大地へ感謝〈私の〉菜果展

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10月6日から山口県長門市香月泰男美術館で始まりました
「大地へ感謝〈私の〉菜果展」では画伯がシベリアに抑留された体験から生まれた
「食」を感謝する想いで描かれた野菜や果物たちがご覧になれます。

地へ感謝〈私の〉菜果展

日時 2007年10月6日(土)~2008年1月27日(日) 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日・ただし祝日は開館、展示替え期間12月29日~1月3日
入館料 一般500円(400円)、大学生300円(240円)、高校生以下無料 ※()内は20名様以上の団体

ところで、

極限の生活の中で味わった自然と
今暖かく美味なるものを腹一杯食って
自由な身で味わう眺望と
どちらが本質が見えるか。  ―香月泰男

というパンフレットに書かれているこの言葉を読みますと、
ご馳走と思われるものでもなぜか満足感が得られなかったらり、
質素でつたなくと思われるものでも涙が出るほど美味いと感じる時があったりと、
食べ物への味覚とはその時の環境や精神状態で大きく左右されますから
心の在り方を大切にしなくてはならないことを教えられて戒められます。
また、食糧自給率が低いのに飽食が進んでいる今の日本では、
本当の豊さを考えさせられるお言葉だと思いました。