監督

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2002年12月22日に中山競馬場で行われた競馬のG1・有馬記念には14頭中にG1馬7頭が出走。

レースはスタート直後から掛かり気味だった1番人気のファインモーションが先行し、

馬群が縦長になった1周目の向こう正面で一気に追い抜いた13番人気のタップダンスシチー

そのまま残り400メートルの標識の時点で2着以下に8馬身の大差をつけてトップに立ち、

このままゴールへ突き進むかと思われましたが、あの短い中山の最終直線で

後方から2番人気のシンボリクリスエスが猛烈に追い上げてゴール前で交わして勝ちました。

このレースは結果論で考えれば展開条件があったシンボリクリスエスが勝って然るべきでしたが、

それよりも一か八かのロングスパートでレースの主導権を握ったタップダンスシチー

騎乗した佐藤哲三騎手の練りに練った作戦に感心させられました。

ところで、この有馬記念を思い出したのは今年のペナントレースの流れと似ていて、

タイガースも兎軍の猛烈な追い込みに交わされましたが、

元々実力では上の兎軍とここまで優勝争いができたのも

若手選手を育成する時期を捨てて(嫌味ではなく)、ひたすら既存の戦力で勝てる展開を狙った

オカボンの練りに練った作戦があったのかもしれませんね…

え~~、これって考え過ぎだって?

まあ、実際はそうかもしれませんが、少し頭が冷めてきましたら

それなりに結果を残したオカボンの苦労がわかってきたので書いてみました。

やっぱり監督って、勝たないとならないつらい仕事ですね。