永遠のベルサイユのばら展

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昨年12月の名古屋市に続いて、神戸市・大丸神戸店で
池田理代子さんの不朽の名作「ベルサイユのばら」の300点を越える原画や
当時を再現した衣装などの展覧会が1月10日から開催されます。

池田理代子 永遠のベルサイユのばら展■

日時 2008年1月10日(木)~1月15日(火) 10:00~20:00(最終日17:00、入場はいずれも30分前まで)
会場 大丸神戸店9階特設会場 神戸市中央区明石町40番地
入場料 一般600円(400円)、大高生400円(200円)、中学生以下無料。
障害者手帳(身体障害者手帳精神障害者保険福祉手帳、療育手帳、小児慢性疾患手帳、被爆者健康手帳)を
ご提示の方およびその介添えのための同伴者1名様まで無料。
※( )内は前売および団体(10名様以上)。およびDAIMARU CARD、大丸ポイント・エクセルカード、
大丸友の会カード、ブライダル会員証をお持ちの方。

主催 神戸新聞社
協力 池田理代子プロダクション、集英社JTBパブリッシング、神戸ファション美術館
衣装協力 文化服飾学院
企画制作 メイプル

劇画家 池田理代子さんの『ベルサイユのばら』は、
1972年から73年にかけて『週刊マーガレット』に連載されました。
フランス革命を背景にした壮大な歴史大河漫画は連載開始直後から人気が沸騰。
さらに'74年に宝塚で舞台化され、その人気は社会現象として騒がれるまでになりました。
単行本は当時1300万部を越えるベストセラーになり、
『ベルばら』は広く国民的に知れ渡る事となりました。
その人気はいまなお衰えることなく、単行本の累計部数は2000万部を超えています。

池田理代子さんがこの本を描いたのは20代半ばでした。
高校生の時に読んだシュテファン・ツヴァイク
マリー・アントワネット』に感銘を受け、いつかこれをもとに作品を書くと心に決めていました。
ベルサイユのばら』では実在の人物であるマリー・アントワネットなどのほかに、
池田さんが生み出したオスカルという主人公が登場します。オスカルは女性でありながら、
父親から軍人として育てられ、貴族として軍隊を統率する立場にありましたが、
いつしか民衆の悲惨な生活状況を知り、革命時には民衆側に立ちバスティーユに進撃、命を落とします。
当時、このような歴史ものは絶対にヒットしないといわれていましたが、
『ベルばら』は少女漫画の域を遙かに超えた作品となりました。

『ベルばら』がこの世に登場して35年が経過しましたが、原画が300点以上もまとまって展示されるのは、
本展が初めてのこと。20代半ばに渾身の力で描いた原画は、生き生きとしたペン跡が見られます。
本展ではそうした原画の展示とともに、オスカルが生涯で一度だけ装ったドレスを
原画のデザインそのまま再現展示するほか、劇画ムービーの上映、
池田理代子プロダクションが所蔵する特別に製作された人形(オスカル、フェルゼン、アンドレ)等の
展示、さらにフランスの宮廷文化を知る上で貴重な18世紀ロココスタイル衣裳の展示などもまじえて、
不朽の名作『ベルサイユばら』の世界をご紹介します。

http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/kobe/index.html
(大丸神戸店)