食いものの恨み

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ある日、先生をされている常連のAさんが血相を変えてやって来まして、

○○市に文化セミナーで行った時に会場の近くにあった老舗のそば屋でお昼を食べたのですが、
代が変わったせいか茹で方もダシ汁の味も悪くなっていました。
それでも連れて行っていただいたので我慢して醤油が辛い生ゆでの堅いそばを食べていましたら
隣の席に座った食通を気取る若僧たちが
「やっぱりここのそばは美味いねえ~」
と、間抜けなことを言うのでイライラしていたらさらに
「いやあ~、ダシはコクがあるし、そばには腰があっていいねえ~」
と、無神経にいうのでとうとう頭に来て、お代を払って店を出ました。

と、一気に語っていかれました。
それにしても自分と違って温厚なAさんが切れるくらい
やはり食いものの恨みというものは恐いものですね


画像の作品は難波瑞穂さんの銅版画作品です。