2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

最善の策

私は「やまぐち生まれの4人展」へできる限り通って、いろんな方々と積極的にお会いして、常日頃ギャラリーでは味わえないコミュニケーションを図った。要するに、いつもと違い作品販売することに重きを置かず、少しでも展示作品を楽しんでいただくために、そ…

縁起

「縁起」とは他の多くのものの力、恵み、おかげを受けて、私たちは生かされているという仏教の基本的な教え。すべての存在は無数無量といって良いほどの因縁によって在り得ている。ありとあらゆるものとの繋がりの中で生きるため、無駄なものや関係ないもの…

ありがとう

このたび「やまぐち生まれの4人展」を行ったアスピラートは、約26年前に防府駅そばに誕生した文化施設。これまで美術展覧会や音楽コンサートなど、多種多彩な文化の発信地として大いに華やいでいる。また、開館当時から県内若手美術家を意欲的に取り上げ、個…

直観力

先日まで開催した「やまぐち生まれの4人展」で、佐々木範子さんが講師を務めたワークショップに、同展出品者の吉田朱里さんは自ら率先して参加する。初心に戻って作品づくりに一から取り組む。わざわざ不慣れなことをして苦しみと向かい合う。ただただ上手く…

しあわせ

「しあわせ」という言葉の語源は、「し合わす」だと言われている。いわゆる「し」は動詞「する」の連用形で、何か2つの動作などが上手く「合う」こと。自分が今置かれている状況に、たまたま別の状況が重なり合うことで、めぐりあわせがいい状態のことを「…

切磋琢磨

トライアンドエラーとは、目的を達成するために様々なことを試し、失敗を繰り返す中で成功に近付いていくこと。要するに何ごとも一足飛びにいくことはない。誰でも初めての挑戦があって、その時に失敗するのは当たり前。だから、失敗をどう次に活かして成長…

切磋琢磨

16年前、噂に聞いていた美術家 末永史尚君とようやく出会う。パッと見ただけで絵描き小僧と呼びたくなるほどオーラが眩しい。この包み込むような柔らかい雰囲気は感性の豊かさから醸し出されたもの。まだこの時点では何者でもなかったけど、おそらく将来有望…

ターニングポイント

私はこれまでたくさんの美術大学を卒業して間もない人と出会ってきた。しかし、せっかく美大を出たのにそのまま続ける人は少なく、何らかの理由でやめてしまう。それはすぐに作品が売れて生活できないため、まったく違う仕事に就くしかないことと、美大入学…

試行錯誤

美術の能力は自分で試行錯誤しないと磨かれない。いわゆる学校などで誰かに教わるのは一見効率的に思えるが、実際のところは大きな副作用がある。なぜなら、教わったことをそのまま真似すれば、それなりに見映えのいい作品が出来上がりやすい。そうすると反…

ひらめき

岡本太郎の著書に「手なれたものには飛躍がない。常に猛烈なシロウトとして、危険をおかし、直感に賭けてこそ、ひらめきが生まれるのだ」という名言がある。 いわゆる玄人が素人から学ぶことだってある。それは失敗すると終わりじゃなくて、そのまま愚直に続…

徳を積む

「殻を破る」という言葉は、これまでの考えや習慣、築き上げてきた方法や世界などを壊して、新しい可能性や視点を切り拓いて変えていくこと。それ故、自分の殻を破るとは、何かにチャレンジをしたり、それに向かっての第一歩を踏み出し、一心不乱に打ち込ん…

ガッツだぜ!

15年前、臼杵万理実さんと知り合って間もない頃に「これまでの作品を見せてください」とリクエストした。すると彼女は風呂敷包みを3つほど抱えてやってきたので、私は目をぱちくりさせながら、「いったいいくつからのか?」と尋ねてみたところ、なんと幼児の…

感謝

思い立ったが吉日!これはやってみたいとひらめきがあったなら、すぐにそのことに取り組んでいくだけ。ハートが燃えるくらい熱くなっているのだから、思い切りよくチャレンジしていけばいい。そこには成功不成功なんて相対的な評価はない。新しい自分を知る…

自立心

現在開催中の「やまぐち生まれの4人展」で、コサカダイキ君が絵を描くきっかけになったことを説明文に「小さい頃から賞をもらう事が多かった」「漫画の模写を小学校の同級生に教えてもらった」「小学生の時、転校生のライバルが現れ、毎日のように絵を描いて…

新境地

「山は西からも東からでも登れる。自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも開ける」という名言がある。 人は脱皮しながら成長する生きもの。皮を一枚一枚むいていくように、少しずつ取り組む姿勢を変化させる。すくすくと元気よく伸びるために、節目ごと…

