特別展 芸術都市パリの100年展

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ひろしま美術館では7月12日よりオルセー美術館、ポンピドゥー・センターなどパリを中心とした
フランス国内16の美術館からモネ、ルノワールセザンヌユトリロらの名品を集めた作品展が
開催されます。

■特別展 芸術都市パリの100年展
ルノワールセザンヌユトリロの生きた街 1830-1930 パリ、16の美術館めぐり■

会期 2008年7月12日(土)~9月7日(日) 会期中無休
時間 9:00~17:00(入館は16:30分まで)
会場 ひろしま美術館 広島市中区基町3-2
入館料 一般1200円(1000円) 、高大生900円(700円)、小中生500円(300円)
※( )内は前売券および団体20名以上の料金
※65歳以上の方は、一般当日料金の半額でご覧になれます(年齢確認のできるものをご提示下さい)。
障害者手帳をご提示の方は、ご本人と同伴者1名が無料になります。
※ 7月12日は10:00までの入館者は無料とさせていただきます。
※ コレクション展示(フランス近代美術)もご覧いただけます。
主催 財団法人ひろしま美術館/中国放送/中国新聞

■展覧会概要■

パリの魅力のひとつに、街の景観の美しさがあげられます。パリが世界で最も魅力的な都市に
なったのはいつ頃のことでしょうか。

1850年代から60年代にかけて、ナポレオン3世の命によって、当時のセーヌ県知事オスマンは、
パリの大改造に乗り出します。これによって中世の要塞都市パリは、広々とした街路、公園や噴水、
新官庁や劇場、駅舎、
セーヌに架かる新しい橋、上下水道の通る地下道などを備えた近代都市へと変貌していきます。
さらに度重なる万国博覧会に合わせてエッフェル塔、オルセー駅、グランパレ、プティパレなど、
今日、パリのランドマークともなっている魅力的な建造物が建築されました。

近代都市パリの発展を担うブルジョアたちのエネルギーを背景に新たな芸術が勢いよく芽吹きます。
美術史を例にあげれば、ロマン主義写実主義印象主義、ポスト印象主義象徴主義などの動きが、
1830年代から、オスマンの大改造をはさんで、19世紀末までのパリを舞台に巻き起こってきたのです。
そして迎えた20世紀、パリは世界の芸術を志す人びとの巡礼の地・修行の地であり、モンマルトルや
モンパルナスには、世界中から多くの芸術家が集まるようになりました。彼らが作り出す自由な空気は、
パリを一層輝かしいものにし、彼ら自身の創作活動を鼓舞するものでした。

「芸術都市パリの100年展」は、日仏交流150周年を記念し、1830年から1930年まで、パリが芸術の都
として最も輝いた100年を、「パリ、古きものと新しきもの-理想の都市づくり」「パリの市民生活の
哀歓」「パリジャンとパリジェンヌ-男と女のドラマ」「パリから見た田園へのあこがれ」という
視点から、絵画・彫刻・写真などおよそ140点で紹介するものです。

数々の世界的な美術館の存在も、パリ名物のひとつでしょう。今回の展覧会では、オルセー美術館
ポンピドゥーセンターなど、パリ市およびフランス国内の16の美術館から、作品が出品されます。
広島に居ながらにして、パリの美術館を巡る旅をお楽しみいただければ幸いです。

http://www.hiroshima-museum.jp/
ひろしま美術館