新聞と自画像

イメージ 1
 
画像は吉村芳生さん作品「新聞と自画像」。その日、気になる話題が掲載された新聞を選び、その上に自画像を描いて作られたもの。ちなみに、この2008年10月4日の中国新聞には、ひろしま美術館所蔵のゴッホ作品「ドービニーの庭」に猫がいなくて、構図や大きさともほぼ同じバーゼル美術館所蔵(スイス)の「ドービニーの庭」には黒猫が絵にある謎を科学調査した結果が掲載されて、ひろしまの絵には、後日、別の画家がその絵に加筆して猫を塗りつぶしたことがわかった。いろんな諸説が飛び交い、ミステリアスなま...までも良かったように思うのだが、やはり科学の力を使って白黒付けたいのが人情なのかもしれない。吉村さんはそんな記事の載った一面を選んで作品にしたのだ。これはもしかしたらゴッホとの夢の競演?いやいや、新聞に掲載された「ドービニーの庭」に吉村ワールドを加筆したのかもしれない。その真実は本日から始まったアスピラートでの作品展を鑑賞されて、想像して楽しんでください。

■色鉛筆の画家 吉村芳生 最期の個展
会期 2014年10月15日(水)~11月3日(月・祝)
時間 10:00~17:00(入場は16:30まで) 火曜日休館
会場 アスピラート 
http://www.c-able.ne.jp/~aspi-111/
入場料 高校生以上500円(団体20名以上の料金 450円)
※中学生以下無料 ※障害者手帳等をお持ちの方ならびに特別支援学校に在学中の方と、その付き添いの方は1名まで無料。(要証明)※財団会員ご招待。(会員割引は1個人会員につき1名・法人会員は2名まで、各1回のみ有効)