ぎんざ米

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もしも銀座の一等地を買って、そこを田んぼして、そしてお米を作って、それを売ったとしたら、そのお米はいくらになるのだろうか?

木箱に入った銀座米。飽食の時代、美味しいブランドという言葉に弱い人たちを虜にするのか?それとも食べるのではなく、純金や不動産のように投機として売買されるのだろうか?

美術家・山口功君の作品ファイルで見た作品(画像)。とても平凡に描かれている。しかし、どこか違和感を覚えてしまう。お米をどこまでいっても食べるもの。そんな常識がハザードしている今の社会を象徴しているようだ。

そんな感想が湧きました。言葉だけでなく、絵にすることで、どこかリアルさを感じる。どこか寓話のようなに馴染み深く感じてしまう。次に本人に会ったら、こんな思いを伝えてみよう。