時代を過ごしました。
中学の恩師の勧めで絵を志す決心をし、東京美術学校日本画科へ入学、広い視野に立って美術を
知りたいと卒業後はドイツへ留学します。
終戦後の1947(昭22)年、復興した第3回日展に出品した<残照>が特選を受賞、以後風景画家として
立つことを決意しました。国内において、欧米の新しい美術が主導的立場を握る中、衰弱した日本画
新しい道を切り拓くことに情熱を傾けた魁夷は次代を担う新進の日本画家にも大いに影響を与えました。日展を中心に制作活動を進めた魁夷は、1999(平11)年90歳で亡くなるまで、皇居新宮殿壁画<朝明けの潮>、京都に取材した<京洛四季>の一連の作品、唐招提寺の障壁画<山雲・濤声>など
数々の代表作を残しました。

本展覧会は魁夷の生誕100周年を記念し、戦後の日展に出品した代表作を、美術館の所蔵する
版画作品の中から選び、年代を追って魁夷の仕事を辿ろうとするものです。

http://www.pref.kagawa.jp/higashiyama/
香川県東山魁夷せとうち美術館