無知の知

イメージ 1

ソクラテスさんが唱えた「無知の知」。自分には知らないことがあると自覚することで成長できるという意味だ。例えば美術なら世界各地に様々な表現があるため、すべてに通じることは不可能と言っていい。広く見聞を求めれば求めるほど、よく知らない美術にたびたび出会うもの。その時に恥ずかしいと思わず、知った喜びを第一にするのなら美術は俄然面白くなってくる。新しい感覚が芽生えることで楽しい世界が増えていくはずだ。近年、その場でスマホなどで簡単に調べられるようなったためなのか、「無知の知」の面白さをどこか忘れているように思う。外から得た情報を自分の知識だと勘違いしているのかもしれない。誰でも生きている限り、心が躍る発見と出会えるのは、初めて知った衝撃が胸に発生するからだ。だから「無知の知」を意識して、世の中を謙虚な目で触れて楽しんでいこう!知らないことを知ることは素晴らしいに決まっているものだ。※画像は川上弥香さんの作品です