道程

詩人として、また彫刻家として活躍した高村光太郎の詩『道程』の序文に「どこかに通じている大道を僕は歩いているのじゃない 僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る 道は僕のふみしだいて来た足あとだ」という言葉がある。

いわゆるこの世の中はどの世界でも先人先輩たちが敷いていったレールがある。その敷かれたレールの上に乗っかれば、そのおかげでいい感じで物事を進められるけど、いくら頑張ったとしても他人のふんどしに変わりはない。それ故に、敷かれたレールの上を走っているかぎり、そこで得たものはレールを作った人の成果になってしまうだけ。

だからこそ、いつも歩く道からはみ出し、未踏の地に入っていって、新しい可能性を探りだそう。人と違ったことをやっていくうちに独自性が磨かれる。つまり、どんなことでも成功への近道などなし。とことん情熱を持ち続け、地道に努力するのみ。道なき道を切り拓く先駆者を目指す。何もない所にレールを敷いていく人生ってカッコいい!