うどん


仏教法話に「地獄と極楽は、実は同じ世界」というお話がある。これは地獄と極楽のどちらにも同じ様に大きな釜があって、ぐつぐつと煮えている美味しそうなうどんを、釜から引き上げるために1メートルほどの長い箸を使って食べるというもの。ただし地獄にいる人は地獄に住んでいる人は、我先にうどんを食べようと争い、また、あまりに長い箸のため、うまく口まで運べない。終いには他人が掴んだうどんを無理矢理奪おうとする。これに対して極楽では自分の長い箸で掴んだうどんを他の人に食べさせて、みんなが食べていけるようにお互いさまの和が自然にできている。同じ条件であるにも関わらず、まったく違った光景が繰り広げられているのだ。世の中はそこにいる人たちの心の持ち様で、地獄にでも極楽にでもなるという教訓のお話だ。私は若い美術家の人たちに、「美術家は働いている人たちに支えられている職業。だからそのお返しに夢や希望、元気になれる刺激を伝えていこう」と語ってます。また、サッカーも同じようなものですね。明日、決勝戦を戦うなでしこジャパンは熱い声援で勇気を与えて、活躍する姿に勇気もらう象徴的な存在。だからみんなの1つになっていける和が生れます。レノファ山口も多くの人に支えられて、逆に支えてあげて、プロサッカー文化の和を山口県に広げているチームだと思います。今日のゲームも勝ちますことを期待しています。頑張れレノファ山口