Fridrike

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イラストレターとして活躍されています尾崎眞吾さんは
阿佐ヶ谷美術学校に通っていた時に東京芸大を目指していた
ある浪人生の鉛筆デッサンを見て感動して、
「いつかは彼よりもうまい鉛筆デッサンを描くぞ」
と、心に秘めて勉強に励み、
その後、1971年には全国コマーシャル協議会・フィルムフェスティバルグランプリ賞、
イラストレーション賞の2部門受賞し、翌年にはカンヌ・フェスティバル広告部門銀賞、
と、その力量が大きく評価されてイラストレーターとしてだ活躍をして、
当時のテレビや雑誌の広告やキャラクターを多数生み出しました。

そして、長年の夢だった鉛筆デッサンを学ぶために米国大学へ入学する準備をして渡米しましたが、
事前に学んだ語学力では入学はやや厳しく、
留学が暗礁に乗り上げそうになった時に大学から急な呼び出しがあり、
画像のフレデリッケさんをモデルにした鉛筆デッサンを
尾崎さんが額装を依頼した画材店で偶然に見て、
その才能を高く評価できますから飛び級で大学院へ入学しませんか、
というなんとも好運が舞い込み、
カンザス・フォートヘイズ州立大学大学院美術学部へ入学することになりました。

やはり人事を尽くすと天命があるものですね。