恩送り

人の心はどこにあるのか?人の心のある位置なんて、その人でしかわからない。だけど、心が柔らかくて温かくてしなやかだったら、その人の周りには自ずとたくさんの人が集まってくる。要するに人の心はどの位置にあったとしても、自分の心に描くものが豊かで…

芽生え

現在開催中の「やまぐち生まれの4人展」は、出展作家4人の幼少から現在に至るまでを『芽生え』『成長』『作家として』『そして、これから』の4つコーナーで展示する。それぞれの創作人生の歩みに触れながら、作品鑑賞していくような構成で、この機会に作家情…

自ら立ち上がれ

司馬遼太郎の著書に「人生は一場の芝居だと言うが、芝居と大きく違う点がある。芝居の役者の場合は、舞台は他人が作ってくれる。生の人生は、自分で、自分の柄にかなう舞台をこつこつ作って、その上で芝居をするのだ。他人は舞台を作ってくれぬ」という名言…

努力の天才

昨日の午後、コサカダイキ君のトークショーへ参加。何を語ってくれるのか耳をすました。そうするといくつか記憶が曖昧になっていることに気付く。かれこれ知り合ってから7年経ち、いつの間にか記憶違いを起こしている。だから、この機会に学び直しをしよう。…

ハプニング

「一寸先はハプニング!」とは、アントニオ猪木氏がことわざの「一寸先は闇」をポジティブなフレーズへ変化させた造語。人生には数限りない出会いが待っている。その出会いをいい加減にとらえてはいけない。今日そして未来に目を向けて積極的に生きれば、日…

ぼちぼち

ことわざの「急いては事を仕損じる」とは、ものごとは慌てて行うと、大事なことに配慮が行き届かず、かえって失敗しやすくなるため、急ぐ時ほど冷静沈着に行動せよという意味である。 近年、最短距離で美術の腕前を上げようとしている人とお会いすることがあ…

ピカピカ

孔子が残した「切磋琢磨とは、ダイヤの原石同士がぶつかって、ダイヤになるまで削り合うことである」という名言がある。 この世の中、熱心な人のまわりには、自然と熱心な人が集まってくる。その真面目に取り組む姿勢に刺激されて、自分も負けずにやっていく…

マイペース

エジソンが残した『成功できる人というのは「思い通りに行かないことが起きるのは当たり前だ」という前提を持って挑戦している』という名言がある。 いわゆる創作物はそうそう簡単には通じないということを前提に始めればいい。誰が観てもすぐに理解できるよ…

集合知

集合知とは様々な背景や専門知識を持つ人たちが集まり、情報やアイデアを共有することで、問題を解決するためのプロセスを指す。いわゆる個人の知識や経験を超えて、コラボレーションによって知識を結集する手法で、単なる情報の集まりではない。要するに、…

情報と知識

アインシュタインが残した「情報は知識にあらず。知識とは唯一経験から得られるものだ」という名言がある。いわゆる情報とは、ただ収集し蓄積しただけでは、知識に結び付くことはない。いろんな経験を積み重ねるうちに、初めて知識を得ることができる。言い…

ご縁

昨日の午後、猛暑にも関わらず高齢のご婦人が来店されて、1つ1つの作品をじっくりと観て回られた。ありがたや、ありがたや。おそらくここまで楽しまれる以上、作者の知り合い関係だろう。そこで、ひと通り観終われたところでお声を掛けると、なんとアスピラ…

作品集

12年前、秋吉台国際芸術村ホールで県内出身の若手美術家を支援する事業の一環として、末永史尚君の個展「かげり」が行われた。国際的に著名な建築家 磯崎新氏が設計し、独特の形状を成すホールを初めて利用した。当時、彼のブログには以下のような言葉が書き…

楽しむこと

近年、イラストをパソコンやタブレットを使用して、デジタルで描けるようになったため、老若男女を問わずイラストレーターを目指す人が増えている。ただし、この世の中は自分の思う通りに成り立っているわけではない。もうそこには既存のイラスト社会があっ…

無言の対話

2013年7月、臼杵万理実さんは田川市美術館で、九州山口地区の旬の作家を一堂に紹介する「第22回英展」に、前年県美展入選作を観た運営委員に推薦されて『無言の対話』を出品する。なんて運がいい人。さらにこの半年後にやまぐち新進アーティスト大賞を受賞し…

継続は力なり

他の人から見れば、ささやかでほんの小さな展覧会に見えても、それは私たちが今できる最大のパフォーマンスで、そして、未来へ向かって創作していく強い意思表示である。まだまだ発展途上のメンバーで、未知の可能性を秘めている。現時点ではビックネームも…