審美眼

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先日、「テレビのなんでも鑑定団に出ている鑑定士は凄いね。よくわかるなあといつも感心するよ」と、嫁の親父さんに言われた。たしかに海千山千のプロたち。長い年月かけて相当量の作品を観続けている。そうやって多くの経験を積んでくると、ある程度の量を越えると腕がめきめき上がってくる。リミッター(能力制限)を越えて鋭い眼力になっていく。ただそれはすべての社会でも同じこと。どんな分野であっても審美眼を持ったプロがいるから成り立っている。見る目がある人がいなくては事業は実らない。そこで親父さんに「会社の取引でも人事でも見る目が大事。判断できる豊かな感性が求められます。だからお仕事をされてきた方は同じようなものですよ。鑑定団の面白さはそんな社会がうまく反映されていることと、また、視聴者も考えられる時間があって、どこかゲームっぽいとこでしょう」と語って、それから夕食が盛り上がりました。※画像は木村真由美さんのシルクスクリーン版画です。

■20年くらい前にムサビを卒業した人たちの展覧会 岡本よしろう(絵画・イラスト)、木村真由美(版画・シルクスクリーン)、種田和宏(イラスト・CGデザイン)、広沢仁(版画・シルクスクリーン)、前田和也グラフィックデザイン) コーディネーター 岡本温子 日時 2016年3月11日(金)~21日(月・祝)